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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
カテゴリ:コーヒーブレーク( 1521 )
異邦人たちのパリ
b0084241_17451972.gif国立新美術館ポンピドーセンター展を見てきたところである。
なのになぜかむしゃくしゃしている。

パリでポンピドウーセンターは何回か訪れ、おおよその作品は知っているつもりである。
勿論所蔵作品は膨大なものだから、まだ見ていないか記憶にない作品がいくつか見れたのはいいが、まず、あまりたいした作品が来ていない。
それを異邦人たちのパリと括っているのは、そもそも20世紀のパリの作家には異邦人が多いので、何の意味があるのか判然としない。

それよりモダンアートに対する不満かもしれない。
芸術作品は見て楽しく感動できればよいはずで、説明を受けなければ分からない判じ物みたいなものに何の意味があるのだろう。
ことにぼろきれ古家具など、粗大ごみでも断られそうな代物が、一旦展示されれば芸術作品になるということなのか。

そりゃ、造るほうは勝手でしょう。だが、見るほうだって拒否したりけちをつける権利はあるはず。
勿論藤田、シャガール、ミロそしてピカソなどのいい絵もいくつかあった。

この辺から気持ちが微妙にゆらぐ。
マチスやピカソなども、なんて滑稽なこれがまともな絵なの?といぶかった子供時代を思い出すからである。

それが慣れなのか、啓蒙なのか、今では違和感がないどころかわざわざヨーロッパまで高い金を払って見に行こうとするではないか。
そして子供の時に感激した古典的な具象画だけでは今は物足りなく感じてしまう。
馴染み深い印象派にしても、もしそれだけだとしたらと考えてしまう。
観るほうでもそう感じるのだから、作家となればやはりあらゆる表現手段を駆使したくなるのも無理はない。

いいものはいい、と単純に言い切れるところまで自身の鑑識眼に自信がもてればいいのだが。
昔知り合いの画商に言われた言葉を改めて思い出した。
“作品の本当の良さが分かるようになるには、自分で身銭を切ってこれを思うものを、試行錯誤しながら買いあさらなければ駄目ですよ。”
確かにそうかもしれない、それじゃなきゃ画商が成り立たないということはもっと確かである。

b0084241_17454118.gifところでこの新美術館、売りは三階のポールボキューズのレストランである。昼飯時ということで2時間まちの行列がとぐろを巻いていたので、我々は二階のカフェでサンドウィッチをつまんで、エスプレッソを啜り、こちらは充分満足することが出来た。
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by n_shioya | 2007-03-28 18:53 | コーヒーブレーク | Comments(0)
105歳になった親父
今日は親父の誕生日
105歳である。

100歳まで現役ゴルファーだったが、脳梗塞と大体骨折で寝たきりとなり、今は高度の認知症である。
b0084241_1521401.jpgしかし、体力と食欲は人並みにある。
認知症と言っても、本人の意識状態は本当のところは傍からはうかがい知れない。
表現はなくても意外にすべて見えているのではないかとすら思うこともある。

お見舞いにサーモンピンクの薔薇の花束を渡し、お誕生日おめでとうというと、パッと顔が輝いた。
だが、その笑顔は僕に向けられたものか、バラに対してなのかは定かでない。
ねえ、親父さん。いったい生きてるの、××でるのと叫びたくなった。

そう、それから昨日は宇津木先生の退職記念パーティが雅叙園であった。
日本のアンチエイジングの草分けの一人である。
白金の北研病院の美容医学センターは後進に譲り、4月からは帝国ホテルで新たなクリニックを開くという。
開拓者精神の旺盛な先生である。どのようなクリニックになるか今から楽しみだ。
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by n_shioya | 2007-03-24 21:21 | コーヒーブレーク | Comments(4)
インターネット
b0084241_842736.gif旅先で宿につくとまずすることは、パソコンをつなぐことである。

よほど辺鄙なところでないとまず問題はないが、人里はなれた景勝地などでパソコンを開こうとすること自体が野暮の骨頂なのはわかっているが、これもブログの鬼の宿命である。
インターネットの接続も簡単になってはきたが、やはり繋がるまでは心配である。
僕の常套手段は、出来ても出来なくても困りきったような声で、まずフロントにパソコンはどうすればいいのと聞くことにしている。
すると不思議に魔法のように美女がさっと現れて、ぱっぱと手際よく接続してくれる。

