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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
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ルノアール讃歌
仙石原は生憎の雨だった。
だが、俵石閣のあたりで脇道に入り小塚山を上って行くと、ルノアールの華麗な世界が林の中に展開する。ポーラ美術館である。
そして今開催中の展示が「ルノアール讃歌」。
何時来ても「ポーラ美術館」は素晴らしいコレクションである.メセナの極致といえる。
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80を過ぎて、僕もやっと落ち着いて、自分の目で絵を楽しむ気分になってきた。
昔日本では泰西名画を見る機会はごく限られていた。
昭和の初めは「大原美術館」ただ一つだったと言っても言い過ぎではない。若者は皆、“倉敷詣で”をしたものだ。
名画は先ず複製で知る.そして解説を讀む。すると現物を前にした時、素直に感じる前に、解説文をなぞって感動することになってしまう。
本来芸術作品は手元でためつすかめつすべきものだろう。
その贅沢は常人には許されぬとしても、
「知るより分かるへ.分かるより感ずるへ。」が全てについて今の僕のモットーである。
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by n_shioya | 2014-01-30 20:34 | 美について | Comments(2)
ガリバーの出会った不死人間ストラルドブラグ
このところ、殺人、事故死、子供の虐待死など暗いニュースが続くが、中でも不可解なのは、百歳以上の年寄りの行方が分からないという報道である。
年金不正受給のためというのは、動機は明白なのでさておくとして、行方不明の届け出のない老人がどれほどいるのか、家族はどう対応してきたのか、全く不可解である。
老人が自発的に姥捨て山に姿を消すことを、この自民党は歓迎しているのとしか思えない。
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ガリバー旅行記では後半に“飛ぶ島”という国の話がでてくるが、そこでは何人かに一人の割合で不死人間ストラルドブラグ生まれるという。
額に黒いワッカの痣の着いたその不死の子供が生まれると、家族中悲しみに包まれる。不死ではあっても不老ではないので、老いさらばえても死ぬことができない不幸な存在であるからだ。
彼らは、80歳になると市民権を奪われ、つまりすべての人権を失い、唯最小限の食糧で生かされている。(これは自民党が一部の長老に対して導入を検討すべき事項かもしれないが)

以前、東大の老年看護学の真田弘美教授が、御講演の最後にフィンランドの老人ホームを映されたことがある。どこかのビーチリゾートかと思われる、素晴らしい施設だった。
“フィンランドではこのように老後の保障があるので、若いときから高い税金も喜んで払うのです。皆さん、年をとってこのような施設で暮らすのを楽しみにしています。”
日本で、老年期を心待ちにしている人がどれほどいるだろうか。
ショックだった。
高齢者のQOLがゴールに無ければ、抗加齢医学に何の意味があるだろう。
いまだにあのフィンランドの老人ホームの光景は頭に焼き付いて離れない。
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by n_shioya | 2014-01-29 18:37 | アンチエイジング | Comments(4)
一郎ちゃんがいく
実に痛快な芝居だった。
「一郎ちゃんがいく」。
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“時は明治、英国留学団100名のリーダーの座をかけて、4人の天才が一世一代の闘いに挑む物語.勝負のシーンは怒濤のセリフバトル、息もつかせぬほどの弩迫力”とチラシに謳う通り。
1989年の初演から25年.幾度も形を変えて上演を繰り返してきたと言う。
今回は盟友近江谷太郎が大倉男爵役で存在感をアピール。
ご興味のある方は慌てて青山円形劇場に駆けつけられんことを。明後日が
千秋楽ですので。
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by n_shioya | 2014-01-28 23:37 | コーヒーブレーク | Comments(0)
自由が丘クリニックをご存知ですか?
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今日は自由が丘クリニックの新年会。
ご存知でしょう、自由が丘クリニック。
エステも併設し、美容医療のすべてを多面的にカバーしている。
僕がお薦めの都内の三大美容外科クリニックの一つ。
ちなみにあと二つは聖路加病院の形成外科と六本木のサフォクリニックです。
右から二人目は、皮膚科の重鎮、東京女子医大の川嶋教授。
最近立ち上げられたコスメティック検定制度についてお話を伺った。
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by n_shioya | 2014-01-20 22:35 | 美容外科 | Comments(0)
グローバリゼーションの正体
b0084241_21271444.jpg今グローバリゼーションの津波が世界を飲み込もうとしている。
それはとりもなおさずアメリカナイゼーションであり、その中核にあるのは市場経済のようだ。
能力主義の自由競争というと聞こえはいいが、本質は弱肉強食の世界である。
アメリカンドリームの影には、それに押しつぶされた多数の人間がいるということも忘れてはならない。
医者の世界でもそうだ。若くて仕事がバリバリできるうちは天国である。が、いったん老いぼれれば、過去にいかほどの業績があろうと、弊衣のごとく見捨てられる恐ろしい競争社会である。

