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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
ハムレットの机
やっと我が家にシェークスピアの居場所が出来たぞ。
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岩手の山奥で、2,30年も寝かした栗の巨木のから、木工の匠、土屋さんが救い出した巨大なデスクが、昨日岩手の工房から我が家のリビングルームに運び込まれたのだ。
しかもそろいの長椅子と肘掛け椅子まで対で在る。

数ヶ月前盛岡の展示会でこのデスクとであったとき、あ、これは我が家に来たがっていると直感した。
以来、このデスクの上に、シェークスピアの著作や、いくつかのオックスフォード辞典や、関連文献を広げっぱなしにして、気の向くままに沙翁の悲喜劇の世界に浸る自分を描き続けてきた。

いやもうピッタシだ。
もったいなくて机を離れられない。

そもそもシェークスピアを、英文学は素人で、自国語の源氏物語すらよう読めん日本の高齢者が、原書で読もうというのは無謀な試みである。
もちろん解説書はいくらもある。
古くはドーバー・ウィルソン、アーデンシェークスピア最近ではニューケンブリッジ、また学生用ケンブリッジと目白押しで、アーデンなど本文よりも注釈のほうが倍も長いくらいである。
そして今、それら全部を広げっぱなしにして、至福のときを味わっている。

内容は四苦八苦しても、わからぬままにリズム感がぐいぐいと伝わってくるのが楽しい。
ちょうど歌舞伎の名せりふを聞いているような錯覚さえ起こる。
寸鉄人を刺す“というが、やはり沙翁は"偉大な言葉の魔術師”である。

ところで買う前に心配だったのは、この巨大な机が入る部屋があるかということだった。
搬入すると、家で一番広いリビングの半分を占めてしまった。もうここに置くしかない。
だが、面白いことに狭くなったはずのリビングに落ち着きが出て、却って広く感じられるようになったことだ。
これはちょうど、家が壊されて更地になると意外に狭く感ずるのと逆の場合で、物がおかれた為却って広く感ずるという視覚のいたずらかもしれない。

ところで今やっとハムレットの第一幕第二場をさまよっている。
前途多難ですな。
いやそれだけ楽しみが尽きないと思ってください。
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by n_shioya | 2007-09-25 23:29 | コーヒーブレーク | Comments(0)


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