ウーマンエキサイト ガルボ Exciteホーム | Woman.excite | Garboトップ | Womanサイトマップ
ガルボウーマンエキサイト
NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
この道はいつか来た道
与党が共謀罪を単独でも採決しそうだと聞き慄然とした。
あの忌まわしい治安維持法に通ずる法案だからだ。
なんのかんの言い逃れをしているが、意図は明白である。テロ対策に名を借りた国民の口封じだ。
本当にテロ対策なら、国境を越えた問題に限るとすればよい。
政争に明け暮れ、権力維持に汲々とするのが為政者の常である。都合の悪いことはまず隠蔽し、ばれれば論理をすり替え、それもかなわなくなると、開き直ってワンフレーズを馬鹿の一つ覚えみたいに繰り替えす。後は数の論理で押し通すだけだ。
いったんこのような悪法を通したら、スパイ行為盗聴も合法化され、やがては言論の自由も奪われ、思想もコントロールされる。

大げさなと言わないで欲しい。
為政者の犬に過ぎぬ霞ヶ関の住人たちは、保身と出世のためなら恥も外聞もない腑抜けである。しかも税金と自分の小遣いの区別もつかぬ低脳ぞろいである
テニヲハをちょっといじるだけで、法律を骨抜きにする天才集団で、国民を縛るためには法律を強行するが、同じ法律を国民の利益と保護のために適用しようとは微塵も思わない。
いったんこれが通ったら、如何に捻じ曲げられていくか、想像するだにおそろしい。

言論の自由が奪われるのはまだよい、抵抗の手段がないわけではないから。
恐ろしいのは“考える自由”を奪われることだ。思考の中枢をかき乱し麻痺させる。これだけは戦時中の思想コントロールを経験したものでなければ分かるまい。
しかもこのプロセスは徐々に進行し、気がついたときは国民が皆見えない鎖につながれている。
しかも現体制が地殻の変動で崩壊しても、おそらく共謀罪の乱用については誰も責任が問われないだろう。日本は太平洋戦争以来、開戦も敗戦もその最高責任者をかばうことで自分たちも免罪符を勝ち取った奴等が、阿吽の呼吸で支配している無責任体制の国だからである。

しかも日本には真のジャーナリズムは存在しない。あの記者クラブというぬるま湯的な馴れ合い体制を廃止して、もっと果敢に権力に立ち向かうガッツもないのか。

共謀罪を強行採決しようとする輩に、僕は狂暴罪を適用したい。
[PR]
# by n_shioya | 2006-11-12 22:33 | コーヒーブレーク | Comments(0)
女の一生
お釜から出てきたお袋はあまりにも小さな骨片だった。
お袋は高度な骨粗しょう症だった。そのため大腿骨骨折をおこし、そのとき入れたチタンの人工骨頭だけが業火にも耐えてふてぶてしく鈍い鉛色をしてそのまま残っている。
そう、これがすべての始まりだった。

熱海のケアマンションに移ってから、骨折、入院手術そして退院後も寝たきり。
三島の産婦人科医の六人兄弟の末娘だった母は、終の棲家として伊豆に戻れたことを大変喜んでいた。だが4年ほど前、親父が体調を崩してから、二人とも横浜のケアホテルに移すことを余儀なくされた。

我々子供たちにとっては、なんでも一番、完ぺき主義の恐怖の教育ママであった。
奈良の女高師を出て、開業医の親父と結婚し、親父の両親と5人の弟妹の面倒を見、戦中戦後は我々4人の子供を飢えさせぬよう、闇米の買出しに走り回り、やっと晩年はお能の世界に安らぎを見出したようである。

歯車が狂ったのは親父が85歳で診療所を閉じ、熱海のケアマンションに移ってからである。
その頃親父はゴルフと自分が編み出した呼吸法を日本中、いや世界に広めることで頭が一杯だった。幾冊かの著書を出し、講演の依頼が来ると北海道から九州まで日本中を駆け回り始めた。
当然ファンが熱海のマンションまで押しかけてくる。
“老後は静かに暮らして、お父さんと昔の思い出を語り合うつもりだったのに”
よくお袋はこぼしていた。なぜか自分は好きなお能も止めてしまった。
そのうちお袋は親父と口もきかなくなり、やがて食事も別々に取るようになった。
“もう我慢が出来ない”といって、一つのマンションで顔も合わさない日々が続いた。

親父は強烈な信念の人、昔から自分と神様の区別さえつかないところがあった。さぞお袋も苦労させられたことだろう。
だがその親父も数年前、百歳の現役ゴルファーとしてもてはやされ、布教活動にさらに拍車がかかり、遂に大腿骨骨折脳梗塞を起こし寝たきりの療養生活に入り、今は伴侶の死さえ認知できない状態である。

夫婦の間柄は他人には、例え子供でもうかがい知れないものがある。強烈な個性のぶつかり合いと言えばそれまでかも知れぬ。でも親父もそれなりに我慢を重ねてきたと思う。
だからお袋さん、やがて親父がそちらに居を移した時は、是非温かく迎えてやって欲しい。
これは息子の切なる願いです。
b0084241_13471523.jpg

[PR]
# by n_shioya | 2006-11-11 19:23 | QOL | Comments(3)
またまたベンツ
このごろ改めて、AACクリニック銀座でよかったと思う。

始めは青山銀座かと経営者側は迷っていたようだが、たまたま銀座に手ごろな物件が見つかったので今の場所に決まったようだ。もっとも銀座のほうがずっと横浜から通いやすいので、僕個人としては是非銀座と希望していたことも確かだが。
始めてみて分かったことだが、今の診療内容には銀座がぴったりだし、又銀座のほうが人が寄りやすい、ちょっと銀座に来たついでと言う感じで。

その話を聞いて三男が、ケッ、銀座なんかオジンの町よ、若者は青山だと言いはる。
このところ何かにつけて子供たちは僕を爺さん扱いしたがる。

車のことでもそうだ。
ベンツのCLSを試乗するつもりだと言ったら、ヘッ、あのエロじじいの車とぬかす。
何も買うとは言っていない、ぼくはいまのCクラスの四厘駆動のワゴンで充分満足している。ただSクラスでもEクラスでもない、かといってマイバッハの廉価版と言うわけでもなさそうな、あのCLSの正体を確かめたいだけなのだ。
b0084241_8132731.jpg

