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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
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「友在りて遠方より来る」
友在りて遠方より来る。
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ボストンから親友のイーロフ・エリクソンが飛んできた。
明後日からの国際学会のゲストスピーカーである。
スエーデン生まれだが、アメリカに移住して長く、今はハーバードの教授として創傷治癒研究の仲間である。
面倒見のいい男で、僕の弟子が何人も世話になった。
研究情報の交換もそこそこに、友人達の「死亡率」が話題になった。「死亡」と言ってもあの世への旅立ちではなく、われわれのあいだでの「離婚」の隠語である。
事程左様にアメリカでは、事に形成外科医は「死亡率」が急増している。あらかじめ聞いておかないと、パーティの席上などでへまな事を言ってしまうからだ。

僕の留学時代の旧友も無傷の奴は少ない。また、悲しい事だが本当の「死亡率」に加わってしまったのも少なくない。
その中で、イーロフのように、元気で無傷の友人は救いである。
明日からの学会で彼がどのような研究成果を発表してくれるか、楽しみである。
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by n_shioya | 2012-08-31 22:35 | Comments(2)
銀座の飲み会
堅苦しい話しが続いたので、今日は楽しげな写真をどうぞ。
銀座の僕の仕事場の暑気払いの飲み会である。
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僕は飲めないので、かつては飲み会は足が遠のいていたが、この銀座の仲間の会は、飲めなくても至極楽しい会である。
理由はお分かりでしょう。女の子の数が野郎の三倍。後期高齢者でも男なら大事にしてもらえるからである。
場所は?
銀座の某高級料亭。ただし一見様お断り。
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by n_shioya | 2012-08-30 22:52 | コーヒーブレーク | Comments(2)
美しき惑いの年
高島屋で開催されているバーナード・リーチ展を観てきた。
バーナード・リーチは柳宗悦、河井寛次郎等と日本で民芸運動を育んだ大先達である。
そこには独創的な魅力ある作品の数々が展示されていた。
併設された民芸展では、益子の陶芸や、松本家具などが一杯に展示され、暫く「民芸の世界」を彷徨う事が出来た。

学生時代、僕を「たくみ」と言う今も新橋にある民芸店に連れて行き、民芸の楽しさを手ほどきしてくれたのは、ウィニーと言うボランティア活動で日本に来たハーバードの女子学生だった。
益子を訪れたのも彼女と一緒だったと思う。

そして僕の民芸好きは嵩じて、僕なりのカントリー・ライフを夢見るようになった。
武蔵野の雑木林のなかで、玉川上水ぞいに黒塗りの梁に白壁の民家に住む。そして家具は松本家具。もちろん食器は益子焼。
そこからジャグァーXKで東京の仕事場へ通う。ちなみにXKは当時日本で乗っていたのは三船敏郎ぐらいだった。
だが、肝心の仕事は何をしたいのか決めかねていた。とりあえず医学部には籍を置いていたものの、医者になるつもりはさらさらなかったからである。
医師で作家のハンス・カロッサの言う「美しき惑いの年」であった。

だが、結局は医者になり、結婚して5人の子供に恵まれると、とてもスポーツカーどころか、住まいもままならず、とりあえずは利便性にかまけ、和室もない家に50年も住み続ける仕儀となった。それでもやがてはささやかな茶室を建てますつもりではあったが。

家具もこれまでは、ともかく安いもので間に合わせてきたが、今頃になってスペースもないのに、岩手や八ヶ岳山麓の家具作りの友人の作品で、がっしりした造りのものを運び込んで、居場所もままならぬまま悦に入っている。
ちなみに、安い家具も買えぬインターン時代は、自分で古材木で机や子供のクレードルなど造った事もある。これは趣味と実益を兼ねた苦肉の策でもあった。

何故これほど「民芸」は魅力的なのだろう。
一言で言えば「ぬくもり」である。
人間不在の現代社会で、“安らぎの住環境”を生み出す最高の手段だからだ。
当然“アンチエイジング”にも打ってつけの筈。
可能なら今からでも建て直そうかと迷いが出るが、高齢になって家を建て替えるのは寿命を縮める最も確実な方法とされているので、矛盾する事甚だしい。
改築の資金がないのがもっけの幸いといえる。

