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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
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「男と女は間違い電話」
僕の従兄弟に演出家の福田陽一郎というのがいた。
僕より一つ下だが、昨年すい臓がんで亡くなった。
二ールサイモンのものや、そう、15年に亘ってパルコで「ショー・ガール」などをやっていたので、御存じの方もあるかもしれない。
其の出し物の一つに「男と女は間違い電話」というコメディがあったのを、今「夫婦脳」を読みながら思い出している。
丁度この本にでてくる、男女の脳の回路の違いから生ずる摺れ違いをテーマにしたコメディだったように思う。

それにしてもこの本はよく書けている。引用しはじめるとこれもあれもと、結局は著書のコピーになりそうなので、ごく一部にしておくが、例えば

「神はこの世に、男性脳と女性脳をお造りになった。片方は全体を把握して、素早く危険を察知したり、獲物までの距離を正確に認識したり、複雑な図面を理解したりする。もう片方は、自分の周囲を密に把握し、もの言わぬ赤ちゃんの健康管理をし、食べ物の腐敗を見わけ、他人のウソを見抜く。
男女のものの見方の違いを思うたびに、この世に、二つの違う脳があることの意味を思い知る。・・・」

実例は御本に任せるが、改めて指摘されると、男なら誰でも思い当たることばかりだ。これを本当に理解して、著者のサジェストするコツが実行できれば、随分と夫婦仲は改まり、離婚もチットは減るのではと思わされる。

ところで我々夫婦は結婚以来、口喧嘩を含め喧嘩をしたことがない。
別に自慢するつもりは無い。
もしかすると、あまりにもお互いの思考経路のギャップがひどすぎて、すべての会話が完全にすれ違っているために衝突しようがなく、それぞれが相手の言葉を自分に都合よく解釈しているのでは、と心配になることがある。
“でも、死ぬまで気付かなきゃ、それでいいじゃない。”と配偶者は達観している。
これも夫婦脳の差かもしれぬ。
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by n_shioya | 2011-08-31 23:15 | コーヒーブレーク | Comments(3)
「夫婦脳」
マジイ本に引っかかってしまった。
「夫婦脳」。
“夫心と妻心はなぜこうも相容れないのか”という副題がついている。
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著者は黒川伊保子さん。奈良女子大の物理学科の御出身のようだ。
かねがね僕は、男と女は別の種族というより、そのギャップの深さから、別の動物種ではないかと感じていた。
その理由を彼女を見事に解き明かしてくれる、しかも温かい目で。

まず、「女性脳は男性脳に比べ、右脳(感じる領域)と左脳(考える領域、言語機能局在側)の連携がはるかにいい。そのため、感じたことが即言葉になる脳なのである。」
これには右脳と左脳を繋ぐ脳梁と呼ばれる神経の束が、女性の方が男性より約二十%も太いことに関係しているそうだ。
ここからすべての悲喜劇が生ずるというのが、本書の展開のようだが、まだ読み始めただけで、もう今日の終わりが来たので、あとは明日のお楽しみ。
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by n_shioya | 2011-08-30 23:03 | コーヒーブレーク | Comments(4)
ポイズ
戦後しばらく日銀の顧問を務め、東大でも経済学を教えていたライカ―女史から教えられた言葉に「ポイズ、poise」という英語がある。
ぴったりの日本語が見つからないが、自信ありげなとか優雅なとか、人に与える好印象の一つである。
政治家で言えば、当初のオバマの振る舞いというかジェスチャー、ケネディの堂々とした演説など想い浮かべていただきたい。
日本の政治家となると、あまりいないですな、好みは別としてまあ中曽根あたりか。
猫背でぼそぼそ囀る仙谷などはその対極といえる。
つまり、「日本人ももっとポイズを持って」とライカ―女史に常々言われたものである。

その為にはまず姿勢をよく、それには歩き方が基本ですよ、とおっしゃるのは松尾多恵子女史である。
「100歳までハイヒールを履いて颯爽と歩く前向きな人生を!」というスローガンで、日本ソワンサンウォーキング協会を始められた。
でも、ハイヒールは足に悪いのでは?
そんなことはありません。歩き方が悪いのです。
確かに女性が50を過ぎるてぺッタンコ靴に堕落し、でれんこ、でれんこ動き回るようになるのは悲しいし見苦しい。
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正しい歩き方は、まず下腹部の筋肉を締め上げ、へそを中に引き込む。
脚はさっと出して踵から着ける。その際、反対側の手を前に振るのではなく、同側の手を後ろに引くよう意識したほうがバランスがとれる。
そして男の場合は背筋を意識せず、顎を引き締めれた自然に猫背は強制されるとおっしゃる。