昔僕がレジデントをしたオルバニー大学病院の関連病院の一つに、退役軍人病院いわゆるVA ホスピタルというのがあった。
VAは退役軍人の全国的な組織で、各地に病院も運営し、詳しい仕組みは知らないが、メンバーは無償に近い形で医療が受けられた。
どういうわけかこの病院の部長クラスは、若くても退役医師とでも呼びたい無能とは言わないまでも無気力な医師が多く、その分大学病院から派遣されるレジデントが思う存分腕が振るえる、格好な研修の場であった。

僕が大学病院の外科のレジデントとして研修に廻ったとき、VAの外科の部長は年配の好々爺で、もう自分では手術もせず、研究、教育もあまり熱意が無く、タダ安穏な生活を楽しんでいる、レジデントにとってはありがたい存在だった。
だが、大学の外科部長はこれでは研修にならぬと感じたようである。

VAの常勤医師は終身雇用で首にはできないようである。
その時の大学の外科の教授は小泉流のドライな男であった。
その老外科医の上に、若いやり手の外科医を据えた。
やがて老外科医は自発的に退職して、マンハッタンのアパートに移り住んだ。

その老外科医がアパートでガソリンをかぶって焼身自殺したというニュースが伝わってきたのは、それから半年後のことであった。
僕は老いた獅子が、若い獅子に蹴落とされて行くという弱肉強食の動物の世界を見せ付けられた気がした。
毎日のように報道される鉄道の人身事故のニュースを耳にするたびに、僕はあの不幸な老外科医を思い出す。
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by n_shioya | 2014-01-19 21:27 | コーヒーブレーク | Comments(3)
消毒剤は使うな??
医療もファッションと似たところがある。
女性のスカート丈と同じように、あるサイクルで上がったり下がったり、流行り廃りがあるからだ。
ファッションと違うのは、10年から20年と多少サイクルが長いのと、医者は女性ほど時流に敏感でないというか勉強家でないので、全員いっせいに其の時の流行になびくと言うわけでもない。
だが、一つの問題はそのために医師によって流行のサイクルのずれがあり、複数の医師の意見が同時期でも食い違いを生じ、患者が、いや医師でも専門外のことに関しては、複数の意見を聞けば聞くほどわけが分からなくなることがあるのはこのためである。
又、スカートと違ってサイクルを繰り返しながら、徐々に上昇、詰まり「進歩」して行くことだ。少なくもそう思いたい。
例えば僕の関わる「キズのケア」の分野でも、最近の進歩は目覚ましい一面、未だ一般に普及してないか、また医者の間でも意見が分かれる問題がないではない。
この混乱の一つが傷の消毒の是非である。
そもそもリスターが19世紀に石炭酸による消毒法を提唱して、手術後の感染や産褥熱は劇的に減少した
だがそれが行き過ぎてヤケドのキズにも乱用され、ヤケドをかえって深くし、死亡率が高まった時期がある。
其の反省で消毒剤の使用にブレーキがかかり、最近では通常の傷は水で機械的に洗浄するのがベストと言われるようになった。
ヨードチンキなど、人体の正常細胞に障害を与えるのでとんでもないと言うわけだ。
そして、消毒剤は絶対に使うなという極論を唱える者まで現れた。
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だが最近では、皮膚や創面は完全に無菌と言うことはありえないので、場合によっては多少の制菌剤(菌の繁殖を抑える)は必要ではと言われ始めた。
ただ、決して石炭酸時代に後ずさりしているのではない。
其の上を行く、遥かに優れたレベルの制菌法へとサイクルは向かっていると考えたい
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by n_shioya | 2014-01-17 22:17 | キズのケア | Comments(0)
キケロの知恵
読みたい本は山とあるが、これまではいつかは読めると高をくくっていた。
が、冷静に考えると、平均余命はいくらか知らないが、今のペースではその数は限られてくる。
このあたりで、とりあえず絶対読みたい古典を100冊選んで、6年、つまり米寿になるまでにこなそうと思い立ったのである。
その間にも面白そうな新刊本が陸続と現れそうだし、僕のミーハー趣味もおろそかには出来ない。

b0084241_21592131.jpgというわけで今日は古典中の古典の古典、キケローの「老年について」を読み終えた。ちょうどアンチエイジングに懐疑的になってので、ローマの賢人のご意見を参考にしたくなったのである。
その頃でも老年は惨めな忌まわしいものと考えられていたようである。
キケロはその理由として次の四つを挙げ、一つ一つその誤謬を立証し、老年に賛歌をささげている。

