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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
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徳田虎雄
沖縄問題で徳田虎雄が又脚光を浴びている。
いまの彼と交渉するのはいささか筋違いなような気もするが。

北里大学移って間もなくの頃、彼が訪ねてきたのは、岸和田に徳州会病院第一号を立ち上げて、二番目の八尾の新病院のオープンも間近という時だった。
“医者をよこせ、お前でもいい。”という、“だが医局には支配されたくはない。医師会にも喧嘩を売っている”と、大した鼻息だった。
“だが、なんで僕のところに?”
“俺はな、アメリカ帰りでうだつの上がらん奴を一本釣りしてるんだ。”
うだつは上がらんかもしれんが、教室を開いたばかりなので。とその時はお引き取りいただいたが、面白そうな奴である。
その後、交流が始まり、神奈川地区の徳州会病院のほとんどは、北里から出さしていただくようになった。

彼ほど毀誉褒貶の激しい男も珍しい。
だが、だれ切った日本の医療を改革するには彼のような奴も必要だとおもった。
大阪大学の出身だが、医学部紛争の時は旗振りをやっていたそうだ。
“俺は天才的なアジテーターだ”とは本人の言である。
無医村の徳之島に医療の光をもたらすのが夢だとも言っていた。

その彼が、業病であるALSにり患し、体の自由を奪われてさぞ歯がゆい思いをしていることだろう。
だが、昨今の報道を読む限り、政治家、いやさアジテーター徳田はいまだ健在のようである。
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by n_shioya | 2010-04-30 23:05 | 医療全般 | Comments(4)
[そうかもう君はいないのか」
家から数分のところに「港の見える丘公園」がある。
その一角の森の中に「神奈川文学館」があり、常設の展示のほかに年に数回、神奈川ゆかりの作家の特別展を開催している。

b0084241_2304322.jpg丁度連休中は、最近亡くなった千ヶ崎在住の城山三郎展をやっているので覗いてみた。

僕は彼の熱烈なファンの一人と思っている。
総会屋金城から遺作に至るまで、ほとんど読みつくしていたと自負していたが、その数倍の作品を書いているのを知って驚かされた。
だが、その中で最も好きなのは、そして僕が最も傑作と思うのは短編ではあるが、騎兵中佐、西男爵を描いた「硫黄島に死す」だ。

城山には一貫した「男の美学」があったように思う。

「男子の本懐」にしても、「官僚たちの夏」にしても、「落日燃ゆ」にしても、皆その美学にかなう男たちの生きざまであった。
男の土性骨というか、分かりにくければ、いまの宇宙人首相に最も欠けている資質である。
でも、と僕は考える。これはあくまで城山三郎の描く人物像であって、本人たちがどこまでそれを意識していたか。又、人間である以上、もっと矛盾を、そして場合によってはどろどろしたものを抱えていたのではないだろうか。
現に、「落日燃ゆ」の広田弘毅の場合でも、彼の取った行動が開戦に結びついたという資料も最近では取りざたされているようだ。

僕はそれでいいと思う、それだけ城山の美学にかなう男たちが希少価値を持つことになり、彼の小説の主人公の魅力が増すのだから。
むしろ彼の遺作、妻の思い出を書いた「そうか、もう君はいないのか」と読むと、その美学に最も近い男は作者自身ではなかったかと感ずるのだ。
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by n_shioya | 2010-04-29 21:59 | コーヒーブレーク | Comments(7)
現代の「栄養失調」
医学番組の氾濫する中でも、「ためしてがってん」は、医学に限らず目からうろこのテーマが多い。
それだけ視聴率も高いのか、5年ほど前に放映された「湿潤療法」は未だに講演のたびに、あの番組を観たのでといわれることが多い。
今日のテーマは現代の「栄養失調」だった。
まさかと思ったが、そのため結核、脳出血、骨折が増加しているという。原因はアルブミン欠乏だという。
高脂血症を恐れるあまり、肉や卵を敬遠しすぎるのが原因だそうだ。
非常にありがたい教えである。
僕も明日からは遠慮せず、毎日肉を食らうことにしよう。
今一つ大事なことは、いろいろな食材を偏らず食べること。
①肉
②魚
③卵
④いも
⑤海藻
⑥野菜
⑦牛乳
⑧大豆
⑨果物
⑩油
番組ではこれをチェックシートにして毎日つけることを勧めていた。
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by n_shioya | 2010-04-28 23:29 | 食生活 | Comments(2)
「ベニスに死す」
「ベニスに死す」を又見てしまった。
やはりヴィスコンティは偉大である。
実はどういうわけか前回はあまりピンとこなかった。
あの、鳴り物入りの美少年ビヨルン・アンデルソンも魅力的とは思えなかったし、主役のダーク・ボガードもピーター・オトゥールの方がもっと適役だったろうにと思ったりした。
それが今回は、配役もカメラワークも十分に楽しめたのはどういうわけだろう。
この映画に関しては又、アンチエイジングがらみで、サイトでゆっくり対談をする予定なので、乞うご期待。