そうは言ってもこのブログを読む限り、作者はアンチエイジングに名を借りて美女軍団とうつつを抜かす、エロじじいと思われても仕方がないか、とちょっぴり反省すると、敵もやはり言い過ぎたと思ったのか、“でもCLSは若いのにも人気はあるよ”と慌てて付け加える。
要するに若いやつは欲しくても手が出ないと言うことだろ、ざまあみろ。と言おうとしたがこちらも年金生活者?手の出ないことは同じである。

ところがこの車、県下で試乗車が一台しかないのでなかなか番が回ってこない。
何とか早くお願いしますよ、ヤナセさん。
[PR]
# by n_shioya | 2006-11-10 21:57 | QOL | Comments(5)
キレーション
上符院長が帰国した、キレーションの最新情報を抱えて。

彼の行きつけの一膳飯屋で、銀座にもこういうところはあるのですぞ、牡蠣フライをぱくつきながら、一時間ばかり学会の模様を話してもらった。
ところでフードアレルギーの検査では僕は牡蠣は禁忌のはず。そしてフライはコレステロール値をもっとも効率よく上げるのだが、今日は主治医のお許しが出て、1100円の牡蠣フライ定食にありついた。
本音のところ、院長も牡蠣フライは大好物のようだ。

まず、ナトリュームEDTAよりカルシュームEDTAに人気が移りつつあるという。
ペンキの鉛害が今問題になり始め、アメリカでは日曜大工で自宅のペンキ塗りをする人が多い、重金属をターゲットにしたカルシュームEDTAが盛んに使われ始めたという。一方、動脈硬化にいいはずのナトリュームEDTAは來年出るはずだったメガスタディの効果発表が、症例不足で遅れ、苦境に立たされているのだそうだ。しかもナトリュームEDTAは決して腎臓には優しくないという。

カルシュームEDTAで押してきた、銀座クリニックの方針は正しかったですよ、と院長はすこぶるご機嫌だった。
“ところで先生は、”とこちらを見ながら、“1クール終えて水銀は落ちてきたが、鉛はまだまだだから是非来週から2クール目を始めましょう”と、物言いはやさしいが、目つきはもう獲物を狙うジャガーの瞳になっていた。
b0084241_19523945.jpg

[PR]
# by n_shioya | 2006-11-09 15:54 | 全身療法 | Comments(0)
ヘアケアと茶髪
最近はアンチエイジングがらみの取材が多いが、今度は大手の化粧品メーカーから女性が二人、創傷治癒の話を聞きに見えた。
b0084241_10395683.jpg

元来はシャンプーでよく知られている会社だが、今回はそれと直接関係なく、最近の創傷治癒理論と現状を知りたいと言う。
毛のことだけに取っ付いていると発想が貧困になるので、他の分野の話を聞いて何かヒントを得たいという、見上げた心がけである。

創傷治癒生きた細胞とそれを取り巻く環境の話だが、毛の場合は、少なくも体外にでた毛髪死んだ組織なので、どこまでお役に立てるか危ぶんだが、話し始めるといろいろこちらでも気づかされることがあった。

①毛根で毛が生成される過程で、何かダメージに強い毛を誘導できないものか。
創傷治癒のプロセスと毛の発生には似通ったプロセスがありうること。
③こちらからの提案として、アンチエイジングにふさわしいシャンプーの開発は如何なものか。

などはなしているうちにこちらも面白くなってきて、次の約束に遅れそうになってしまったが、最後に一言こう付け加えた。
片っ方ではこうして毛のダメージを如何にリペアするか躍起になって考えているのに、ご当人たちは茶髪だの何だのと毛を痛めつけることに夢中になっているのは、なんとも滑稽な話ではないかと。
だからなおのこと、リペアが大事なのです、とお二人は言いたげだった。
[PR]
# by n_shioya | 2006-11-08 23:10 | キズのケア | Comments(0)
冬の旅
昨日の朝母が息を引き取った。
享年99。
このところ、とみにか細くなった生命の炎が自然に吹き消された感じだった。

今宵は外人記者クラブで“冬の旅”のリサイタル。
b0084241_13134775.jpg

旧制高校の時から60年、僕はこれまでこの悲しい歌曲集とともに歩んできたような気がする。
ヒュッシュに始まり、フィッシャー・ディスカウ、ホッター、シュライヤーそしてプライとそれぞれの“冬の旅”を味わってきた。

そのプライの息子がピアニストのグルダの息子の伴奏で新たな“冬の旅”を歌った。
プライの息子はリリック・バリトンと言うそうだが、素晴らしい歌唱力だった。

そして普通はアンコールはありえない“冬の旅”だが、彼は三つも歌ってくれた。しかもその一つ目は“旅人の夜の歌”。

なべての峰に憩いあり”と始まるこのゲーテの名詩は、シューベルトの曲で更に親しみやすいものとなった。
学生時代何度口ずさんだことだろう。

そして“待て暫し、やがてなれも憩わん”で終わる結びの一行は、僕とお袋と今の無言のやり取りのように感ぜられ、今宵のリサイタルは野辺送りを前に、期せずしてふさわしいものとなった。

終了後のサイン会で、配偶者は“水車小屋の娘”のCDに、僕はおもわず“旅人の夜の歌”の原詩をプログラムの裏に殴り書きしてその下に、お二人のサインをもらった。
b0084241_13141817.jpg

[PR]
# by n_shioya | 2006-11-07 23:43 | QOL | Comments(5)
今日
ひどく疲れたので、今日はもう寝ることにする。
[PR]
# by n_shioya | 2006-11-06 23:59 | コーヒーブレーク | Comments(0)
史上最高のベンツ
昨日は長女の子供二人を預かって1日楽しませてもらった。

女の子は幼稚園児。近くの公園で飛び跳ねている。
小学生の男の子はヒーヒー言いながら僕の机を借りて宿題に取っ組んでいる。
突然、“ねー、アヤ”と呼ばれた。アヤとは家での僕の呼び名である。“戦争の話を聞かせて”。

