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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
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QOL
“何になさいます?今日のお勧めは有機栽培のグァテマラですが。”
“じゃ、それを。スモールで”
とカップと受け取り、カウンターに座った。

抗加齢医学会で食の重要さを耳にたこができるほど聞かされたばかりである。有機栽培を選ばぬわけにはいかぬだろう、どこまでまたなにが本当に有機か知らないが。

又学会ではアンチエイジングの目的が高齢期の「QOL」にあるということも繰り返し話題になった。
じゃ、その「QOL」って何?
その議論はあまりなかった。
畢竟各人の人生観の問題である。この価値観の多様な時代、これが「QOL」と決めつけるのは困難である。
だが、僕はこれまで「生きがい」を第一に挙げてきた。そして「生きがい」とは先ず、人に必要とされること。少なくもそう感じること、たとえ錯覚でもいいから。
だがコーヒーをすするこの「安らぎ、リラクゼーション」も僕にとっては「QOL」の大事な柱と気がついた。
生きがい」と「安らぎ」は「QOL」の「動と静」と言える。

だが考えてみると「QOL」は高齢者だけの問題ではない。
人は一生と通じ、それぞれの時期にふさわしい生き方、「QOL」があるはずである。
さかのぼってみると、現役時代はただひたすら、自分の専門分野である形成外科の診療、研究とその普及に生きがいを感じてきた。

では学生時代は?
お恥ずかしいが、パッと浮かぶのは「チョコレート・パフェ」である。
さしたる使命感もなく医学部にとりあえず入ったため、いつまでも目標が見えずもんもんと五月病を長引かせていた。
その僕にとって唯一の救いが、当時新宿に木造2階建てで新築された紀伊国屋書店であった。
階段の踊り場のあたりに、荻須のパリ風景が飾られていたのを思い出す。
洋書や美術書を渉猟して一階に降りると、出口の脇にカフェがあった。
酒の飲めなかった僕は、チョコレート・パフェとコーヒーで閉店までを過ごしたのが懐かしい。
この「」の6年間があったから、現役40年の「」の期間を持ち堪えることができたのかもしれない。

動と静」。
人生どの時期でもその中でまたこのバランスが必要だが、後者が前者に対してウエートが増すのが自然の習いで、これを素直に受け入れるのも、「抗加齢」のコツといえるのでは、とグァテマラ・コーヒーをすすり、静謐の時を味わいながら改めて思った。
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by n_shioya | 2009-05-31 22:32 | アンチエイジング | Comments(7)
見た目のアンチエイジング
見た目のアンチエイジング研究会」も無事終了し、やっと家に戻った。
200人に近くの参加者で、皮膚科や形成外科だけでなく、内科、歯科、企業の研究者そして一般の方も交え、加齢による皮膚、容貌そして体系の変化を追及し、現状での若返り対策を披露しあった。

まずはさまざまな手法を駆使しての、皮膚の老化度の評価法の検討が4人の演者によって行われた。

ランチョンセミナーとしては東京女子医大の櫛方先生が、いまおこなわれている皮膚の若返りの手法を網羅的に説明された。

午後は「毛髪と老化」について、大阪大学の板見教授とAACクリニック銀座の浜中先生が話された。
ミノキシジルとプロぺシアの出現で、発毛治療は格段の進歩を遂げたようである。
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特別講演は、テレビでおなじみの順天堂大学の白澤教授が「栄養と老化」について、ご自分が開発に携わられた「若返り野菜ジュース」を含め、栄養がいかにアンチエイジングの基本か、わかりやすく説明された。
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最後は「美容医療の将来展望」というテーマで、5人の演者がそれぞれが得意とする最先端技術を披露された。

来年は容貌の加齢による変化とその対策に焦点をあてる予定である。
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by n_shioya | 2009-05-30 22:37 | アンチエイジング | Comments(4)
学会を終えて
日本抗加齢医学会の学術集会は盛況裏に終了した。

参加者数だけでなく、これだけ各科の医師が一堂に会する医学会は他に類を見ない。
したがって討議のレベルは玉石混交であるのは当然だ。
僕はそれで、いや今はそれがいいのだと思う。