何せ元ミスワールド東京代表、ファッションモデルの歩き方の先生をされていただけあって、其の教え方に迫力がある。
つい乗せられてしまって、僕もあられない姿でウォーキングと格闘する羽目になった。
確かに効果はあるようだ。
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これから少し修業に励んで、颯爽とハイヒールを履く女性の腰に手をまわしても、様になる80男に変身しようと決心した。
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by n_shioya | 2011-08-29 23:53 | アンチエイジング | Comments(5)
デーケン師の笑い
東京に出たついでに、今日の日曜の御ミサはイグナチオで与かった。
多少早く着いたので、教会の書店に立ち寄り、デーケン師の「よく生き よく笑い よき死とで会う」を買い求めた。
実は僕は、デーケン師のお話を聞いたこともなく、御本も初めてである。
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かつて、お名前は忘れたが井上ひさしのモッキンポット師のモデルとなったフランス人の神父さんが、“デーケンが笑いについて書くのが最もお笑いだと”とドイツ人の野暮さを揶揄されたことがある。
また、スペイン人の神父さんは、“イエズス会の問題はドイツ人が多すぎることだ”とおっしゃり、上智大学の中でも、ゲルマンとラテンの争いが続いているのか、とおかしく思ったことがある。
ま、神父さんもシスターも人の子。中での人間模様はさまざまのようだ。

ところでホイベルス神父でも感じたことだが、デーケン神父も宗教的には本当に恵まれたカトリックの家庭に育たれたようである。
僕のように成人になってから、頭から入った信者と違い、信仰が体の一部のように無理なく共存しているのがうらやましい。

所で配偶者はイグナチオ教会がすっかり気に入っている。
“イグナチオに移れないかしら”など言い始めている。
最近日曜も一日東京のことが多いので、それも一案かもしれない。
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by n_shioya | 2011-08-28 23:06 | コーヒーブレーク | Comments(4)
直観の効用
我々の判断は、理性感情の複合体で決まることが多い。
だが、それ以上に重要なのは直感ではなかろうかと思い始めている。

人の場合は第一印象ともいえるが、事柄に関しては、その瞬間の自分の反射的な受け止めであろう。
だが、やはりあの時に感じたことは正しかったと後悔するのはあくまで旨く行かなかったときの後付けであり、事がスムースに運べば、当初のことを思い出すことは少ないので、何処まで直感が正しいか、エヴィデンスを探るのは容易ではない。
また、自分の直感を信じて行動するには勇気がいるし、理性と感情はしばしば直感の働きを鈍らせる。
それでも僕はこれからはもっと直感に敬意を払いたいと思っている。

ところで、これは直観といえるかどうかわからないが、僕は時折奇妙な経験をする。相手に対し、結構厳しい批判的なことが、意に反してというより、全く意識することなしに、口からこぼれ出てしまうことである。

今でも不可解なのは、名前を出せば皆さん御承知の某女性生物学者の講演をお聞きした時である。
生命とか疾病とかに関し、その意義について壮大な図式を展開されたのだが、中味が空っぽでこじつけに近い。
質疑に入り僕は立ちあがって、何の気なしに“なんか餡子の入ってない最中を食わされたみたいですね。”というコメントが口から出てしまった。
まずいことにすぐまた別の方も立ち上がり“いや、私もそう感じました”と賛同してくれてしまった。

こちらに全く悪気がないだけ、またおそらく核心に触れていたため、其の学者先生をひどく傷つけたに違いないと悟ったのは、それからだいぶ日がたってからである。

どうしてこう発作的にこういう言動をとったか、いまだに謎である。ただ、似たようなことは覚えているだけでも数回はやらかしている。

これからやんちゃ坊主として直感を大事にするにあたり、其の表現と実現には十分な留意が必要なようだ。
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by n_shioya | 2011-08-27 22:37 | コーヒーブレーク | Comments(4)
「ミタメ」編集会議
猛暑から一転豪雨。その間には唯蒸し暑い曇り日。
今日は豪雨の日だった。
其の豪雨をついて、「ミタメ」の編集会議が青山で行われた。
9月末発行予定の、創刊号の最終打ち合わせである。

「シミとレーザー」「乳がん検診と乳房再建」という二つの特集。そして南編集長のアンチエイジング専門医インタビュー。これは今回は慶應の坪田教授。
その他最新情報満載の、魅力的な冊子になりそうだ。
フリーペーパーなので、日本中どこでもただで手に入る。
斯う、御期待。
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by n_shioya | 2011-08-26 22:38 | アンチエイジング | Comments(2)
世界創傷治癒学会連合会議
実は昨日は日帰りで福岡に飛んできた。
「第4回世界創傷治癒連合会議」という長たらしい名前の国際学会の組織委員化に出席のためである。
名前はいかめしいが、要は僕がやっている創傷治癒センターのグローバル番と思ってくだされば好い。
つまり「キズケア」の学会である。
それほどこの分野の範囲も広がり、また進歩を遂げたということだ。

キズの処置に始まり、傷跡をどう直すか、褥瘡や下腿潰瘍など治療に難事するキズの扱い、さては再生医療や看護の問題等多岐にわたる。

国際と銘打つ以上参加予定者も一万人近く、予算も四億円ほどの規模である。
来年9月開催の予定だが、会場は幸い、みなとみらいのパシフィコ横浜で、僕の家から歩いてもいける、30分はかかるが。