若い20台の先生が、おじいさん達に太平洋戦争のことを聞くように、先生は何も知らないのでと言われたと言う。
そこで僕は日ごろ暖めていた“自虐的太平洋戦争史観”を滔々と述べた。これは去年だったか8月15日にブログに書いたのでここでは繰り返さぬが、

“アヤたちは子供の頃から、天皇のために死ぬのがお前等の役目。お前等の命は枯葉よりも軽いと言われ続けた。”という下りに痛く感銘を受けたらしい。風でテラスに舞っている庭の落ち葉をじっと眺めていた。

“でもね、戦争は人を狂気に駆り立てるんだ、とても今の平和な日本の感覚では理解できない時代だったんだよ。それが戦争の一番の恐ろしさだ。”
最近は日本がアメリカと闘ったことも知らない子供が増えていると言うので、念のために聞いてみた。

“学校で教えないの?”
“ウン、3分ぐらいかな。日露戦争のことは5分ぐらいあったけど。”
僕は絶望した。
自民党や文科省そしてこのごろ若いのに大東亜戦争や特攻隊にノスタルジアを感じてる時代錯誤の方たちよ。今の子供たちは“正統な自虐的史観”すら無縁なのですよ。

何か腹立たしくなった僕は孫に声をかけた。
“おい、ドライブに行こうぜ”
孫も男の子らしく車好きである。
“アヤの一番好きなベンツは?”
“うん、280SEって奴かな、1960年ごろのモデル。史上最も美しいと言われたクーペ。そのカブリオレがなんともいえない。ああ、その頃の250SLも悪くないな、280SLまでは。もうどっちもあまり見ることはないけど。
300SLになってからはどうしてか魅力を感じない・・・”
と又滔々とやり始めた。
今度は孫も楽しそうに聞き入っていた。
b0084241_1155384.jpg

[PR]
# by n_shioya | 2006-11-05 19:26 | コーヒーブレーク | Comments(2)
受験戦争
今日の朝日の天声人語に俳優の高倉健の言葉が引用されていた。

「孤独な作業にいのちをさらし・・・揉まれに揉まれ悶え苦しんだ者だけがやさしくてしなやかな心を持つことができる。僕はそういう人間に感動しますね」
ならば僕は失格なのか。

生来せっかちのせいで最短距離で大学を出てしまった僕は、浪人の経験がない。勿論その頃は今のような受験地獄もなかったが。
浪人の1年は、5年の人生経験に匹敵するといった科白もただ聞き流していたが、今頃その重みに気づき始めたところだからだ。

5人子供が居れば孫は10人近く居ることになる。
このところ毎年誰かが受験戦争に巻き込まれ、子供らは四苦八苦、右往左往している。だが自分で経験がないと余りピンと来ず、同情が薄いととられるような言動をしてきたような気がしないでもない。
そしてこれはこと受験に限った問題でもないようだ。

挫折を経験したことのない奴には、人の苦労がわかるはずがないとまで言われたこともある。自分の中では充分悩み苦労そして挫折感も味わったつもりなのだが。
そうまでいわれると、急ぎすぎて置き忘れてきたものが多々あったような気もする、それも人間性の根幹に関るような部分で。

この12月で75歳。今の平均余命ならまだ10年ほどは残されているわけだ。これは浪人生活2年に匹敵するはず。
これから自分なりに人生修行を重ねて、人の気持ちを頭で理解するだけでなく、もっともっと痛みを感ずる事の出来る人間になりたいと思う、いまさら高倉健を感動させる域は望むべくもないとしても。
[PR]
# by n_shioya | 2006-11-04 20:59 | QOL | Comments(2)
文化の日
今日は文化の日。

素晴らしい秋晴の好天気というのに、僕は朝から銀座クリニックに缶詰である。院長の上符先生が海外主張で留守の間,不肖名誉院長が代行を勤めている。
何が文化の日だ。
普段は文化が欠如しているということなのだろうか、たとえばスイス海軍があっかといったようなものだ、と窓外の青空と松屋の前の人通りを眺めながら、一人毒づいている。

こういうときの慰めはクリニックの美女軍団と食事をするにかぎる思い、彼女らを誘ってランチを済ませたところ。
だが、話が弾んで、フォトを撮り忘れてしまった。日記代わりにフォトを撮るよう心がけているブログの鬼としては、お恥ずかしい限りと反省している。
どんな美女たちかは、皆様の豊かな想像力で補ってください、七人ですぞ。

ところで昨夜はN響の定期演奏会。
エルガーの「ロンドンの下町」とチェロ協奏曲。そしてもちろんモーツァルト。これは交響曲第39番。
客演指揮はN響とはお初のサー・ロジャー・ノリントン
モーツァルトの時など、指揮台の上を飛んだり跳ねたり、まるで魔笛パパゲーノそっくりだった。思わずパパゲーノ!と声をかけたくなったが、隣の配偶者の手前我慢した。
もしやればあの指揮者のノリなら、さっと、“パーパーゲーノ・・・”とアンコールの指揮棒を振ってくれたかも知れぬ、といまさらながら残念である。
実は歌舞伎の大向こうは子供のときからの憧れであった。ただしタイミングと威勢のよさは年期が必要だといわれ、やったことはない。ちなみにあれはうまく決まると役者からお祝儀が出ると聞いたが、それならいまからでも・・・

エルガーのチェロ協奏曲は確か悲劇のチェリスト、ジャクリーヌ・デュプレの十八番であったとおもう。チェロの石坂団十郎の熱演で、映画「ほんとうのジャクリーヌ」の名場面がつぎつぎと甦ってきた。
[PR]
# by n_shioya | 2006-11-03 15:10 | コーヒーブレーク | Comments(0)
滝川学院
どういうわけかエステティッシャンには美女が多い。
そのエステティッシャンを育てる先生方も当然ながら粒よりである。
今日ははその粒よりのグループにアンチエイジングの講義をする機会を与えられ、充分講師自身のアンチエイジングにもなった。
b0084241_23565379.jpg

