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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
自分をグーグル化する方法
今日は三井記念病院に親父を見舞ってきた。
まだ酸素吸入を続けてはいるが、飽和度は100%に戻り、目もパッチリ開いている。
だが、僕の顔を不思議そうに見つめていて、僕が誰かは分からぬようだ。
明日から経口摂取を少しずつ試みるという。
いったん食べ始めたら親父のことだ、その106歳の強靭な胃袋に医療チームはたまげるだろう。

最近話題になっているが、勝間和代という魔性の女が全人類をグーグル化しようとしているのに対し、今僕は徒手空拳で立ち向かっている。
昨年、彼女の「お金は銀行に預けるな」を読んだのが運のつきだった。
大体僕は銀行には借金はあっても、金を預けたことはない。そこまではいいのだが、ファンドも一切無縁であった。つまり自慢ではないが蓄えがないのである。
彼女の言うことが正しければ、これまでに株やファンドを上手に管理してくれば、いまごろは大金持ちのはずなのにと臍をかんだ。

自分をグーグル化する方法_b0084241_10543914.gifその彼女がまた次なる“果たし状”を出版した。
「効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法―」
である。
冗談じゃない、グーテンベルグのおかげでやっと人類は知性を普遍的な財産にすることが出来た。
それがインターネットのおかげでITが氾濫し、静かに老後を楽しもうと思っていた男まで、バーチャルの世界にかき回されている。
勝間サンよ、われわれ哀れな年金生活者まで、パソコンの奴隷にしようとするつもりなのか。
など、じたばたもがいているが、彼女の本は実に面白い。
ともかく分かりやすいし、説得力がある。

幸い金融と違ってネットの世界は歴史が浅い。
今からでも遅くはない。”
ちなみにこれは僕の配偶者の父親が参謀将校として、2・26事件を終結させたときの有名な「兵に告ぐ」という勧告文の一節である。

癪なのは彼女の書く本、書く本、皆ベストセラーを続けており、それもグーグルをフルに活用してる賜物なのだそうだ。それに引き換え・・・、もう後は言うまい。
by n_shioya | 2008-02-11 18:22 | コーヒーブレーク | Comments(5)
Commented by icelandia at 2008-02-11 18:48
勝間さんのことも知らず、ベストセラーの本も読んでいませんが、そういった世間に流行る考え方に振り回されたくないと、常日頃思っています。パソコンやメールが一般化し、確かに能率はいいかもしれませんが、だからこそのストレスや弊害も感じています。お金は増えた方が有り難いことは確かですが、事足りるに充分あればそれでいい。確かに私も顔はお直ししたいけれど、でもこのままでも不自由はない。ーーもっとも、このような性格だから大きく伸びもしないのでしょうけれど。

自分はどうしたいのか、ということを軸に考えられるようにならないと、振り回され続けますね。本を読むのは美徳とされますが、(種類によっては)本を読まない、情報を遮断することも今の世の中は必用だし、現代社会では情報を遮断することが一番難しいようです。
勝間さんが書かれている内容を存じ上げず書くのはいささか横暴ですが、n_shioyaドクターは「果たし状」など受けず、無視してご自分が快適だと思われる道を行かれればいいだけのことではと、本日のブログを読み思った次第です。いえ、面白い本に出逢った、ということだけであれば、それはそれで大変に結構だと思います。
Commented by n_shioya at 2008-02-11 22:38
icelandiaさん:
さっそくの励ましのお言葉有難うございます。
こういうとき僕は、
“人は努力する限り迷うものだ”
というゲーテの言葉を都合よく解釈するようにしています。
Commented at 2008-02-12 03:11 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by KiWi at 2008-02-22 06:01 x
はじめまして。
最近になり、子供を早く寝かしつける事が出来るようになりブログを拝見させて頂いています。
先生の記事が面白く、読み始めるとどんどん読み進めてしまって読むのをやめるのに一苦労です。

上記の本について。
普段の私は難しい本や価値のある本よりも自分を幸せな気分にしてくれる本を選ぶ傾向があるのですが、勝間さんの本をアマゾンで検索してみたところ第六感が
「自分にもまだまだ可能性があると思わせてくれる」本だ、
と強く訴えたので奮発して購入することにしました。
イギリスに住んでいるため日本の本を手に入れるのは簡単ではないのですが、読書の時間は私が日本と触れ合える数少ない機会なので、本についてはなるべくお財布のひもを緩めることにしています。
もう今から届くのが楽しみです。

これからも、楽しく記事を読んでできればコメントもさせていただきたいと思います。

お仕事がんばってください
Commented by n_shioya at 2008-02-22 22:38
kiwiさん:
コメント有難うございます。
このところ、女性のほうが男性より遥かに生きが良く、歯切れも良いので、勝間さんの本も楽しめると思います。
イギリスの生活は如何ですか。うらやましいですね。
学会など仕事関係で5,6回言ってますが、僕はアングロファイルです。
だが、ロンドンはホテルが世界一高いので、なるべく郊外、コッツワルドとかテムズ上流に宿をとることにしています。
ヨークにも何度かいきました。ベティスのティーや夜のゴーストツアーッも楽しみました。
でも、やはり湖水地方が一番ですね。
時間が出来たらひと夏、ケジックに長期ステイして、ワーヅワースセミナーでも参加できたらと夢見てます。
イギリス在住の方に生意気を申して申し訳ありません。


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