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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
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「魂は存在するのか?」
近頃,これほど「神の存在と死後の世界」と真正面から取り組んだ著書は珍しい。
著者は上智大学の名誉教授渡部昇一氏である。
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氏は此れまでもたくさんの本を書かれているので,皆さんご存知でしょう。
数年前,僕は氏とお会いする機会に恵まれた。
氏と親父の対談が「致知」という出版社からでる事になったが,其の少し前に父が他界してしまったのである。
故人の本を出版する事は如何かと出版社はためらったらしいが,渡部氏が此れはいい対談だからと是非出版をと薦められたという。
そんないきさつもあって息子の僕が,著者とお会いする運びになった。
そして僕はどんな話題でも,さっと故事来歴を持ち出される渡部氏の博識に圧倒されてしまった。

だが今度の御本は違う。徹頭徹尾、ご自身の本音で埋まっている、「神の存在と死後の世界」を信ずるという。
もちろん、パスカル、デカルトそしてアレクシス・カレルなどの紹介はあるが。
そして僕は氏の主張のすべてに共鳴する。
僕も現代人は,「唯物論」という迷信に惑わされていると信じているからだ。
ただ僕には巧く説明できない其の信念を,渡部氏はパスカルの「賭けの理論」を引用しながら,巧みに理論づけしてくださる。
ちなみにパスカルの「パンセ」は,数学者としてのパスカルが,神の存在を証明するという試みのためのメモであったと聞いている。一般に受け止められているような,只の警句集ではない。
もし,其の試みが完成していたら,どんな著書になっていたろうか大変気になるところである。

その他、
①奇跡を否定する事で,プロテスタントは宗教でなくなっていく。
②宗教はオカルトである。オカルトが悪いのではなく,良いオカルトと悪いオカルトを区別すべきだ。
③人間と動物の差は「言語の有無」である。
等々,大変示唆に富んだ内容の御本である。
また氏とお会いして,いろいろと話し合いたくなった,僕の本音もぶっちゃけて。
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by n_shioya | 2012-05-31 22:46 | コーヒーブレーク | Comments(16)
熱傷学会スタート
今日から日本熱傷学会がスタート。
今年は第38回である。
会長は杏林大学の山口教授。救命救急の長である。
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この40年間に,火傷の治療は驚異的に進歩した。
全身管理による救命。
感染防止。
皮膚移植の進歩。
傷跡の改善。
更には、
「培養皮膚」という再生医療の先駆けともなったテクノロジー。此れには昨日訪問記をアップした、ベンチャー企業J-tecが大きく寄与しているが。

そして皮肉な事には,学会の啓蒙活動の普及で「熱傷予防」が功を奏し、重傷熱傷患者が減少し,“専門医の腕の振るい場所が減ってきた”と、今日の懇親会の挨拶で、ある理事が“喜ばしい事ではあるが・・・”と複雑な表情でコメントしていたのがおかしかった。
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by n_shioya | 2012-05-30 23:09 | 医療全般 | Comments(2)
頑張れ、J-tec!
2年ぶりの蒲郡。
J-tec小沢社長の取材である。
J-tecは13年前に創立した日本初の,未だに日本唯一の、再生医療に特化した企業である。
熱傷患者の救命のための「培養皮膚」の提供でスタートし、次いで「軟骨培養」の臨床応用へと発展を遂げてきた。
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我が国のベンチャー企業に対する一般の理解はまだまだである。
J-tecもこれまで、厳しい茨の道を歩んできた。
12年赤字経営に耐え,やっと最近になって出資者も増え,一部上場を果たし、昨年度やっと黒字になったという。
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iPS細胞の生みの親、山中教授の快挙により「再生医療」に対する関心は深まったが、皮膚、軟骨をのぞいて他の臓器での実用化にはほど遠い。
不肖、我が国で初めて培養皮膚に着手した一人として,再生医療の健全な発展を切望し、J-tecに期待すること大である。
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by n_shioya | 2012-05-29 21:49 | 医療全般 | Comments(3)
「官僚を国民のために働かせる法」
霞ヶ関村の掟は厳しい。
「省益」を忘れ「国益」を考えるような“はしたない男”は、最も陰険な方法でたたき出され、「記者クラブ」という自殺行為で権力側とつるんだ情けない我が国のジャーナリズムは其の“勇敢な者たち”を見殺しにする。
其の中でわれわれ国民のために果敢に戦い続けている勇者が「古賀茂明」である。
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彼はちょうど1年前,現役の経産省幹部として、「日本中枢の崩壊」を著し、経産省,東電の欺瞞と隠蔽、そして彼ら原子力村の住民たちに丸め込まれた民主党の惨状を暴露して、国民の蒙を開いた。
彼がその半年後の11月に出版した「官僚を国民のために働かせる法」が、今また話題を呼んでいる。

霞ヶ関と多少ともかかわったことのあるものにとっては、常識ともいえる事柄の連続だが、そこに身を置いた者の記述だけに具体的で生々しい。
霞ヶ関で君臨するのは,保身のためには恥も外聞もなく権謀術数に走る男たちだ。
かれらは学生時代から、人間性を削っても㊝の数を増やす事が唯一の価値観のヤカラではあったが、最近でははじめから人間性を持ち合わせていないのが問題のようだ。つまりマザコンか何か知らぬが、“一人前の男”になれないまま,権力の中枢に居座っている。

