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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
カテゴリ:美容外科( 82 )
タリアコッチ・ソサイエティ
16世紀イタリア。
シェークスピアの戯曲でもお馴染みの決闘が若者の間では盛んだったという。
その為、のちにロスタンが戯曲「シラノ・ド・ベル十ラック」で主人公にからかわさせる「鼻なし亡者共」が、街をうろついていたに違いない。
その失われた鼻を、世界で初めて前腕からの皮弁で再建し、形成外科の道を開いたのが、ボローニア大学の外科教授、タリアコッチであった。
手術は成功した。
麻酔も消毒法も存在しなかった16世紀に、このような手術が行われ、しかも成功したとは驚異的である。

だが、頑迷な法王庁は怒った。
人間の体は造物主、神が造りたもうたものである。その体を被造物である人間が造るとは冒涜もはなはだしい。
タリアコッチは破門され、死んでも教会の墓地には入れて貰えなかった。
ガリレオが“それでも地球は動く、”と呻いたのもそのころだからやむを得なかったかも知れない。

だがその為、形成外科手術が復活するには其の後4世紀の長きを待たねばならなかった。勿論、形成外科のように洗練された技術を要する分野は、其の基礎となる外科学の発達を待たねばならなかったこともある。
この故に、20世紀初頭に形成外科が復活して以来、タリアコッチは形成外科の始祖として仰がれている。
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其のタリアコッチにあやかって、形成外科の本道を歩むと自負する者が集い、「タリアコッチソサイエティ」を創設したとは前に書いたとおり。
今日、其の初会合が湘南鎌倉病院で、山下部長の企画で開催された。
その名も「シオヤ・タリアコッチ ワークショップ」
何とも厚かましい名前である。
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北里大学関係で、美容外科に携わる者40名ほどが集合し、白壁、宇津木両先生のレクチャーを受けてフィースリフトの現況について語り合い、又、市田先生の脂肪注入のハンヅオンセミナーでは、市田流の洗練された技術を目の当たりにした。
準備に奔走した山下部長、そして講師、座長の皆皆さま、本当に御苦労さまでした。
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by n_shioya | 2012-01-08 22:07 | 美容外科 | Comments(2)
跡を絶たぬ悪徳美容外科医
たまたまテレビを見ていたら、“「美容整形」の失敗”を特集していた。
やれ、やれまだこのざまか、とがっくりきた。

まず「美容整形」という呼称である。
30年ほどまでに法律改正で、このジャンルは「美容外科」と標榜すべきと決められた。
が、あまりにもその名が体を表しているので、いまだに「美容整形」がまかり通っている。一番迷惑しているのは、本来、骨、関節詰り運動器の外科として存在してきた「整形外科」である。

そしていまだに跡を絶たない、「悪徳美容外科医」の横行。
言い方は悪いが、保険制度で絞めつけられた日本の医療から逃れようと、唯一自由診療のうまみのある美容外科に猫も杓子も乱入してきている。中にはメスの経験のないのはおろか、臨床の経験皆無のものすら混入している。

今回取り上げられた、豊胸術と二重瞼の手術については言いたいことはいっぱいあるが、別の機会に譲るとして、とりあえずはマスコミとくにテレビの露出度の多い医師には気をつけた方が良い。ペイパブと言って、形を変えた記事広告が多いからである。
美容外科はその性質上、医師の評価として重要な要素たる患者の口コミはあまり期待できない。投入した広告費に比例して患者が集客できる仕組みになっている。したがって、広告費回収のために、無駄な、また危険な手術を強要する医師も絶えない。
また、ネット上では技術の評価は不可能である。唯一数値化出来るのは価格である。そして、 “安かろう、悪かろう”の犠牲になる患者は後を絶たない。

とりあえずの対策としては、美容外科専門医制度を整備し、有資格者に「美容外科」の名称独占を与え、素人医師には「美容整形」を名乗ってもらえば、患者にも区別がつきやすいのではなかろうか。
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by n_shioya | 2011-11-01 20:58 | 美容外科 | Comments(4)




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