国際学会のいいところは、世界の最新情報が入るだけでなく、世界中に散らばったの昔の友達と旧交を温めることができることだ。
僕の役目は国際顧問団団長である。
だが、僕の同世代の奴らはほとんど引退して、人によってはあちらの世界にだが、現在活躍しているのは、2世代も3世代も若返っている。
そして今は、当時は存在しなかった再生医療の黎明期である。何処までこの分野が、患者のベッドサイドに還元されているか、今からワクワクしている。

だが、それにしても九州の日帰りはきつかった。もうお年ですね。
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by n_shioya | 2011-08-25 22:07 | キズのケア | Comments(1)
日本人の誇り
太平洋戦争に関してはバランスの取れた本が乏しい、。
藤原正彦の「日本人の誇り」も、、妙な偏りがる。
彼の本を読むのは初めてだ。
「国家の品格」も評判だったが、大体僕は「品格」などという言葉が嫌いだし、戦争を知らない数学者に何がわかる、という偏見もあった。
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必ずしも彼の意見に賛成というわけではないが、今まで知らされていなかった事実関係もいくつか挙げられている。
また、かつて横行した欧米の身勝手な世界侵略、そして今もまかり通るアメリカのダブルスタンダード。彼の分析は正孔を得ている

かといって僕のようなひねくれ者が、だからすぐ「日本に誇りを持て」と言われても無理だが、参考までに彼の「誇りの回復の処方箋」だけを列挙しておこう。

①戦勝国の復讐劇にすぎない東京裁判の断固たる否定でなければなりません。そして日本の百年戦争がもたらした、世界史に残る大殊勲をしっかりと胸に刻むことです。(これは著者の意見をよくお聞きください)
②アメリカに押し付けられた、日本弱体化の憲法を廃棄し、新たに日本人の、日本人による日本人のための憲法を作り上げることです。
③自らの国を自らで守ることを決意して実行することです。

こう書くといかにも偏狭な愛国心をあおっているだけに聞こえるが、彼はナショナリズムとパトリオティズムを区別し、大切なのは後者であり、日本語ではこの二つがごっちゃになって愛国心と言われているのが問題だとしている。

それにしても外交とはしたたかな騙しあいである。その戦いにおいていかに我々はナイーヴなことか。
やはり国境を持たない島国だからか、はたまたアメリカの属国でまんぞくしているからなのか。
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by n_shioya | 2011-08-24 22:26 | コーヒーブレーク | Comments(6)
失われた時を求めて
「美の迷宮」をさまよいながら、子供の頃のことをもい出した。
それは小学5年のとき、親父と一緒の富士登山の帰りに富士屋ホテルに泊まった時の話である。
あの髭のホテルマネジャーが、館内を案内してくれた。そして屋上のプール脇の温室で目にしたのは、溢れるばかりに咲き誇ったグロキシニアの鉢の大群だった。
赤、青、ピンクの覆輪。肉厚の葉。
グロキシニアを見るのは初めてだった。
これほど美しいものが世の中にあるとは、と感動したのを思い出す。
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その後町の花屋でも見かけるようになったが、あの時の魂を奪われるような感じは生れてはじめてだった。
その後は?
その後、どのようなものやことに美しさを感じたか?そしてその時の感じは。
こう考えるのは、今僕は美とは観るものと観られるものとの相互作用としてとらえようとしているからだ。
こうして僕の「失われた時を求める」旅が始まる。
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by n_shioya | 2011-08-23 23:17 | 美について | Comments(2)
アンリ・ル・シダネル
ショックだった。
軽井沢のメルシャン美術館が今年で閉館になるという。
白樺の林に立つ二階建てのメルシャン美術館は、カミーユ・クローデル、シャガールそしてウィリアム・モリス等、これまでセンスある特別企画展で楽しませてくれた。
八ヶ岳の山小屋から片道約一時間半。山に滞在中に一度は訪れるのを楽しみにしていた。
美術館だけでなく、洒落たレストランもあり、即売所ではワインやウィスキーの試飲も可能である。
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最後となる今回の特別展示は、アンリ・ル。シダネルだった。
不明にも僕はこの、印象派から後期印象派にかけ、同時代に活躍したこの作家は知らなかった。
一言でいえば、ピサロの雰囲気を、今少し点描がかった手法で描き挙げたと言ってよいだろうか。
人物にしろ、風景にしろ、生物にしろ、非常に楽しい作品ばかりである。
これだけの作家がどうして今までわが国では紹介されなかったのだろう。

先週半ば過ぎ、横浜の猛暑から脱出した我々を待ちうけていたのは、八ヶ岳の豪雨であった。
丸五日間、降りこめられていた。
お陰さまで“思索”にふけるゆとりは十分すぎるほどだった。
そして何よりも、アンリ・ル。シダネルと知り合えたことは最大の収穫だった。
思索の結果は「美の迷宮」として、ブログにアップしていきたい。
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by n_shioya | 2011-08-22 23:04 | 美について | Comments(6)




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