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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
硫黄島に死す
ニューヨークの娘から昼ごろ電話があり、配偶者がとった。
向こうは夜の10時ごろ、丁度子供たちを寝かしつけた頃である。
こっちからかけると忙しそうにすぐぷつんと切ることが多いのに、向こうからかかる時は延々一時間二時間と話し続ける。

硫黄島を見てきたんですって、旦那と二人で。”旦那はアメリカ人の弁護士である。
“とてもよかったけど、あれ本当にあった話し?ですって。”
とさすがの配偶者も呆れている。

今の日本では、自国の侵略戦争とその残虐行為、そしてその敗北を糊塗するのに汲々とし、7割がたの子供はアメリカと戦争をしたことすら知らないといわれまさかと思っていたが、まさに事態は深刻である。
いくら嘘で塗りつぶしても、日本は美しくはならない。

b0084241_22392650.jpg早速本屋に飛んでいき、今評判の硫黄島総指揮官栗林中将の秘話“散るぞ悲しき”、その他太平洋戦争、日本の戦争責任などの本を買いこんで早速ニューヨークに航空便で送った。
勿論城山三郎の「硫黄島に死す」もその中に入っている。
この作品は昭和38年、月間文芸春秋に発表されて以来の愛読書で、文庫本になってからも何度読み返したか知れない。“男の美学”これに勝る者はない。
城山氏の一番の傑作といってよいのではないだろうか。

娘の配偶者は日本語は読めぬが、歴史には非常に関心が深い。
明日でも早速丸善に行って、彼のためにバランスの取れた日本の近代史を探してこよう。
歴史はやはり英国人の特技である。作者は思い出せないが、かってペリカン文庫で短いがよくまとまった日本史が出たが、まだあるといいが。
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by n_shioya | 2007-03-17 22:12 | コーヒーブレーク | Comments(3)
Commented by valkyries at 2007-03-23 11:17 x
先生、城山三郎が昨日(22日)亡くなりましたね。私のブログにも記しましたが、先生のこのブログに触発されて彼の作品を読み返していたところの訃報なので驚きました。
Commented by n_shioya at 2007-03-24 09:59
僕もショックでした。
こうして租にして卑にあらざる方が消えていくのは悲しいことですね。
Commented by ゴルフダイジェスト 宮野 at 2007-03-26 21:46 x
城山三郎さんにはゴルフの取材で何度かお会いしました。「ゴルフがなければとっくの昔にくたばっていた」とおっしゃていました。青蕃会(OB・アウトオブバウンズ)という、作家の集まりがあって、塩谷先生がメンバーの相模がメインコースでした。


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