こうして僕の「美しき惑い」は今も続いている。
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by n_shioya | 2012-08-29 22:47 | 美について | Comments(2)
怪我や火傷は形成外科で!
今日、知人から緊急の連絡が入った。
同じ職場の若い女性が先週の水曜日に転んで額が切れ、近所の皮膚科で縫ってもらい、昨日抜糸したが、未だ真ん中辺がジュクジュクしており、これ以上は形成外科で看てもらうように言われたと言う。

一瞬、ヤバいと思った。
その理由は
①まず、けがの処置は外科か、出来れば受傷した時から形成外科で治療を受けるのが望ましい。
②顔の場合、抜糸は5日が望ましい。一週間ほっておくと縫い跡が残りやすい。そして傷跡の修正よりも縫い跡の修正は遥かに手間がかかるからである。6日と言うのはボーダーラインである。
③通常の傷ならば、6日もすれば完全にくっついて、ジュクジュクしていては困る。
だがこれは形成外科医の言うことで、今の日本の診療体制では妥当な範囲内の治療と言える。
しかし見ないでは、そしてまたこれ以上は、推測になるので、とりあえず都内のしかるべき形成外科をご紹介した。

この事で改めて感じたのは、
①まだまだ形成外科の認知度が低い事である。形成外科と言うと即美容外科と思われ、せいぜいが傷跡の修正で、やけどや外傷の傷を受傷時から扱うと言う認識に乏しい。
②また、全ての怪我を扱いますと言い切るには、形成外科医の数があまりにも少ない。

だが、そうも言ってられないので、ここで改めて、火傷や外傷の傷の手当は形成外科へ、と声を大にして叫びたい。

そしてこの日曜日からは、横浜のパシフィコで「第4回世界創傷治癒学会連合会議」が5日間にわたって開催される。
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by n_shioya | 2012-08-28 22:43 | キズのケア | Comments(6)
海外医療ボランティア活動
先日のカトリック医師会での僕にとっての最大の収穫は、フィリッピンでのボランティア活動についてお話が聞けた事である。

この活動は10年前から続けられているそうだが、去年から参加された多賀谷先生のお言葉は、
「自分としては積極的に参加したいとは思っていませんでした。しかし2年前に毎年参加されている先生に、参加すると元気が出るよと言われました。元気がなくなっていた私は、この理由を是非知りたかったので参加を決めました。」
しかしミンダナオ島の僻地での医療の遅れ、いやそれ以前に生活環境の貧しさは想像を絶する者があったそうだ。

だが、それにも関わらず先生は
「ミッションに行って元気を取り戻して」帰ってこられたと言う。
それは、現地の方々の明るさと、「何よりも感謝の気持ちをこめて我々を迎えてくれる事だと思います。医療の原点(医療が始まった初期の頃の事であり、日本では無医村以外はなかなか経験できない事かもしれません。)」を体験する事が出来たからかも知れないとおっしゃる。

今日本では、医師のほとんどが、心の奥では、医師としての理想と現実のギャップに苦しんでいるのではなかろうか。
それは医療のレベルの問題ではなく、医師と患者の心の交流が失われていく事である。
東日本大震災でボランティアとして、想像を絶する不利な条件かで医療活動に従事された方々からも、同じように医師としての生き甲斐を改めて感じたと言う事はよく耳にする事である。

そしてまたフィリッピンの場合、「貧富の差は著しく、富裕層は人口の一割で、残りの9割は本当の貧困層で、生きていくのがやっとで医療費に割く余裕など皆無」だそうだ。
だが、人々は皆明るく、幸せそうにしているという。
「成田に帰ってきれいな身なりをしている日本人の顔が、皆一様に暗いのにショックを受けた。」と言う先生の結びの言葉が僕にとってはショックだった。
出来るものなら来年は僕も参加して、フィリッピンの人たちの元気のもとを探ってみたい。
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by n_shioya | 2012-08-27 22:52 | 医療全般 | Comments(2)
昨日の続き
どういう訳か僕は「奇跡の存在」に対する抵抗はない。
信じる信じないと言うより、あって当たり前ジャン、と言う感じである。むしろこの世で「物質世界の法則」が全てとしたら、詰まらないと言うか味気ないと言うのが本音である。