一つ僕のポカを。
かつてベニスのリドを訪れた際、丁度ホテルエクセルシオールで映画祭をやっていたので、「ベニスに死す」のロケはここだったに違いないと、テラスでワインを飲んでいい気分でサンマルコに戻ったが、後で調べると、ロケはその隣のホテル、デ・バンだと分かった。お粗末でした。
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by n_shioya | 2010-04-27 23:07 | 美について | Comments(2)
「妻を看取る日」
今日は昼まで眼科の精密検査。
週末前に発症した右の眼底の浮腫は、幸いその後進行してないが、いずれ収まるのを待って、又レーザー治療が必要になるだろうとのことだった。
レーザー治療はすでに二度受けているが今回のは黄斑部と言って一番網膜で大事な部分の近くの病変なので、今後の成り行きが気になるところである。

読書は構わなないということなので、さっそく先日買っておいた「妻を看取る日」を読み終えた。
著者が元癌センター総長ということもあり、その夫人を肺がんで亡くし、最近問題となっているグリーフケアの問題を含め、真正面から赤裸々に御自分の気持ちを買っているので話題になっている。

b0084241_012365.jpgそれ以上に僕は、著者が東大医学部の42年卒業と知って、感無量であった。
僕がアメリカ留学から変えて3年後。東大に卒後教育の嵐が吹きまくったさなかの卒業生である。
僕も連中と一緒に、日本の医学の改革を目指してやっさ、もっさとやったものだった。

その時の一人がもう、癌センター総長となり、医者としての自分のキャリアを終え、配偶者を癌で亡くし、回想記を表す。何とも複雑な気持ちである。
彼の同期には元形成外科の教授や、元救命救急の教授もいるので、時代の変遷と言えばそれまでだが。

肝心の彼のグリーフケアの期間だが、壮絶な戦いだったようだ。いやまだ終わったわけではない。
自死も考えたという。当然だろう。
我々夫婦も常々言っている、できることなら飛行機事故でもなんでもいい、伴にこの世におさらばを告げたいと。
この期に及んで神様にお願いするのはそれだけである。
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by n_shioya | 2010-04-26 21:48 | 医療全般 | Comments(2)
心の休日
今日は朝から快晴で、夕方まで庭のデッキチェアにただ寝そべっていた。
こんなことは生れて初めてである。
休みで寝そべっていても、何か本を読んでいるからだ。
それが昨日から前にレーザー治療をした右目の調子が悪く、明日精密検査を受けるまで、大事を取って目を休ませたかったのである。

カセットデッキでクラシックでもと思ったが、この際ただひたすら頭を休めることにした。
普段置き去りにしてきた様々な“想念”が沸き起こり、意外に退屈しないものである。そして“心の休養”にもなった。

考えてみると僕はこれまで、“座禅”とか“瞑想にふけった”ことはなかった。
動いていなければ何時も“活字”と向かい合っていた。そうしないと不安だったのかと、いま反省している。
昔誰かの読書論で、「書物に淫するな」という言葉があったのを思い出す。
ギリシャ人は古典を生み出したが、彼らにはよりどころとする古典は必要なかったのではないか。ただエーゲ海の青い海を眺め、お互いに対話を交わし、思想を深めていったのではないかと思う。

空を仰ぐと、青いキャンバスに真綿をちぎったような雲が浮かんでいる。
ヘッセは「青春彷徨」の中で主人公に、“私ほど雲を愛する人がいたら教えてほしい”と言わせているが、この変幻万化の雲の芸術に魅せられるとき、人は誰でも同じように感ずるのではなかろうか。