今回もこれで一安心である。
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by n_shioya | 2007-03-20 23:40 | コーヒーブレーク | Comments(0)
会議、会議、そして又会議
今日はアンチエイジングネットワーク、創傷治癒センターのウェブ会議、そしてキズケア委員会という会議の連続だった。
このところ、第三月曜日はこのパターンになってきている。
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by n_shioya | 2007-03-19 23:13 | コーヒーブレーク | Comments(0)
息子の作品?
b0084241_12265019.gif兄貴の記事が出てるよと三男から手渡された雑誌ヌメロの創刊号の表紙を眺めていると、レストランのマネージャーから、“先生、エッチね!”とたどたどしい日本語で声をかけられた。彼はオーストラリアから来たばかりである。
雑誌の表紙には、上半身ヌードの美女が、下半分は人魚のコスチュームで挑発的なポーズを取っている。

長男はアメリカ生まれで日本の芸大の彫刻科を卒業したが、又ニューヨークに舞い戻って
しばらくは彫刻一本で食うや食わずで頑張っていたが、やっと日本で買い手がついたにもかかわらず、日本の税関で猥褻物として押収されてしまったというからどんな作風かは御想像に任せる。
その後は彫刻と香水の融合を試みきたのがやっと認められたようだ。

“いや、息子の作品はこの表紙じゃなくて、中に紹介記事があるんだ”といっても、“イアー息子さんもなかなかエッチですね。だが、センスがある。”と頭から息子のことをヌード写真家と思い込んでしまっている。

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だが気がつくと僕も雑誌を渡されてから、ひたすら人魚のヌードに魅せられて、肝心の息子の記事に目を通していなかった。

ま、もう一寸人魚の上半身を鑑賞してから、息子の記事はゆっくり目を通すことにしよう。
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by n_shioya | 2007-03-18 23:38 | コーヒーブレーク | Comments(0)
硫黄島に死す
ニューヨークの娘から昼ごろ電話があり、配偶者がとった。
向こうは夜の10時ごろ、丁度子供たちを寝かしつけた頃である。
こっちからかけると忙しそうにすぐぷつんと切ることが多いのに、向こうからかかる時は延々一時間二時間と話し続ける。

硫黄島を見てきたんですって、旦那と二人で。”旦那はアメリカ人の弁護士である。
“とてもよかったけど、あれ本当にあった話し?ですって。”
とさすがの配偶者も呆れている。

今の日本では、自国の侵略戦争とその残虐行為、そしてその敗北を糊塗するのに汲々とし、7割がたの子供はアメリカと戦争をしたことすら知らないといわれまさかと思っていたが、まさに事態は深刻である。
いくら嘘で塗りつぶしても、日本は美しくはならない。

b0084241_22392650.jpg早速本屋に飛んでいき、今評判の硫黄島総指揮官栗林中将の秘話“散るぞ悲しき”、その他太平洋戦争、日本の戦争責任などの本を買いこんで早速ニューヨークに航空便で送った。
勿論城山三郎の「硫黄島に死す」もその中に入っている。
この作品は昭和38年、月間文芸春秋に発表されて以来の愛読書で、文庫本になってからも何度読み返したか知れない。“男の美学”これに勝る者はない。
城山氏の一番の傑作といってよいのではないだろうか。

娘の配偶者は日本語は読めぬが、歴史には非常に関心が深い。
明日でも早速丸善に行って、彼のためにバランスの取れた日本の近代史を探してこよう。
歴史はやはり英国人の特技である。作者は思い出せないが、かってペリカン文庫で短いがよくまとまった日本史が出たが、まだあるといいが。
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by n_shioya | 2007-03-17 22:12 | コーヒーブレーク | Comments(3)
吉村教授ご苦労様
社会復帰したらとたんに忙しくなった。

まずは昼からパレスホテルでキッセイ薬品主催のケロイド研究会
13年前にはじめたときは、いったいどれだけ研究発表があるか心配だったが、今日は27もの立派な基礎臨床にわたるプレゼンが楽しめた。
企業の事情もあり、これも来年の研究会で幕を閉じることになるのは残念至極。

夜は帝国ホテルで吉村元学部長の退官記念パーティ。
始めはかたどりの祝辞が続いたが、宴たけなわになるとジャズバンドが登場。
吉村先生も舞台に飛び上がって、ドラムをたたき始めてやんやの喝采だった。
聞けば昔のバンドの仲間だったという。

吉村先生。4年間の学部長を含め、40年ほどの北里大学勤務、本当にご苦労様でした。
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by n_shioya | 2007-03-10 23:34 | コーヒーブレーク | Comments(0)
国際形成外科学会
まだ多少傷口の痛みはあるが、術後は順調である。
明日診察を受け問題がなければ、仕事に完全復帰。
だがゴルフ練習再開はまだ先になるだろう。
血圧も130台で落ち着いている。

