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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
車と化粧品
車の愛好家の友人からコメントを頂きご返事を書いている内に、これまでの車とのかかわりが思い出され、実際に生活を共にした愛車の数々、憧れの名車、レンタカーでの欧米の旅などが、陳腐な言い方だが、走馬灯のように脳裏を去来した。

免許証を手にしたのが18歳だからもう60年運転を続けたことになる。
以来、最近まで無事故無違反を誇ってきた、勿論白バイのメーターが間違って?いたり、パトカーに緊急往診?の邪魔をされたことは幾度かあったが。

最初の出会いはルノーである。日野自動車がいわゆるノックダウン方式で組み立てたルノーの誇る4CVである。
敗北したドイツのポルシェが、戦勝国のフランスの命で設計させられたため、意図的にその後ドイツで作り始めたポルシェの手抜き版だといわれただけあって、故障続きだった。
だが、戦後初めて日本人が手に出来た半国産車なので、人気は上々だった。

親父が運転手月で往診に使っていたが、夜間と週末の往診は僕が受け持つという条件で、あいている時は使わせてもらった。

その後、これもノックダウンのイスズのヒルマンに変わったが、やがて僕はアメリカに留学して、かの地で自分の車を持つことになる。

100ドルで買ったプリムスのクーペだった。
その後、少しましなプリムス、そして当時アメリカで人気の出始めたフォルクスワーゲンに乗り換える。
このワーゲンで配偶者と男の子二人の4人家族が、2ヶ月かけてアメリカ大陸を横断することになる。勿論毎晩テントを張ってのキャンプ生活で、1日たりともモテルには泊まらなかった、というより全財産が200ドルで、モテルに泊まる金がなかったのが実情である。

帰国してからは、ワーゲンそれも亀の子からステーションワゴン、8人乗りのバスを含め、ついてボルボに変えて故障続きで大失敗し、しばらくトヨタのステーションワゴン、ランクル、ソアラーと乗り換えて、ようやくベンツにたどり着いた。
その間、年間走行距離は約3,4万キロ
ベンツになってからは6,7年毎、約20万キロで乗り換えてきた。

一番気に入った車は?
ベンツのカブリオレ。これは30万キロのって息子に譲った。
車と化粧品_b0084241_11141775.jpg

一番欲しかった車は?
MG。それもTFといって流線型になる最後のモデルで、それまでのTDでは垂直だったラディエーターグリルが一寸斜めに傾いたのがなんともいえずセクシーだった。
最もイギリスらしいスポーツカーだった。ということは乗り心地はすこぶるラフで10分も乗ればケツが痛くなる。これをスパルタンと称してやせ我慢して乗るのがイギリス人だった。

最近読んだ化粧品開発の裏話の新書にこう書いてあったのを思い出す。
“女性が化粧品を手にした時の高揚感ともいえる心のときめき。これの分からない“男性”には化粧品を語る資格はない。”と。
でも、我々も同じような心のときめきを車に対しては感じますので、あなた方の言われる高揚感という奴も充分類推は出来ますよ。
by n_shioya | 2007-08-15 23:06 | コーヒーブレーク | Comments(0)


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