今の医学はあまりにも臓器別と言えば聞こえがいいが、縦割りと言えばその正体がお分かりだろう。
人間の体全体を診る医師が消えつつある現在、セネセンス(老化)と向き合うアンチエイジングの手法すなわち、抗酸化、ホルモン補充療法、免疫能強化等横糸のように、縦割り行政、ではなかった臓器別の細分化した経糸をつないでくれる。

全科の医師がもっともっとアンチエイジング医学に参加することによって、認識を共有し医療の再編成がおこなわれていくような予感を感じる。

ところで明日は「見た目のアンチエイジング研究会」。
アンチエイジングすら胡散臭く思う保守的な医師たちは、「見た目」とは何事だ、それが医療かと謗る。
それにもかかわらず、この研究会もおかげさまで着実に発展しつつある。
それはニーヅがあるからだ。
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by n_shioya | 2009-05-29 23:10 | アンチエイジング | Comments(2)
学会第一日目
b0084241_21473549.jpg学会第一日目の朝の開会式はウィーン・フィルの四重奏で始まった。
そのあと、シンポジュームに次ぐシンポジューム、そしてセミナー、会長講演、招待講演と立て続けに拝聴し、そして合間にポスター・セッションの座長も務めもうくたくたである。
やはりもうお年ですかな。

だが、内容は豊富で消化するのにふうふう言っている。
8会場同時進行の盛り沢山のプログラムで、聴けたのは10の1にすぎないが、
その2,3を挙げると

メタボリックシンドロームの概観
最近カロリー制限が話題になっているが、そもそも食事の摂取自体が人体にとってはストレスで、老化の原因となる、、という考えは初耳だった。
僕の考えでは、好きなものを我慢するほうがもっとストレスだと思うのだが。
臨床現場でのアンチエイジングメディスン
これは面白かった。
4人の演者がそれぞれご自分のアンチエイジング・クリニックの現状と問題点を話された。
皆さん、エビデンスの検証や患者のモチベーションの維持に苦労されているが、やはり一番の問題は、自由診療なので患者負担が大きいことのようである。
抗加齢の意義と限界最近の研究では、メタボ対策は若いうちにすべきで、高齢者、ことに後期に入ってから慌ててもあまり意味がないという、きついお達しだった。
ゾーン理論
発案者のシアーズ博士をお招きしての招請講演である。
要は野菜、果物をたくさん食べ、たんぱくは魚で、糖分は抑え、ω3という不飽和脂肪酸を十分とること。
それによってホルモンを最適ゾーンに保てということらしい。
今アメリカでは熱狂的な信者が多いそうだが、要するに内容的には従来の日本食とあまり変わりないのではないだろうか、塩分だけ控えれば。

まだ、まだ収穫はあったが、明日もあるので今日は早く寝て、すべては来週になってから、ゆっくり消化を試みるほうが無難なようだ。
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by n_shioya | 2009-05-28 23:26 | アンチエイジング | Comments(2)
ウィーン気質
この頃は学会の会長招宴に音楽は付き物になってきたが、今日の日本抗加齢学会の太田会長の招宴は音楽が主役であった。
というのは演奏がウィーン・フィルの主要メンバーによる弦楽四重奏+コロンビア生まれの名ソプラノだったからだ。

モーツァルト、ブラームス、シュトラウスなど存分に、御馳走を食べながら、耳と舌を楽しませてもらったが、演奏中もずっと気になっていたので、宴もお開きになってから会長にそっとお聞きした、“ところでギャラは?”
“いや、ちょっとメンバーに知り合いがいて、友情出演ということで、ま、ボランティアですな。”
持つべきものはよき友である。

ところで司会の方が最後に披露してくださった、ウィーンの言い伝えがまたよかった。
「お洒落を忘れたら女は終わり。
 優しさを忘れたら男は終わり。
 旅と音楽を忘れたら人生は終わり。」
まさにアンチエイジングのモットーとすべき言葉である。
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by n_shioya | 2009-05-27 23:20 | アンチエイジング | Comments(9)
見た目のアンチエイジング
今日は坪田教授から面白い話を伺った。
抗加齢医学会主催のメディア・セミナーのシャンペン・タイムになったとき、今はやりの眼瞼下垂の手術が話題になった。
加齢とともに上眼瞼の皮膚が弛むだけでなく、引き上げる筋肉も弱くなり、まぶたが垂れ下がってくる。
手術で余分な皮膚を取り除き、筋肉を釣り上げることで、目の開きがよくなり、視野も明るくなるという話だ。