それに医者を長くやっていると、“生命そのものが奇跡”に思えてくる。
生命現象が分子レベルでそのプロセスが解明されてくると、これほど複雑な機能が、物質法則だけで合目的的に運営されている事自体が信じられないと言うか詰まり奇跡としか言いようがない。
それに比べ、いわゆる「奇跡」は、造物主である神が、勝手にそのプロセスをバイパスするだけなのだから、生命の仕組みを構築するより遥かに手順としては簡単である。
むしろ不満なのは、教会が「奇跡の問題」を避けて通っている感じを与えている事だ。

聖書を読むとキリストは何十回となく「奇跡」を行っているが、半分以上は病人の癒しである。しかも使徒達にはその能力が授けられ、使徒行伝によれば実際に異能を発揮している。
それが一、二代で途絶えてしまい、「神の代理人」である筈の教皇方もこの方面はあまり得意とはされなかったようだ。

もちろん医師免許を持たない信者が、バカスカ病人を治してくれては我々は飯の食い上げだが、やはりこの辺りは医師としてはっきりして頂きたいところである。

今日もイグナチオ教会の書店で探してみたが、事奇跡に関しては解説書は見当たらなかった。
やはり自分で聖書を、眼光紙背に徹するほど読み解かねばならぬかと思うが、これが又大事業である。
昔指導司祭から、聖書の記載は
①歴史的事実か
②教訓か
③信仰に関わる秘儀なのか
一つの事柄の記述でも、三様の取り方があると言われたのを思い出して、呻吟している。

なんと愚にもつかぬ事を、と思われるかも知れないが、いよいよ「隠れキリシタン」の仮面を脱いで、カトリック信者としてカミングアウトを考えている医師にとっては深刻な問題である。
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by n_shioya | 2012-08-26 21:42 | コーヒーブレーク | Comments(2)
キリストの奇跡:私見
そして名古屋の「カトリック医師会」での講演は無事終えた。
僕の前の方々のお話のインパクトが強く、想いは千々に乱れ、はなはだまとまりの悪い話しになってしまった。
本当は、「キリストの奇跡」特に病者の癒しについて僕なりの考えを開陳する筈だったが、とてもそこまで到達にはいたらなかった。
実はキリストに出来た事が、何故「神の代理人達」には出来ないのか問題提起するつもりだったが・・・
もう、今日も終わりに近いので、明日この件は続ける事にする。
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by n_shioya | 2012-08-25 22:45 | 医療全般 | Comments(1)
くるみ割り人形
どういう訳か男のくせに僕はバレエが大好きでよく観に行く。
今日は小学6年の孫娘のバレエ教室の発表会だった。
お付き合いのつもりで行ったのだが、なかなかどうして、3時間余の長丁場を十分に楽しませてくれた。
前半はショートピースで、後半は見せ場をアレンジした「胡桃割り」である。

実は4年ほど前のブログに以下の事を書いたのを発見した。
「先日長女と孫娘を連れてバレエを見に行った。
久しぶりの“白鳥の湖”である。
演ずるのはレニングラードバレエ団。
草刈民世の白鳥は今公演が最後ということであったが、その日はマリインスキーバレエ団のプリマのゲスト出演で、これも真にしなやかな踊りで、素晴らしかった。
(中略)
実は3年ほど前、当時幼稚園児だった孫娘を連れてボリショイかレニングラードか忘れたが、クリスマスに“胡桃割り”を見せたことがある。女の子だからバレエは喜ぶに違いないと信じて。
ところが昼の疲れか、公演中ほとんど娘のひざの上でいびきを書いていた。

今回は、小学校一年生になった彼女からのリクェストである。さすがに目を皿のようにして、夢中で拍手を送りながら全幕楽しんでくれた。
(後略)
ブログ:2008・01・16」