6月にベルリンで開催される国際形成外科学会、自分の体調や父親のこともあり迷っていたが、数日前、座長の依頼が舞い込んできたので思い切って行くこととした。
4年に一回の形成外科のお祭りである。前回のオーストラリアにいけなかったので、8年振りである。
創傷治癒アンチエイジングすべての最新情報が得られることを期待する。

前回に比べどれだけ東独が復興したか楽しみである。少なくも東ベルリンは見違えるようになったそうだ。
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by n_shioya | 2007-03-04 23:45 | コーヒーブレーク | Comments(0)
キスで蘇生
b0084241_1822488.jpg幸せのあまり失神した花婿を、花嫁が必死に口をつけて人工呼吸を施している?
実はこれは披露宴の余興で、看護師である新婦が新郎の形成外科医をモデルに、心肺蘇生術の実演をさせられている場面である。

我が家の裏庭に接して結婚式場がある。
横浜市大の形成外科の若手ホープ長西君から、“今度結婚しますが、実は披露宴の会場が先生のお宅の隣と分かったので、よろしければ一寸お顔を出していただけますか。”とメールが入ったのが数日前である。
新婦は循環器集中治療室勤務の看護師さんだそうだ。

新郎は以前アメリカ留学の際、相談に乗った縁もあるし、毎週末、式場の屋外に広がる芝生の上で展開するガーデンパーティは、我が家の二階の仕事部屋からよく見渡せるが、いったい屋内がどんな模様か興味をそそられた。

夕方、東京から戻って、二階の窓から眺めていると、ちょうど式が終わり披露宴が始まるところのようだ。
僕は裏口から普段着のままパーティ会場に忍び込み、主賓のスピーチが終わったところで姿を現し、皆と一緒に乾杯を唱和した。

b0084241_1825859.jpg横浜市大だけでなく、北里大学の形成外科のOBも多数参加しており、ローストビーフがメーンのビュッフェも美味しかったが、昔の仲間と懐旧談を楽しむことができた。

最後のほうで型どおりクラスメートの暴露話が続いた後で、司会者の指名で新郎新婦が演じさせられたのが、最新式の心肺蘇生術というわけである。(心臓停止の場合、救命措置として心臓マッサージが必要だが、同時に肺に空気を送り込む為、マウス トウ マウスといって、口付けで空気を吹き込む操作が必要になる。)
披露宴の演出も随分と凝るようになったものだ。

長西御夫妻、大変楽しい会でした。どうぞお幸せに!
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by n_shioya | 2007-02-17 23:15 | コーヒーブレーク | Comments(1)
オルゴール
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この木目の美しい木の小箱にはモーツァルトの魔笛の三曲が閉じ込められていて、ボタンを押すと軽やかにパパゲーノのメロディーが流れ出す。
これまであまりオルゴールには興味がなかった。が、これは違う。特別である。
岩手山麓にアトリエを構える木工の匠、土屋氏の傑作である。

去年の暮れ、形成外科学会の恩人二人の墓参で盛岡を訪れた際、ちょうど開催されていた同氏の展覧会で目にしたのを、配偶者が是非我が家にとお願いしたのが数日前に届いたのである。

土屋氏はかっては原宿でカタカナの業界で成功されていたが、一念を発起して山にこもり、気に入った木材というか木の素材を探しては、十年、二十年と寝かせて家具を作ってこられた。
氏の場合、家具を作るというよりは掘り出すと言ったほうがよいかもしれない、ちょうどミケランジェロが大理石の山を見上げ、あの石の塊からビーナスを救い出さなければと叫んだように。
戸棚であれ、椅子であれ、テーブルであれすべて氏の永年の思いがこもって、触れるだけで体がほのぼの温かくなる。きっと木の精が閉じ込められているに違いない。

展示会で僕が最も引かれたのは、何の木だったか大きなテーブルであった。分厚い無垢の一枚板で片端は二股に分かれている。どっしりと濃い褐色で、似合いの椅子に座ると何か僕でも創作活動が出来そうな気分になる、執筆であれ、デッサンであれ。
お値段も多少冗費を切り詰めれば買えないことはない。
問題はこの大きさが生きる部屋がないことである。
又、氏の家具を揃え始めればも気になり始め、行き着くことは家の立替になりそうなので、ぐっとこらえ家具にはまだ目をつぶって、オルゴールに聞き入っている。
ほら、又パパゲーノが歌いはじめた、聞こえるでしょう銀鈴のような音色で。
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by n_shioya | 2007-02-16 22:59 | コーヒーブレーク | Comments(0)




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