それに対して古賀氏は日本再生のための具体的な処方箋を出しているが、其の実行には国民の覚醒と,土性骨(どしょうぼね)を持った政治家の存在が不可欠である。
泥鰌(どじょう)よ,引っ込め!
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by n_shioya | 2012-05-28 22:00 | 原発事故 | Comments(2)
「美人の歴史」
ジョルジュ・ヴィガレロの「美人の歴史」を読み終えたところ。
なんとも魅力的な題名でしょう。
それがすごく難解な中身なんだな。
著者が博識すぎるのか、フランス人独特の思弁と饒舌のせいか、だが翻訳も生硬すぎる。それぞれの言葉は正確に訳されているのかも知れないが、もうちっとこなれた日本語に置き換えられないものですかね。
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とりあえずおおざっぱにサマライズすると、

①16世紀から20世紀まで,各世紀毎の特徴的な美人観と其の社会的な背景を分析している。
②これには女性の社会的立場の変遷がからみ、それと連動しての服飾の変化にも言及している。
③そして20世紀になり、生来の容姿に人工的な操作、この中にはお化粧から美容外科まで含まれるが、を加える事が許容されるようになっただけでなく、美しくなる努力が義務であるかのように、人々は思い始めた。
等々。

我々美容外科に携わる者としては、まず患者の訴えというか要望が、社会通念に照らして妥当かどうかという観点から、手術の妥当性を判断する。
この社会通念なるものが、美の基準も含め、あまりにも主観的で曖昧なので、これまで僕は悩み続けたし、まだ模索を続けている。
其の一助になるかと期待して読破したが、混迷はさらに深まるだけだった。
カントの哲学も、天野貞祐の翻訳のおかげでより難解になったと聞いているので、ならば原書を読んでと思っても、残念ながら僕はフランス語が出来ません。 
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by n_shioya | 2012-05-27 22:33 | 美について | Comments(2)
「容疑者Xの献身」
今日は観劇。
劇団「キャラメルボックス」
出し物は「容疑者Xの献身」
主演は我々が応援している「近江谷太朗」。
文句なしに面白かった。
原作者東野圭吾は孫たちも知っている人気作家だそうだ。
まだ、サンシャイン劇場で一週間上演しますので、是非ご覧ください。
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by n_shioya | 2012-05-26 22:47 | コーヒーブレーク | Comments(2)
創傷治癒センター
今日は「NPO法人創傷治癒センター」の理事会と懇親会。
今年で9年目。
アンチエイジングと同じで、僕が「創傷治癒」を言い始めた頃は、それなあに?といった感じだった。
それが最近は大流行りで、この9月には5000人規模の国際学会が横浜で開催される運びになった。
それもこれも、センターの理事の方々と賛助企業の皆様そして事務局の献身的な協力のおかげである。
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フォトは僕から左へ、
貴志教授:慶応大学
市岡教授:埼玉医大
森口名誉教授:川崎医大
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by n_shioya | 2012-05-25 22:55 | キズのケア | Comments(2)
原子力村の懲りない面々!
この秋のアンチエイジングネットワークの公開シンポジュームのプログラムを検討中である。
メインテーマは「睡眠」。
キーノートスピーカーは聖路加病院の精神腫瘍科の保坂隆先生・・・

とここまで書いたところで、テレビで原子力村の破廉恥な犯罪的行為が暴露され始めたので、キーを止めて明日にまわす。
3・11の責任を取るどころか、なりふり構わず自己保存に狂奔する原子力村の「金と権力の亡者」たち。
任命権の在るはずの国会は何をしているのか?
お前らもグルか?
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by n_shioya | 2012-05-24 22:37 | 原発事故 | Comments(12)
「聞く力」
親父は人気作家の阿川裕之。
自身もインタビューアー、エッセイストそしてテレビ・パーソナリティとして活躍している阿川佐和子。
b0084241_22552529.jpg其の新刊書「聞く力」を読み始め、あっという間に読み終えてしまった。
実に面白い。ほんとうに“ウィットに富んだ賢い女”である。
ま、タケシの番組で、お偉方、うるさ方を相手に堂々渡り合えるのだから当然かも知れん。

彼女によれば “聞く事のこつはよく相手の話しを聞く事”につきる。
当たり前のこと?
そう、其の当たり前の事が難しい。
彼女自身の豊富な体験を、失敗談も含め、読むと、これまで僕は人の話しを全く聞かずにここまで来てしまったと反省させられた。
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by n_shioya | 2012-05-23 22:57 | コーヒーブレーク | Comments(2)
冬の旅
フィッシャー・ディスカウが逝った。享年86。
不世出のバリトン歌手。
最後に聴いたのは20年前の“冬の旅”。憶えば引退直前の来日だった。
「溢るる涙」、「春の夢」、そして終曲の「琴弾き」。
特に「霜おく髪」は鬼気迫るものがあった。
絶唱だった。
すべてが今は涙なしには想起できない。

僕の青春は“冬の旅”と伴に在った。
ヒュッシュに始まり、ホッター、プライとあまたの歌手が“冬の旅”を歩むが、其の誰も、フィッシャー・ディスカウの足下にも及ばなかった。
初期の歌は其の若々しさの故に、青春の痛みを具現して余すところない。
が、僕が今最も愛しているのは、ブレンデルとの共演のCDである。
今でも、そのCDをプレイヤーに載せない月はない。

本当にありがとうございました。
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by n_shioya | 2012-05-22 22:30 | コーヒーブレーク | Comments(2)




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