その孫娘が草刈民代に触発され、自分で「胡桃割り」を踊るようになったのは感無量である。
その母親、と言うのは僕の長女だが、小学校に上がりたての頃、バレエをやりたいと言って親に反対されて諦めたと、今になって言う。僕は反対した覚えはないのだが・・・
今日の発表会で、僕以上に感無量だったのは長女の方だったに違いない。
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by n_shioya | 2012-08-24 22:39 | コーヒーブレーク | Comments(2)
蝦蟇の一日
“どう、潮風に吹かれたくない?”
配偶者に声をかけると、
“丁度私もそう言い出そうかと思っていたの。”
衆議一決、相模湾の落日へ向けて車を走らせた。
55年も一緒に居ると考えることはシンクロしてしまうものだ。

我が家から南へ30分も走れば葉山海岸である。
長者ケ崎を過ぎたところで狭い坂を海辺に下ると、右手に地中海料理のプラージュ・スッドがある。
相模湾に向かって突き出たドーム型のダイニングは、夕日を望むには絶好のスポットだ。
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おもえば今日は蝦蟇の一日だった。
明後日のカトリック医師会での講演の準備で苦吟し続けたからである。
医師としての自覚に乏しい、不信心なカトリック信者が、「カトリック医師としての理想」について語らなければならない破目になったのは先日も書いた通り。
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「サテ お立会い、山中(さんちゅう)深く分け入って捕らえ来ましたるこのがまをば、四面(しめん)鏡張りの箱の中にがまを放り込む。サァー がんま先生、己(おのれ)のみにくい姿が四方の鏡に映るからたまらない。

己のみにくい姿を見て、びっくり仰天、巨体より油汗をばタラーリ・タラリと流す。かかる油をば ぐっと混ぜ合わせてこしらえたのが、お立会い、これ陣中膏はがまの油だ。」
と言う、筑波のがまの油売りの口上どおり、己の醜さと向き合って、タラーリタラーリと脂汗を流し続けたのである。

ま、とりあえず、以下の3テーマに整理してお話しする事にした。
①余は如何にしてカトリックとなりしか(これは内村鑑三の自伝のパクリ)
②美しき惑いの年(これは医師で作家のカロッサの4部作の自伝の第3部の題名)
③待て暫し、汝も憩わん(これはゲーテの詩より聖オーガスティンに想いをいたす)

これでは何の事かさっぱり分からない?
確かに。だから僕も未だに呻吟しているのです。
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by n_shioya | 2012-08-23 22:24 | コーヒーブレーク | Comments(5)
粋生(生き生き)クラブ
このところ、「新老人の会」だの、「新現役ネットワーク」だの、高齢者のグループが続々誕生している。
そういうお前も銀座のど真ん中で「アンチエイジング・カフェ」などやらかしているではないかと言われそうだが・・・
今日は粋生(イキイキと読む)クラブと言う定年退職者の集まりで話しをさせていただいた。
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この会は横浜市の後押しで、デイケアセンターを利用して、様々なボランティア活動や、同好会適な集まりを催している。
ユニークなのはその中心が料理教室であり、適当な指導者のもと、男子会員が厨房活動を学び、作品は自分たちで賞味するだけでなく、デイケアを訪れる高齢者仲間に振る舞うと言う。

アンチエイジング・ダイエットと言うと、ダイエットとして料理された物を食する事しか頭になかったが、自分で包丁をふるうと言うのは誠にいいアイディアだと思った。
メニューを思いめぐらし、食材を選び、自分の手で調理して、きれいに並べ付け、それを食する。
それぞれのステップで、頭や手を使い、更に美的感覚も動員することとなり、料理する事自体がアンチエイジングに繋がるからである。

アンチエイジングと言っても基本は『適度な運動とバランスのとれた食事』である。
講演やセミナーでいくらアンチエイジングを説いても、何か達成感に乏しいのは、受講者が何処までご自分のライフスタイルに取り込んでくれるか心もとないからである。
今日のようなグループ活動は、アンチエイジングを実践に落し込む、格好なヒント与えて貰ったような気がする。

代わりにこちらからは「幾つになっても男と女」というアンチエイジングネットワーク憲章の第一條の実践もお忘れなく、その方法はともかくとして、とお願いした。

こういった自発的なグループ活動が、色々な形で全国的に広がれば、高齢化社会の活性化、つまりアンチエイジングに最も役立つのではなかろうか。
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by n_shioya | 2012-08-22 22:32 | アンチエイジング | Comments(2)




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