①老年は公の活動から遠ざけるから
②老年は肉体を弱くするから
③老年はほとんどすべての快楽を奪い去るから
④老年は死から遠く離れていないから
どれも今後アンチエイジングを構築するに当たって、その正当性を検証するのに大変参考になる論議である。
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by n_shioya | 2014-01-16 21:59 | アンチエイジング | Comments(0)
ケネディ暗殺の時アイザックスターンは?
其の時僕はオルバニー大学の実験室に居た。
ラジオの臨時ニュースが、“ケネディ大統領が狙撃され、パークランド病院に搬送されたが、頭部を撃たれ重傷。”
回復中の犬から手を離し、茫然となった。実験室の皆も同じようにただ呆然と突っ立ったままだった。
そして間もなく大統領の死が報ぜられた。
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今読んでいる自伝によれば、その時アイザック・スターンはサン・アントニオに向かう途中で、ダラス空港のロビーにいたという。
サン・アントニオに向かうべきか迷いながら、ずっとテレビの画面に吸いつけられている所へ、ガラス戸越しにエアフォースワンが飛び立つのを見たという。
其の中にはケネディの遺体と、ジャクリ―ヌとジョンソン副大統領たちが乗っていたとは後で知ったと記している。
結局その後スターンはサン・アントニオに行き、予定の曲目シベリウスを変更して、バッハのシャコンヌで大統領の死をいたんだという。
最後は泣きじゃくりながらの演奏になったと記している。

スターンの一生は20世紀と共にあった。
二つの大戦、ホロコースト、米ソの冷戦そして中国との国交回復。
それを目の当たりにし、又、自分でも何らかの形で影響を受け、場合によっては直接かかわっていて興味深い。
スターンは言う“音楽は政治にはかかわらぬが、政治の方から介入してくることは少なくない”と。
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ところでこの自伝、最近立派な訳本が出たと知った。
もうすぐ読了するので訳本は間に合わないが、僕の語学力では勘違いが多いだろうから、興味のおありの方は、是非訳本をご覧ださい。
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by n_shioya | 2014-01-15 20:35 | コーヒーブレーク | Comments(2)
呪われた遺伝子
長寿にかかわる遺伝子を「呪われた遺伝子」と冗談交じりに呼んでいたが、先日遺伝子検査の結果それが欠損しているとわかり、ほっとしたと周りに漏らした。
なんて贅沢なことをとか、冗談にもほどがあるとなじられもしたたが、僕の本音でもある。
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運が良かったのか、さして努力もせずにここまで幸せに過ごしてきた。
毎日が楽しくないわけではない。それどころか、周りの方々のおかげで、日々が充実している。
仕事が嫌なわけではない。むしろまだまだやりたいことはいくらもある。
だが、それとは裏腹に、もういつ死んでもいいと感ずるのも、本音である。
僕の「死後の世界観」も影響しているのかもしれない。
「霊魂不滅」。たとえそれが錯覚でも、それで心の平和が保てればいいじゃないですか。

“人間、80まで生きれば十分じゃないですか。”
うっかりそう語りかけたのが、100歳過ぎてから親父がお世話になっていた特養の集まりでのことだった。
最高齢者のメンバーの家族ということで、「敬老の日」のお祝いの挨拶をさせられた時である。
院長が親しい後輩ということもあってつい口が滑ってしまったのだ。
だが、よく考えると、ほとんどの入居者が80前後である。後で配偶者からこってりおしかりを受けた。

一つには最晩年の両親を思い起こすと、やはりああはなりたくないと思ってしまう。
親父は高度の認知症になったし、お袋は肺炎で息を引き取るまで、ある程度頭はしっかりしていたが、兄弟、友達に先立たれ、“もう私しゃ生きてる意味がない。でも、殺してくれと頼んでも、お前も困るだろうし。”など言われてこたえたことがある。かえって認知症のほうが、本人には救いかもしれない。

要は健康が第一である。
ま、それがアンチエイジングのわけだが。
生きてる限りは元気で動き回りたいし、逝くときはコロリと逝きたい、それもできれば同伴で。
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by n_shioya | 2014-01-14 21:20 | アンチエイジング | Comments(0)
男のオシャレ
時代劇など観ていると、改めて感じるのは昔は男も、いや男の方がオシャレだったことである。
それも戦国の武将達がだ。かみしも,緋脅しの鎧兜などなど。
お洒落を「伊達」というのも、伊達政宗に由来するという。
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それがどうして日本の男はなべてドブネズミ色の日本株式会社の制服に成り下がったのか。女性に対して失礼ではないか。これではイタリアのちょい悪男にはかなう筈がない。
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ところで昔のヨーロッパの男のお洒落の一つ、ブラゲット(股袋)をご存知ですか?
股間部に飾り付けた袋のことで、その膨らみで中の一物を誇示したことはシェークスピアが描いているところである。やがて中に詰め物をする輩迄現れたと言う、丁度女性のブラのパッドのように。
ところであのパッドは英語で「フォールツィ」と呼ばれているのはご存知ですか?訳せば「まがい物」。失礼しました。
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by n_shioya | 2014-01-13 20:14 | 美について | Comments(0)




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