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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
うなぎの原産地と絵画の真偽
b0084241_11293892.gif最近うなぎの原産地表示が話題を呼んでいるが、それほどの問題だろうか。
おそらく天然もの養殖との区別もつかない男にとって、有害物質さえ入っていなければ、原産地などどうでも、という気もしないではない。

勿論詐称や意図的な改ざんは犯罪行為には違いないが、これらは霞ヶ関の役人の常套手段であり、もっと国家レベルで実害を生んできた。
後期高齢者というくくりの姥捨て山政策は、全滅玉砕敗戦終戦と言い換えたことと同等の詐称であり、年金問題は国家規模の振り込め詐欺だからだ。しかもこの問題の責任を誰も取ってはいないではないか。
商人を糾弾する前に、官僚自から襟を正せと言いたい。

それよりうなぎの延長線上にあるのは、絵画の真贋の問題である。
贋作であっても、気づかずに楽しく鑑賞できればそれでイイジャンということになるが、そう簡単に割り切れないのが、この問題の難しさである。

昔、小林秀雄が愛用してた骨董品が偽ものと分かったとき、憤怒の形相ものすごく、其の茶碗だかなんだかを壁に投げつけてぶち壊したと聞いたことがある。
ご苦労様なこと、と僕は思った。
気に入ってりゃそれでいいじゃないの。何もそんなに腹を立てることもないのに。
勿論プライドが傷ついただろうことは十分想像できる。
だが、それはそれで不明を恥じればすむこと。
おそらく鑑識眼と審美眼を混同してたのじゃないだろうか。
鑑識眼は所詮鑑定眼。商品価値、いわばブランドの目利き。
素人は自分の審美眼を尊重すればいいじゃないか。

とはいうものの僕自身いつも画と称されるものを見ながら、実はブランドの安心感に支えられて、専門家の解釈をなぞることで鑑賞しているのではなかろうかと、自分の審美眼の不足を疚しく感じている日頃である。
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by n_shioya | 2008-07-20 21:59 | コーヒーブレーク | Comments(2)
Commented by valkyries at 2008-07-21 14:58 x
先生、全く同感です。
本物と偽者の違いとは、売却した時の値段だと私は割り切っています。つまり偽者を高額でつかまされたら、売却する時に益が出ないので持ち主は怒り狂う。
言い方を変えると、本物だろうと偽者だろうと持ち主は高く売れれば怒らないのです。ブランドの価値なんてそんなものじゃないでしょうか。
Commented by n_shioya at 2008-07-21 23:26
valkyriesさん:
お久しぶりです。
東京は猛暑ですが、京都は如何ですか。
川床料理の、うなぎならぬはもを懐かしく思い出しまています。


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