そこで僕は日ごろ気になっている疑問を坪田教授にぶつけた。
“学生のころ眼科の教授から、人の眼球は皆同じような形だ。いわゆる目の形というのは瞼の形で決まるといわれた。
そこで我々美容外科医は、まぶたをいじるのが目の美容整形と心得ているが、目の美しさにはほかの要素もあっていいのではないか,例えば「目の輝き「と言ったようなもの。これは瞼とは別に、眼球そのものの資質ではないだろうか?”
“おっしゃる通りです。じつは我々の教室では、目の輝きに取り組んでいる奴がいる。まず、目の潤いが大事らしい。加齢とともに涙の分泌が減少して、目の輝きが衰えるといっている。
又、若々しい、元気な眼球は微振動をしているとも言われている。
この問題はぜひ、「見た目のアンチエイジング研究会」とも共同のテーマにしていきませんか?”
と坪田教授は言われた。
大賛成である。

考えてみると、眼だけではない。口もとの美醜は「歯科アンチエイジング研究会」ともコラボができそうだし、見た目のアンチエイジング研究会はますます忙しくなりそうだ。

だがまだまだコラボの必要な科はありそうだ。
たとえば「泌尿器アンチエイジング研究会」。
そこと「見た目のアンチエイジング研究会」のコラボとなると、行き着くところは、ああ、あそこしかない、とこの品性下劣な男は、浮世絵師が好んで誇張したがる個所を思い浮かべるのであった。
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by n_shioya | 2009-05-26 22:25 | アンチエイジング | Comments(4)
日米創傷管理最前線
昨日の報告と前後してしまったが、土曜日は創傷治癒の研究会があった。
日米創傷管理最前線2009」で、主催はコンバテック株式会社と東京大学の真田教授室
場所は東京ビッグサイト
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講演内容は

①「難治性潰瘍はナゼ治りにくいか?~じょくそう、下肢潰瘍、SSIの病態とウンド・マネージメント~」
小浦場紹夫先生:北海道大学形成外科
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②「創傷の最新ケアトピックス2009」
真田弘美教授:東京大学老年看護学
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③「Non-payment in Hospitalized Care:Updates in Nursing Practices」
Courtney H. Lyder:Dean &Professor,UCLA School of Nursing
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で座長は東大名誉教授の波利井清紀先生であった。
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ライダー教授には7,8年前に来日した時お会いし、実ははNPO法人アンチエイジングも彼に勧められて始めたものである。
アメリカには50年の歴史を誇る、American Association of Retired Person通称AARPという組織があって、数十万人のメンバーを擁し、高齢者のQOLを高める活動を続けているという話を聞かされたのである。
わがアンチエイジング・ネットワークもすでにメルマガ会員が7万人に達したというと大変喜んでくれた。

彼の講演の中に、いまだに傷をガーゼで治そうとする医師の話が出たので、
“そういうワカランチンの医者はまだどのくらいいるのか?”と聞くと、
A lot!(ウジャマン)”という答えが返ってきた。
事、傷のケアに関しては、看護師さんの方が遥かに勉強熱心で、湿潤療法など最新情報に通暁し、不勉強な医師とのギャップに悩んでいるのはアメリカでも似たような状況らしい。

三年先、波利井教授が日本で開催される国際創傷治癒学会には、アメリカからも医師だけでなく、多数の看護師も送り込みたいと、意気込んでくれた。
ただし、参加費は医師よりも安くして、と付け加えるのも忘れなかった。
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by n_shioya | 2009-05-25 21:24 | スキンケア | Comments(2)
メディカル・スキンケア・スペシァリストの誕生
最近日本では女性の方がはるかに元気がいいというのは定評がある。
形成外科でも同様で、湘南鎌倉病院の山下理絵ちゃんはそのリーダー格と皆が認めるところである。
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今日は都市センターホテルで、彼女が主催する第4回「メディカル・スキン・ケア・スペシァリスト講習会」が行われた。
参加者は美容医療にかかわる看護師、エステティッシャン、カウンセラーそしてレセプショニストなどコメディカルの方々だが、200人の会場は立錐の余地もなかった。