上はその滝川エステ学院教員研修会の風景。
皆楽しそうでしょう。僕も楽しかった。
(株)滝川は混迷するエステ業界の希望の星である。
エステ以外にももともとは理美容の機器を幅広く扱い、会長の先見の明でまずエステティッシャンの養成校を立ち上げ、更にフランスのエステティシャンの資格制度、シデスコをわが国で始めて導入したと聞いている。
[PR]
# by n_shioya | 2006-11-02 22:45 | エステティック | Comments(0)
脂肪融解?
今朝はクリニックの最後のグループ会議のために、徳島大学の武田名誉教授が銀座クリニックにお見えになった。
最近岩盤浴を人に薦められ、半信半疑で試したところ意外に効果があると言われる。
二十分ほどラドンがどうとかの岩盤浴を受け、それから万歩計で図りながらウォーキングを試みると、歩幅が明らかに大きくなっていると言う。
その解説書に、ごく少量のラドンは“いわゆる微毒の効果で細胞を活性化する”という、ホメオパチー的な理論が書かれてあったのを、皮膚泌尿器科の昔の癖で“梅毒の効果”と読み間違え、始めは一体コリャなんじゃと驚いたと笑っておられた。

その後、ある業者が現れ、最近はやりの脂肪融解のデモがあった。
まず脂肪を取りたい部分になにやら液体を注入して、その後ご首にかけたごく小型の器械でく弱いレーザーをかけると、脂肪が融解してくれると言う。
セールスの男の説明もあやふやで、何かいかがわしい感があったが、脇坂先生のお話では、最近いろいろな方法が、ライポライシス、脂肪融解法として出現し始めているので、検討の余地はあるそうだ。
b0084241_115496.jpg

その一つは超音波で脂肪を破壊する?、ただその後は有酸素運動で脂肪を吸収させることが必要?
今一つは、薬剤、この場合はフォスフォチジルコリンを注射して、脂肪吸収を図る。これは結構痛いのが難点だそうだ。

いずれにせよ危険の有無や本当の効果の検証はまだこれからのようだ。
[PR]
# by n_shioya | 2006-11-01 23:34 | エステティック | Comments(0)
青森
実は昨日は午後青森に飛んで、今日の午後帰宅したところである。
青森の擁護教員の方々の集まりに招かれ、今日午前中に例のモイストヒーリングの講演を済ましてきた。
参加人員700名
今まででもっとも大きな集会だった。
b0084241_1536333.jpg

昨夜は地元名物の鍋料理をご馳走になり、今朝は6時起きでジョンソン・エンド・ジョンソンの方たちを巻き添えにして、近くの朝市を覗き、これも当地名物の食用菊を買い求めた。
出発前に配偶者が何かの雑誌で、南部町の阿房宮という食用菊の記事を見て、是非探してほしいと頼まれたからである。

5時から開かれる朝市は活気に満ち、食用菊のほかさまざまな食材、特に丸ごとの巨大な魚や干物などの海産物に溢れ壮観だった。
食いしん坊の僕は、外国旅行の際も行く先々で市場を覗くことにしているが、現地の人々の生活が身近に感じられ、なかなか楽しいものである。
b0084241_15372155.jpg

[PR]
# by n_shioya | 2006-10-31 22:59 | キズのケア | Comments(0)
まず大人になれ、アンチエイジングを説く前に
今朝はひさしぶりに癇癪玉を破裂させてしまった。
電話のやり取りを聞いていた配偶者は、みっともないじゃない、怒りっぽいのは老化の始まりだからもう止めてという。

発端はこうだ。
初期から家で使っていたISDNではもう、スピードが遅く、重い画像だと処理できないので、別の回線に切り替えることにした。
NTTからの連絡で、その前に器械への接続を外しておいてほしいという通知がきた。もし自分で出来ないときは、出向くという。

我が家の電話や有線ケーブルそしてランは複雑きわまるので、早速担当者に点検をお願いしたところ、出向くとは言わず電話で説明をもとめられた。

その応対がいかにも横柄で、戦前の特高もかくやと思われる感じの悪さだった。
説明の途中、手元の現物と食い違っているのでそれを言おうとすると、黙って聞いてなさいとしかられる。
挙句にオタクのモデムは純正品でないからこちらではわからないという。
立派なNTT製品である。ただ初期のもので不勉強な担当が知らない機種だったに過ぎない。
長い不愉快なやり取りの後で、とりあえずどこそこのケーブルを外せばいいという。電話を切ってからよく蛸足配線をほぐしてみると、とんでもないケーブルだったことがわかった。
ここで僕の怒りは心頭に発した。

どうしよう。
このブログでいきさつを暴露するか、担当の実名を出して。いやそれともNTTの社長、会長に書面で社員教育がなっとらんと、抗議文を送りつけるか、いや記者会見を開いてNTTのサービス精神の欠如を社会に訴えるかなどボルテージは高まる一方だったが、いややはりここは我慢のしどころ、冷静に筋をとうして所長にまずいきさつを話そうと考えたのは、まだ確認したいことがあるのに、担当者と口を訊くのも業腹だったからである。

電話をすると、交換手の替わりに件の担当が出てしまった。
所長に話したいというと、何でしょうという。
お前とは話したくない。
どうしてですか。
とやり取りするうちに炸裂してしまったのである。
一応は先方も非を認め、作業員を後日派遣ということになった。

だが、いったん腹の虫が収まると今度は反対に、我ながら大人げのない振る舞いだったと後悔し始めた。
しかもこれは配偶者の一番嫌う振る舞いである。
時間がたつほどに自己嫌悪に陥ってきた。

こうして担当者を糾弾する筈のブログも、このような自己批判になってしまったのはまだまだアンチエイジングどころか、この男、まだ大人にも成りきれてないということの表れである。
[PR]
# by n_shioya | 2006-10-30 21:41 | コーヒーブレーク | Comments(2)
スカイプとは?
今日は面白い男から、インターネット世界の最新情報を教えてもらった。
b0084241_10245735.gif
マッツという名で、次男のエール大学のビジネススクール時代のクラスメートで、我々も付き合いは長いが、紹介された時からマッツで、改めて本名は何だったろうかと考えても思い出せない。

