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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
ライシャワー大使
相互理解”というと冷や汗と共に思い出すのはライシャワー大使である。

40年以上も前のことだが、米国留学からかえってまもなくのこと、高島屋で今は亡き岡田謙三氏の個展が開かれた。
ニューヨークで親しくお付き合いしていた関係で、そのオープニングにまねかれ、のこのこ顔を出したところ、突然岡田夫人にマイクの前に引きずり出された。
これからライシャワー大使の祝辞があるので、通訳をせよという。
冗談じゃない、大使のほうが日本語はずっとお上手でしょう、と抵抗すると大使は言われた
“アメリカ大使として公式に話すときは、英語で話します。これは大使の務めですから。”
さらに小声で付け加えて“不適切な表現があっても、それは通訳の不手際ですと逃げることも出来ますからね”、とにやりとされた。

通訳とは特殊技術であり、ただ日本語と多少の英語がしゃべれるだけでは勤まらない。
適当にはしょって通訳していたら、そばで“チョッとずるしてますね”とライシャワーに言われてしまった。
それはいいが、突然“ソーゴリカイ”なる意味不明の言葉を彼が口にした。
ソーゴリカイ、耳にした事のない英語なので、立ち往生してると彼が助け舟を出してくれた,“ミューチャルアンダースタンディングですよ、英語なら。”
参加者は大笑いで、ライシャワーはしてやったりと満足げである。
そのライシャワーも、岡田謙三氏も今は亡き人である。
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by n_shioya | 2007-06-28 23:59 | コーヒーブレーク | Comments(0)


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