内容は多岐にわたるが、主なテーマは
①ボトックス
②化粧品
③未承認薬剤の個人輸入に関わる法規と手続き
④メゾセラピー
⑤フェイスリフトの現況
などである。

今回で4回目だが、三回受講して試験にパスすると、メディカル・スキン・ケア・スペシァリストの資格がもらえる仕組みになっている。
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講師の方々も強調されていたが、この分野ではコメディカルの果たす役割は大きい。
先ず僕の持論でもあるが、スキンケアを含む処置、治療などは医師法の許す限り看護師、エステティッシャンなどの専門職に権限を委譲し、医師は医師でしかできないことに専念した方が、効率のよい医療が行われる。
カウンセリング
やはり患者にとって医師には遠慮がある。コメディカルの方のほうにはるかに気楽に本音が出る。
治療法の選択、治療前の不安そして術後のファローアップ。
コメディカルの方のほうが、残念ながら医師よりもあるかにきめ細かい対応ができることが多い。

理絵ちゃん、本当にご苦労様です。
これからも頑張ってください。
僕もコーヒーを啜りながら、陰ながら応援します
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by n_shioya | 2009-05-24 22:01 | スキンケア | Comments(4)
人生八十?
長寿にかかわる遺伝子を「呪われた遺伝子」と冗談交じりに言っていたが、数日前、遺伝子検査の結果、それが欠損しているとわかりほっとしたと書いた。
なんて贅沢なことをとか、冗談にもほどがあるとなじられもしたたが、僕の本音である。

運が良かったのか、さして努力もせずにここまで幸せに過ごしてきた。
毎日が楽しくないわけではない。それどころか、周りの方々のおかげで、日々が充実している。
仕事が嫌なわけではない。むしろまだまだやりたいことはいくらもある。
だが、それとは裏腹に、もういつ死んでもいいと感ずるのも、本音である。
僕の「死後の世界観」も影響しているのかもしれない。
霊魂不滅」。たとえそれが錯覚でも、それで心の平和が保てればいいじゃないですか。

“人間、80まで生きれば十分じゃないですか。”
うっかりそう語りかけたのが、100歳過ぎてから親父がお世話になっていた特養の集まりでのことだった。
最高齢者のメンバーの家族ということで、「敬老の日」のお祝いの挨拶をさせられた時である。
院長が親しい後輩ということもあってつい口が滑ってしまったのだ。
だが、よく考えると、ほとんどの入居者が80前後である。後で配偶者からこってりおしかりを受けた。

一つには最晩年の両親を思い起こすと、やはりああはなりたくないと思ってしまう。
親父は高度の認知症になったし、お袋は肺炎で息を引き取るまで、ある程度頭はしっかりしていたが、兄弟、友達に先立たれ、“もう私しゃ生きてる意味がない。でも、殺してくれと頼んでも、お前も困るだろうし。”など言われてこたえたことがある。かえって認知症のほうが、本人には救いかもしれない。

要は健康が第一である。
ま、それがアンチエイジングのわけだが。
生きてる限りは元気で動き回りたいし、逝くときはコロリと逝きたい、それもできれば同伴で。
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by n_shioya | 2009-05-23 22:18 | アンチエイジング | Comments(6)
爺馬鹿の極値
今日は小学校の孫娘の運動会を観戦に行った。
孫はおろか5人もいた子供の運動会すら行ったことのない男である。
それほど仕事が忙しかったわけではないが、子供の運動会に親が行くものとは知らなかったのが本音である。


孫娘は、祖父に似ず駆けっこがはやいらしい。必ず一等賞をとるからぜひ見てほしいという。
なるほど、スタートからぶっちぎりでトップ。娘がビデオを回し、僕は娘のデジカメで、孫が胸でテープを切るところを収めた。
やはり気持ちのいいものである。
爺馬鹿の極致である。

夜はジョンソン・エンド・ジョンソンの方々のお招きで、皮膚科のトップランナーの上田女史とご一緒に、銀座で京料理を御馳走になった。
円山公園の由緒ある旅館の息子さんが始められたお店だそうで、たいそうな御馳走だった。美味でしかも健康的というのは、日本料理の特技かも知れない。
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by n_shioya | 2009-05-22 23:21 | エクササイズ | Comments(4)




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