経歴はともかくとして、今分野は違うが次男と同じようにコンピューターがらみの仕事に携わり、
最近自分でベンチャーを立ち上げたところ。
会社の名前も失念したが、要は特別なサーバーとソフトを開発し、関係者がそれにアクセスすることで、情報を交換し合うということらしい。
重い画像やデーターをパソコン同士でやり取りするのではないので、重たい画像でもデーターでも、瞬時に共用し世界中と意見交換が可能だと言う。
医療面でも、チェーン展開をしているクリニックグループには役立ちそうな話である。

又、これはもうすでに誰でも、と言うのはコンピューター・オタクならの話だが、msnというソフトと使って、ビデオカンファランス同様のことを、手軽に行えるようになったと言う。
それにはスカイプというのを使うとよい、と言うあたりから話についていけなくて、一度クリニックにお越しいただいて、レクチャーを受けることになった。

もっとも僕が知らなかっただけで、クリニックのスタッフはとうにご存知か、すでに活用されているのかもしれない。早速明日にでも聞いてみることにしよう。
[PR]
# by n_shioya | 2006-10-29 22:56 | コーヒーブレーク | Comments(2)
皮膚の若返りの研究会
今日は(株)RHCと言う医療関係の企業の主催する、スキン・リジュビネーション・カンファランスの二回目だった。
要するに皮膚の若返りの研究会で、僕が世話人の代表を勤めている。
b0084241_10234075.gif

土曜日と言うのに、多数の方が参加してくださった。
まずは弁護士の三輪先生の「承認前医薬品の法的基礎知識」についてのお話。
年毎に厳しくなる医療訴訟に対しての対策と言うよりは、もっと根本的な考え方を変えないと、今までのような発想や習慣では、法廷で餌食にされやすいと言う、厳しいが分かりやすい現状のご説明であった。

次はサフォクリニックの白壁先生が皮膚注入剤を中心に「各種若返り法の効果の比較と限界」について話された。何時もながらの白壁先生独自の人の容貌の変化の分析は興味深く聞かせていただいた。

最後は湘南鎌倉病院の山下先生が「皮膚注入治療の実際」について具体的に、詳しく説明された。

最近は医師、患者とも皮膚のアンチエイジングへの関心がとみに高まり、その手法の進歩も目覚しいものがある。
[PR]
# by n_shioya | 2006-10-28 22:58 | アンチエイジング | Comments(0)
嬉しい不意の来客
今日は飛び入りや外来も含め、訪問客の多い日だった。
まず、馴染みの看護師さんが、美容関係のクリニックに転職したいと相談にこられた。馴染みと言っても深読みはしないこと。

それから来。

そしてスイスからジュネーブ大学の老年学の教授が国際長寿センターの根〆さんの案内で、クリニックに見えた。
わがクリニックはスイスまでその名が轟いているようである。
b0084241_2246323.jpg

あるプロジェクトの一環として、世界のアンチエイジングの現状を調査中ということだった。
既に欧米の主要な専門家はインタビュー済みで、一昨日来日され、昨日から坪田教授を含め、数箇所を歴訪されているだけあって、なかなか鋭い質問でこちらはしばしば立ち往生。
頼みとする上符院長は診察中で、コンシェルジェの美女軍団に助けてもらう始末。

質問は又ダイレクトである。
貴クリニックは学問のためか,儲けのためか?
名誉院長が後者と言うはずはないでしょう、とお答えした。
むしろ、院長が患者思いの大変良心的な学者なので、経営に難渋しているとつけくわえたので、納得された模様。
今ひとつ面白かったのは、日本にはセンテネリアン(100歳以上の人)が多いが、その7割が寝たきりだそうだが?と聞かれ返答に窮したが、彼女の狙いはそれらの人々を又社会復帰させることも、アンチエイジングの使命ではないかという厳しい問いかけだった。

その合間に、ホテルオークラの大崎会長が近くまで来たので、とクリニックに立ち寄ってくださった。ゲストブックの一言は、さすが会長、見るべきところはシッカとご覧になってると感心した。
b0084241_2246378.jpg

最後はキズケア委員会のメンバーとの月例会議。

オットこれで最後ではなかった。
これからまだ夜半?まで、上符院長とスタッフを交え、11月23日の公開シンポジュームの打ち合わせがある。
[PR]
# by n_shioya | 2006-10-27 18:53 | アンチエイジング | Comments(0)
父よ貴方は強かった
4年前、親父が百歳の現役ゴルファーとして評判になった時、僕までが取材を受けたことがある。
今日たまたま、ゴルフダイジェストの宮野編集長が、こんなのが見つかりましたよとコピーを下さったのが、当時バンブーという言う雑誌に掲載された、「親父を語る」といった趣旨の記事であった。僕には思い出深い記事なので、多少長くなるがここに全文を載せることにする。

「親父について一言で言うと“変わり者”ですね。でもいわゆる一般的な意味での変わり者と言う表現ではない.しいて言えば預言者とでも言うか、親父の言うことは二、三年早すぎるんです。
昔から親父は玄米菜食を徹底していて、僕も生まれた時から親父に甘いものや肉は毒だといわれながら育った。チョコレートなんか中学まで食べさせてもらえませんでした。食卓には玄米しかなく、味付けで誤魔化すのはよくないということで、野菜も二分炊きで味をつけない。時々祖母が袂から「信男に見つからぬようにこれを食べな」とお菓子を差し出してくれたので、かろうじて普通の生活が出来たという感じです。

又完全食といいまして、柿やリンゴなどは皮を剥かず全部食べなくてはならない。子供の頃は変わった生活をしているとは思いませんでしたが、大学の時軽井沢の友達の家でご馳走を食べさせてもらって、「おまえいままでなにを食っていたんだ」ということになって、毒が如何に美味しいかというこことが分かって、一生食べ続けても償いきれないと思いました。

僕がアメリカから戻ったのがちょうど東京オリンピックの年なんですが、当時はまだ公害と言う言葉すら定着していなかった。その頃、東京の下北沢のあたりに住んでいて、環七の内側だったので排気ガスがひどく、親父は「こんなところは人間の住むところではない」と常々危機感を抱いていましたね。