「体の休日」以上に「心の休日」の有難味を感じた一日だった。
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by n_shioya | 2010-04-25 20:06 | コーヒーブレーク | Comments(7)
「ガラスの巨塔」
b0084241_18193770.jpg「これを書くためにNHKを退社しました」と言う帯に書かれた著者の言葉につられつい買ってしまい、昨日の袋井往復の新幹線の車中で夢中で読み切った。
著者はあのNHKのかつての看板番組、プロジェクトXのプロデューサー今井彰である。

放映当時は僕もほとんど欠かさず観た覚えがあるが、今プロデューサーの自伝的著書を読み、その現場での過酷なまでの製作過程、チーム全員のプロ魂にはほとほと感心させられたが、それ以上に、大企業のおぞましいまでの権力抗争の実態があからさまに描かれてをり、十分にミーハー的な興味を満足させることが出来た。

幸か不幸か、僕はおよそ「権力闘争」と縁のない暮らしをしてきた。
企業ではなく医者の世界と言うこともあったかもしれない。
だが、考えてみると、この「ガラスの巨塔」という題は、「白い巨塔」をもじったものだ。医学会にもそれなりの権力闘争はあるのだろうが、僕が権力に興味がなく、権力にとっても僕はお呼びでなかっただけかもしれない。

これを書きながらも、ソニー、スバル、内視鏡などの開発の名場面が脳裏に浮かんでくる。
あれだけの幅広い分野のテーマを扱えば、多少の齟齬はあったかもしれない。
又社内の権力闘争でゆがめられた場面もあったかもしれない。
だが、プロデューサーとチームがこの番組に駆けた真摯の努力と熱情は、はやり偽りのないものだったというのが僕の読後感である。
あれだけの作品は今後はもう出ないのではなかろうか。
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by n_shioya | 2010-04-24 22:42 | コーヒーブレーク | Comments(2)
袋井市
このところ「死」について考えている。
一つ年下の従兄弟、陽一郎の死で少し身近なものになったのかもしれぬ。
にとって唯一確実にくるもの」とは心得ていたが、今までは自分を、その「」にいれてなかったようだ。

“よく死ぬことがよく生きることになる”とはよくきくせりふだが、どうも禅問答のようで、わかったようなわからないような気がしていた。
だがこのへんで、あらためて「死」について考えることにした、よく生きることとどうつながるかはまだわからぬが・・・
とここまで書いてきて、新幹線の時間が迫っているのを思い出して、家を飛び出した。
夕方から袋井市でアンチエイジングの講演をすることになっていたのだ。

その講演を終えて今帰宅したところ。もう11時過ぎである。
袋井市の介護保険研究会の方々には、4年ほど前、湿潤療法の話をさせていただいた。その同じグループからアンコール講演で、アンチエイジングをと言う御依頼だった。
袋井市役所の会議室に7,80人の方がお集まりくださった。
皆さんとても熱心で、一時間半の時間があっという間に過ぎてしまった。

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「死」はしばらくお預け。
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by n_shioya | 2010-04-23 23:22 | アンチエイジング | Comments(6)
塩谷一家
今日は次男の友人夫妻に招かれ、六本木ミッドタウンのガーデンテラスでイタリアンをごちそうになった。
餓鬼ンチョの頃から、家族同様につき合っているが、今はアフラックの会長である。
食後は、ミッドタウンの近くのレジデンスの棲家でデザートを御馳走になった。
上層階からの東京タワー周辺の夜景が素晴らしかった。

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五人の子供がそれぞれに何人かの親友を持ち、その一人一人が家族の一員のように親しい関係なので、何時も何か大家族のドンのような満足感を味わっている。
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by n_shioya | 2010-04-22 23:45 | コーヒーブレーク | Comments(6)
メタボのウソとホント
春のアンチエイジングカフェ最終回「メタボのウソとホント」を無事終え、心底ほっとしている。
アンケートの御回答をみても、当初の目的はほぼ達成されたと信じている。
今回のテーマは本当にまとめるのに苦労した。

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メタボ診断の基準自体の問題もさることながら、人体の代謝のメカニズムが複雑を極めるからである。
そのあたりの説明に終始して、ライフスタイルにどう現在の知識を生かすかまで、踏み込めなかったのが心残りである。
いや、まだ力不足といった方がよいかもしれない。

最後までお付き合いくださった参加者の皆さん、そして運営に協力してくださった事務局の皆さん、本当にありがとうございました。
僕のアンチエイジングの旅はまだ始まったばかりですので、今後ともよろしくお願いします。

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by n_shioya | 2010-04-21 21:09 | アンチエイジング | Comments(2)




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