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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
母親は削り節?
今の若い人は鰹節など削ったことはないでしょう。

鰹節削りなどもはや見かけもしない。
安っぽいビニール袋に入った削り節を、さっと茹でたほうれん草にかければ事足りる。
だが、あの硬い焦げ茶色の塊を、カンナをひっくり返したような削り器に押し付けながらさ、さっと削っていくのは子供の頃は遊びみたいに楽しいものだった、時には自分の指までちょっぴりそいだりして。

配偶者がニューヨークの孫に送る七五三のお祝いを包んでいるのを見て、ふと誰だったか女流作家の言葉を思い出して、配偶者に伝えた。
“親はね、何時までたっても子供のために身を削ってしまうんですよ、ちょうど削り節みたいに”と、いくつになっても子供が気がかりで、つい手をかけてしまう自分を自嘲気味に書いていたと。

我が家でも、せっかく自分の着るものでも買うようにと配偶者にいくばくか渡しても、ついつい子供の軍資金か、孫へのプレゼントに化けてしまう。

“でもね、”と配偶者は答えた。
“鰹節をまわりから削って、削って小さくなると最後に何が残ると思う?
それは、それは綺麗な透き通った芯なのよ。”と。
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by n_shioya | 2007-11-09 21:58 | コーヒーブレーク | Comments(0)


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