自然食にしても大気汚染にしても、親父は言うことが早すぎる。だから家族には余り理解されなかった。僕も仕事でサプリメントや玄米の研究に携わるようになって、やっと親父の言っていたバランスの取れた食事は大切だったんだなと見直しました。
預言者であるキリストも故郷では受け入れられなかったと言いますからね(笑)。

親父は子供の頃は殆ど家に居ませんでした。朝六時ごろに起きてすぐ診療を始め、午後二時までに百人の外来を診て、それから往診にでて真夜中に帰ってくる。平日はまず見ることがない。だから普段からしかられることも少なく、医者になれともぜんぜん言われなかった。

父親の仕事は嫌いになるか、それをするかのどちらかで、ニュートラルに見れることはないとお思います。僕は医者になる気は全くなかった。でも大学を受けるときに「つぶしがきくからいしゃになれ」と叔父に言われて、医学部を受けたんです。医学部に言ったらもう医者になるしかない。親父は何も言わず、医者になることにも反対しなかった。

親父のようになろうと思ったことは全くないですね。非常に意志が強い人ですが、常人にあれだけのセルフコントロールは出来ないですよ。昔から玄米菜食を敢行し、酒、タバコは一切やらない。自分が100歳までゴルフをやれるのは特殊な呼吸法を実践しているからと言っていますが、それも簡単に毎日できるものではない。意志の強さは人間離れしていますね。

今年に入って始めて親父が自分の年齢のことで弱気になりました。ゴルフも来年はお前といい勝負になるから始めろと。一緒に回ってやりたいなと思ってましたから、今年から始めようと考えてます。弱音を吐いてやっと人間らしくなったんじゃないでしょうか。親父にはもっと肩の力を抜いて生きて欲しいですね。」

親父が脳梗塞と大腿骨骨折で寝たきりになったのは、ちょうどこの記事が出てまもなくだったとおもう。
そして僕がゴルフ習いい始めたのは、ちょうどそれから4年目のこの夏である。
[PR]
# by n_shioya | 2006-10-26 21:52 | アンチエイジング | Comments(2)
ザルツブルグ
秋の訪れとともに、隣のブロック塀を覆っているが紅葉し始めた。
以前訪れたザルツブルグのホテル、シュロス・メンヒシュタインを思い出す。
まだ9月と言うのに、この小さな古城ホテルは鮮やかに紅葉した蔦で覆われていた。

ホテルの丘からは、ザルツブルグの街が一望の下に見渡せる。
レストランからの夜景も素晴らしい、勿論料理も。
ここはモーツァルトの町であり、サウンドオブミュージックの舞台でもある。
二泊しただけだが、ここを拠点に市内見学は勿論、周辺のザルツカンマーグート、さらには氷河のあるグロスグロックナーまで足をを伸ばした。
今年はモーツァルト一色だろう。

発つ日の朝、ホテルのならびに小さなチャペルがあると教えられ、覗いてみた。
結婚式場として使われていると言う。席は二、三十人分ほどだろうか。
ここで挙式すれば、生涯の幸せを保証されるような可愛らしいチャペルであった。

サインブックを開くと、何組もの日本人のカップルの名前がずらっと書き記されていた。
南の島も悪くないが、まだこれからの方はザルツブルグのこの古城ホテルも候補の一つに考えられたら如何でしょう、モーツァルトに祝福されて。
[PR]
# by n_shioya | 2006-10-25 23:59 | コーヒーブレーク | Comments(0)
ゴルフそしてアンチエイジング
いつの間にか今日でゴルフレッスンも13回目となった。

初めの内は、いわゆるビギナーズラックと言う奴か、滑り出しは好調だったが、だんだん難しさが実感されるようになってきた。
しかしもう止めることは出来ない。ただ前進あるのみ。
b0084241_10443057.jpg

TBS前の練習場の外に大きな看板が出来ていた。
一度お立ち寄りください。
中からスコーン、スコーンと軽やかな音が聞こえる時は増田プロ。
ドスンという響きの時は僕。勿論空振りの時は音も聞こえない。

午後は銀座クリニックでアンチエイジングネットワークのウェブ会議
お陰さまでアンチエイジングと言えばこの我々のネットワークと社会的に認知されてきた。
b0084241_10445372.jpg

11月23日は第三回の公開シンポジュームが京王プラザホテルで開催される。詳しくはNPOのサイトをご覧ください。
[PR]
# by n_shioya | 2006-10-24 23:28 | アンチエイジング | Comments(0)
小さい秋見つけた
紅葉には少し遅かった。
山小屋の前の大きなもみじは、立派に丸坊主だ。

だが近くを歩くと、まだまだそこここに紅葉は残っていた。
そして見事に黄葉した落葉松は、散歩道を黄金色の落ち葉で敷き詰めて、上を歩くとサクサクと香ばしい音がする。
b0084241_20431696.jpg

日本人は秋に物悲しさを感じますが、ドイツ人は違います。秋は実りの秋で、収穫の時なのです。
と、ゲーテの“秋の詩”を朗読してくださったのは、ビルマの竪琴の作者、竹山道夫さんだった。

僕も今年の12月で75歳。“人生の秋”も深まってきた。
哀愁の秋、実りの秋。どちらも捨てがたいものがある。
ここしばらくは欲張って、和洋折衷で行くことにしたい。
b0084241_2043401.jpg

[PR]
# by n_shioya | 2006-10-23 14:53 | QOL | Comments(0)
肥満で何が悪い。
ベルトの穴が一つ細くなったと喜んでいたが、ここ数日で又戻ってしまった。
いろいろなことが重なって一週間ほど散歩をサボっていたせいかもしれない。
大体僕は厚労省の決めた腰回り85センチ以上はメタボリックシンドロームというのは気に食わない。
身長を無視して腰だけ図って何の意味があるの。
勉強不足だね、君は。内臓脂肪の面積とこれと充分相関していると言うデータは充分そろっているんだ。
でも納得いかない、というのは僕はこの定義だとメタボリックシンドロームに入ってしまう。具体的な数値は伏せておくが。

