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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
霞が関の病原菌退治
最近のホットな話題の一つに、バイオフィルムというものがある。

これは人体にとっついた細菌の集団が、これをコロニーと呼ぶが、自分たちでネバネバのフィルムを産生して、保護膜として利用する現象である。
いったんこのフィルムが形成されると、原爆避難壕のようなもので、殺菌剤も抗生物質も中には到達しにくくなり、細菌はこの保護膜の中で、安心して増殖を続けることができる。

しかも厄介なことに、細菌がフィルムの外に浮遊して行かない限り、通常の創面の細菌検査には引っ掛からないので発見にくい。
感染の兆候がないのに治りの悪い傷は、しばしばこのバイオフィルムに守られた細菌のコロニーが傷の中に存在することが分かってきた。
床ずれ、下腿潰瘍などの難治性潰瘍、つまり治りの悪い傷の原因として、バイオフィルムは最近脚光を浴びてきた。

実は最もこの分野の研究が進んでいるのは歯科領域で、歯周病のもとはこのバイオフィルムで守られた、歯周病菌のコロニーであるというのが最近の考えである。
残念ながらこのフィルムは薬剤で溶解しにくいので、取り除く最も手っ取り早い方法は機械的にへっぱがすことである。これをわれわれの言葉では[掻把]という。歯を磨くさい、歯茎と歯肉の境界部のクリーニングが強調されるのはそのためである。
しかもこのコロニーは血流を介して全身に廻り、他臓器にへばりついて最悪の場合は敗血症を起こして死にいたる。

こうぐだぐだと専門的な話をしたのは、霞が関の住人の生態があまりにもこのバイオフィルムで守られた細菌コロニーに似ているからである。

外部からの介入や、まして構造改革などには、一致団結して自己防衛を図る。
大臣の命令も無視するか、面従腹背で対抗する。
また、てにおは一字のすり替えで、気に入らない法案は骨抜きにする天才である。
データの改ざん、秘匿お家芸と言える。

つまり霞が関の改革には、まず大臣の人事権を復活し、霞が関に巣食う害虫を徹底的に掻把して、益虫が活躍できる環境を作る必要がある。
そして早急に病原菌がまき散らされるのを防がないと、国家が敗血症により崩壊する危険がある。
これを予防するためにも、地方分権は必要であろう....

ということを言いたかっただけである。
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by n_shioya | 2008-11-05 23:32 | コーヒーブレーク | Comments(4)
Commented by icelandia at 2008-11-06 00:01
霞ヶ関周辺物語はよくわかりませんが、歯周病コロニーは劇画チックで受けました。毎朝毎晩、私は歯ブラシという兵器を使って、コロニーつぶしをやってるわけですね。それでもって、コロニーの住人は、外壁を壊されまいと必死で守る。少々壊されたくらいでは修復可能だし、修復能力も日増しに高くなっていくかもしれないけれど、こちらも電気歯ブラシだの強力歯磨き粉などで応酬。おー、そんな戦いが毎日私の口の中で繰り広げられているかと思うと、歯磨きが楽しくなります!
Commented by vicoprofen at 2008-11-06 20:02
保護膜の中で生き続けるプロの詐欺集団を倒すのは難しいです。無くしてしまった「人間の誇り」を思い出してほしい。
Commented by n_shioya at 2008-11-06 22:26
icelandiaさん:
頑張ってください。アンチエイジングの3割はデンタルケアにあります。
Commented by n_shioya at 2008-11-06 22:29
vicoprofenさん:
霞が関では「人間としての誇り」の一かけもあったら、「村の掟」に抵触して、生き延びられないのが、悲しい現実です。


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