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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
「アラビアのローレンス」で鮮烈なデビューを果たしたピーター・オトゥールはその後、「将軍たちの夜」、「チップス先生さようなら」など、シアリアスなものからコメディータッチまで、あらゆるジャンルで我々を楽しませてくれてきたが、今度の「ヴィーナス」はまさにピーター・オトゥールそのものの傑作である。
“若いころもてはやされ、女性との様々な浮名を流した俳優のモーリスも、もやや70歳代。 最近まわってくるのは端役ばかりで俳優仲間のイアンと「お迎え」を待つ日々を送っている。 そんな彼がイアンの姪ジェッシーを見てときめいた。 彼女こそわがヴィーナス。 かくして、モーリスは邪険にされても相手にされなくてもなんのその。あらゆる手練手管を駆使してヴィーナスにアプローチ・・・“ あとは見てのお楽しみとしましょう。 ともかく演ずるのはあのオトゥールである。 充分に僕のマゾ嗜好を満足させてくれた。 また、親父のブログの上っ面だけを眺めて、このエロ爺がとぬかすわが子供たちも、じっくりこの映画を観賞して、ピーター・オトゥールの演ずる“老境の孤独と悲哀、人生の諦観と生(性)の執着”を味わってほしい。
by n_shioya
| 2008-11-04 21:05
| アンチエイジング
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Comments(9)
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ruhiginoue at 2008-11-04 22:33
それなら『カリギュラ』にも出てました。
性病病みの顔をメイクで凄い形相にしてました。 カリギュラ役のマルコム・マクドウエルも、今では白髪になってしまいましたが、演技はますます凄い迫力です。
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vicoprofen at 2008-11-05 01:32
アラビアのローレンスは大好きな映画の一つです。ヴィーナス是非観たいです!
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ゴルフダイジェスト宮野
at 2008-11-05 20:07
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本は不老不死をテーマにしたらよかったような気もしますが、やはり一般的には「美しく老いる」「なかなか老いない」「むしろ若返る」ほうが興味があるのでしょう。「世は定めなきこそいみじけれ」とは兼好の言葉。不老不死は徒然なる民族の琴線には響かないようです。小学生の頃、『アラビアのロレンス』を観、『智慧の七柱』を読んで、T・E・ロレンスにあこがれた時期がありました。ロレンスが砂漠で寝転がって本を読む姿などは哲学的風貌を帯びて、実にかっこよかった。ロレンスのマゾヒストで男色な部分は当時はピンときませんでしたが、いま思うとデビッド・リーン監督はオトゥールのあのブルーアイズや透きとおった肌、金髪といったちょっと病的な容姿で、ロレンスの異常な部分を表現したかったのでしょう。リーンは『ドクトルジバゴ』でもSMを扱っていますし、『インドへの道』のテーマはまさに「異文化の闘い」ならぬ「性の闘い」。子どものころにはわからなかったです(笑)。
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n_shioya at 2008-11-05 23:38
ruhiginoueさん:
本当にオトゥールは天性の役者ですね、タイプは違うがジェラール・フィリップのように。
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n_shioya at 2008-11-05 23:39
vicoprofenさん:
ぜひご覧になってご感想を聞かせてください。
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n_shioya at 2008-11-05 23:46
ゴルフダイジェスト宮野さん:
アレクシス・カレルの言葉、“人間、この未知なるもの”を思い浮かべています。 この矛盾に満ちた存在をいとおしく感じるのも歳のせいでしょうか。 ところで今、ジェローム・ロビンスの伝記を読んでいるところですが、どうも俳優やダンサーの世界には、倒錯が正常に思えてくる魔力が潜むようですね。
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きのこ組
at 2008-11-06 10:31
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大恋愛ってやつは、かなりマゾ気がないと出来ません。
恋は障害があればあるほど、激しく燃えるのです。 ”かわいそうな私”のマゾヒスチックな喜びが、面白い恋愛を 生むのです。 そういうわけで、私は”駆け落ち”の常習者でした。 最近は体力的に大恋愛はちょっとしんどい。。。ふふ
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n_shioya at 2008-11-06 22:32
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エロ爺ジュニア2号
at 2008-11-07 13:48
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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