大体今の女の子の痩身願望は異常である。何でそうガリガリに痩せたいのだろう。
脂肪吸引を希望する女性の大半は、男の立場から言えば不必要である。
大体脂肪を吸引しても八頭身になるわけでも、O脚が治るわけでもない。
そもそもモデルの体形は痩せすぎである。ファッションデザイナーにとって彼女等は、服を引き立たせるための衣紋架けに過ぎないと言うではないか。

まず言いたいことは脂肪誘引熟練を要する手術で、素人の医者が軽々しく手を出すべきでない。初期の頃は盲腸まで吸い出して、患者を死亡させ、2億の賠償金を払ったクリニックもあったように聞いている。其のクリニックは誇大宣伝で有名で年商200億の内、140億を宣伝費に使っていたので、2億など屁とも思わぬと院長は豪語していたようだ。美容外科医でも宣伝に狂奔している輩には、スキャンダルでも宣伝、と割り切っているのも多いのでご注意。
日本人にはアメリカ人のような肥満体は殆ど見かけない、むしろ体形を整えると言う考えで控えめに行うべきである。

減食もほどほどに願いたい。
人は食べるために生きているので、其の逆ではないのでお間違えなく
体脂肪が気になったら、ルーベンスの“三人の女神”でも御覧なさい。もし今の腰周りの閾値が正しければ、アノ三人のモデルは完成を待たずに糖尿病心筋梗塞で死亡していたはず。

こう毒ずくのも近着のアメリカ形成外科誌に、肥満対策の手術報告が載っていたからだ。
要は胃袋を取ったり、腸をバイパスしたりして消化不良を起こさせる、最も非生理的な手術である。
確かにアメリカ人の何百ポンドと言う病的な肥満体にはこれしかないかもしれない。
でも、僕に言わせれば、日本人でそのような肥満体には、ついぞお目にかかったことはない。
皆さん、多少の皮下脂肪の豊かさは、天の恵と思って人生楽しく過ごしましょう。

“そんなこと言っちゃ困りますよ、名誉院長!”肥満に効くはずのサプリを懸命に開発している上符院長に怒られてしまった。
[PR]
# by n_shioya | 2006-10-22 18:20 | アンチエイジング | Comments(1)
感ずることの大切さ
このごろとみに涙もろくなったような気がする。
年のせいもあるだろう。

ただ、このところ島田晴男画伯の展覧会、大見伸先生の油彩展、熊本マリさんのピアノリサイタルそして今日はダークダックスと、アートへのエキスポージャーが立て続けだったからかももしれない。

だが、最も響いたのは島田さんの迫力だったと思う。何かこう背中をドンと衝かれたような、とその衝撃を二日前に記したが、その時自分の中でが一つ破れたような気がする。

人は育つ過程で社会への適応を学ばせられる。社会人としての常識である。それは必要なことだが、其の過程で失われるものも多い。
例えば自由な発想自然な感性など。
これに轡をはめないと何をしでかすかも知れぬと大人たちは怯える。

でも君ももう充分いい子をやったじゃないか、この辺でアンファンテリブルを取り戻したらというメッセージを受けたようだ。
これから残された人生、感じることが大事なんだよ、頭で分かろうとせずに。

泣きたい時は涙を流せばいいんだ、我慢せずに。
今までも我慢しきれず泣くことはあったじゃないか。
ジイドの狭き門の終章、カペー四重奏団の演ずる死と乙女の第二楽章、シューベルトの水車小屋の娘のしぼめる花
いつもそれまではぐっとこらえていても、もういいじゃないか、感性に身を任せれば、と白旗を揚げると、とたんに滂沱と涙が溢れ出す。
一番の極め付きは、フィッシャー・ディスカウが椿姫のジェルモン役で、プロバンスへを謳う時だ。
こういうときは、もうどうしようもなくなってハンカチをグジュグジュにしては、隣の配偶者に恥ずかしい思いをさせてしまう。

ところで今日のダークダックスもそれなりによかった。それなりというのはやはり声楽は年は争えない。しかもマンガというバリトンを失っている。
実は下駄さんこと喜早さんは配偶者の幼馴染だ。大学の頃はダークダックスのメンバーとスキーに行ったこともあるという。
b0084241_958466.jpg

演奏会場で昔の録音をCDに焼き直したのを数枚買ってきた。
声の張りの素晴らしいこと。
夜半までロシヤ民謡を初めとする昔のダークダックスのメロディーに聞き入った。
[PR]
# by n_shioya | 2006-10-21 21:36 | QOL | Comments(0)
失われた時を求めて
島田先生:

昨日は展覧会にお招きいただき有難うございした。
素晴らしい作品群に圧倒されてしまいました。なんか背中をドンと押され、お前もしっかりせんかといわれたような感じです。
それに“失われた時を求めて”とはいかにも先生らしい洒落たタイトルですね。

実は昨日伺えなかった家内がパンフレットを拝見して、どうしても観たいと今日一人で参りました。大変感激し、又奥様から岡田夫人も一昨日お見えになり、お元気そうだったとお聞きしてよろこんでおりました。

其の後は僕と合流し、クリニックの方々と一緒に紀尾井町ホールで熊本マリさんのピアノリサイタルを楽しんで今帰宅したところです。これも素晴らしい演奏でした。熊本マリさんはあの豊富な人脈をお持ちの朝倉さんに最近ご紹介を受けたばかりです。

僕などは失われた時を求めるにも、先生のような才能もなく、何とか本業を全うするのが精一杯のところです。
だがピアノを志して敗戦で諦め、その後励んだ絵画の修行も理解ない夫のために、絵筆を折って五人の子育てに専念してきた配偶者には別の想いがあったようです。

彼女が“私にはもう失われた時を求めることも出来ない。”とうめきを洩らした時、 “今からでも遅くはない”など軽々に言えないほど、悲鳴に近い絶望的な叫びのように響きました。
でも僕はなんとしてでもこれから彼女にも失われた時を求めさせたい。
それは若い時からの付き合いで、彼女が音楽でも絵画でも、素晴らしい才能の持ち主であると信じているからです。
[PR]
# by n_shioya | 2006-10-20 23:50 | QOL | Comments(0)
ケムタンそして島田画伯誕生
バーリントンハウス馬事公苑で会議の最中、突然火災警報が鳴り全館の電気がストップした。
“火災探知機の誤作動なので心配はありません。”とアナウンスがあったが、何時までも警報はなり続け、やがて大きな赤い車が二台と救急車が到着した。

しばらくして警報は止まりスタッフが報告に来た。
新しい入居者の荷物を搬入中、長いポールが煙探知機にぶつかったための誤作動だと言う。
何だ、ケムタンか、居合わせたホテルオークラ会長の大崎顧問が言われた。
ケムタンとは煙探知機の業界での愛称のようだ。

このレジデンスでは法規上か、いったんケムタンが感知すると自動的に全館警報が鳴り、同時に消防署へ火災発生のメッセージが送られる。いったんそうなると、例え誤作動とすぐ分かっても消防車が出動するよう義務づけられているのだそうな。

それだけ安全だと言うことですな、と誰かが言った。
でもね、ホテルではこれはやりません、お客がパニックになりますからね。ホテルでは部屋ごとにまずケムタンから防災センターに個別に異常が伝達され、すぐさま当該ケムタンの部屋なり廊下で火災発生を確認した上で、消火活動とともに消防署に連絡をするという。

確かに誤作動と言うことはよくあるようだ。
十数年前、イギリスの学会で田舎の宿に止まった時のこと、明け方の4時に警報がなり、全員直ちに屋外へ避難せよと全館放送があった。
慌ててパジャマのまま飛び出していくと、スーツに着替えた男がで皆がパニクッテ出てくるのを涼しい顔で眺めている。
今慶応病院の院長の相川教授である。
用意がいいですね。
いや、先生、僕は昔サンフランシスコのホテルで同じ目にあって、以来必ずベッド脇に、パスポートを一番上に、着る順序で衣類を重ねてから寝ることにしているのですよ。
さすが相川先生、と皆感心した。ちなみにこの慎重さが、彼を慶応病院の院長に押し上げたのだと思う。
このときも誤作動とすぐ分かったが、やはり消防車がきて安全を確認するまで、全員寒空の下で一時間ほど待たされた覚えがある。

夜はこれも慶応の経済の島田教授の、小泉前首相の最高のブレーンといえば皆様もご存知でしょうが、画家としての再出発のお披露目の会が、シャネルのホールで開催された。
再出発と言うのは、先生は6歳の頃天才少年画家現ると、ライフで紹介され、一時は画家になることを真剣に考えられたからである。

実その天才少年の恩師が我々の友人の岡田謙三画伯だったとは、今回の催しで始めて分かった。
岡田画伯は僕の留学先オルバニーの近くに広大な別荘をお持ちで、貧乏な日本の画学生をその通称岡田ホテルに呼んでは面倒を見ておられた。我々も家族で岡田ホテルやグリニッチ・ヴィレッジのアトリエには頻繁にお邪魔したものである。
島田先生も時期は少しずれていたかもしれないが、同じようにニューヨークでは岡田ホテルやアトリエを訪ねられたそうで、これは本当に奇遇である。

今回の島田画伯の誕生を一番喜んでおられるのは、今は亡き岡田謙三画伯ではなかろうか。
[PR]
# by n_shioya | 2006-10-19 23:43 | コーヒーブレーク | Comments(0)
富士市で
今日は又、キズケアをテーマに地方巡業
参加者は富士市の擁護教員の方々だった。
b0084241_1021581.jpg

地方巡業と言ってもドサ周りと言う意味ではない。
キズケアの中心課題であるモイストヒーリングという治療法が、やっと日本全国津々浦々まで伝わり、北は北海道、南は九州からも講演依頼が舞い込んで来るようになったことを寿いでの言いである。

一人でも聴衆がいれば、日本中どこへでも飛んで行きます、というのは決して格好をつけてるのではなく、キズケアの普及にかける本音の決意である。
だが沖縄からの依頼が残念ながらまだ来てない、お声がかかれば何時でも、と言うのはまた別の意味での本音である。

内容は何時ものように、傷の治り方のメカニズムの説明と、それゆえにかさぶたを作って直すのは間違いで、反対にモダンドレッシングでカバーして、浸出液を温存し湿潤環境を保ったほうが、傷は早く綺麗に治る、と言うモイストヒーリングのコンセプトの解説だった。

何時もながら不勉強な医者と違って、一時間半、熱心に聴いてくださった100名近い先生方に感謝します。

ところで今朝、ニューグランドホテルの前はレトロな車、それも殆どがクラシックのアルファ・ロメオ、勿論イタリアンレッドの、で埋まっていた。
ベルさんに聞くと、イタリアで伝統を誇るカーラリー、ミッレミリアの日本版で,数日前東京を基点に出発し、東北、関東を回り、昨日横浜元町にゴールインし、参加者全員がニューグランドに泊まったという。
b0084241_100276.jpg

これでもう9回目と言うが、寡聞にして僕は今まで知らなかった。
大体イタリア車は故障が多いので有名だ。それでもイタリア車じゃなければ車じゃない、と言うファンも多い。彼等の言は、女性と同じでてこずる相手ほど魅力があるそうだ。

僕は質実頑固ドイツ車の愛好家である。
気まぐれなイタリア車がこの数日間、故障もなしに完走したことだけは褒めてやろう。
[PR]
# by n_shioya | 2006-10-18 23:12 | キズのケア | Comments(0)
多忙な1日
幸いお袋の状態も安定してきたので、朝から遅れを挽回すべく、銀座クリニックで1日頑張った。

午前中はクリニックスタッフとは先週の診療状況の分析、ついで9月の診療実績の報告。

午後は創傷治癒センターのウェブ会議と新しい点滴サプリのフォーミュラの検討。

いささか名誉院長としては出すぎた振る舞いかもしれないが、これも院長とスタッフの方々が目指している理想のアンチエイジングクリニックを実現させてあげたいとの一心からなので、ご容赦いただきたい。

そう、其の合間を縫って10回目のゴルフレッスン。やっと中心感覚打法がちょっぴり身についてきた感じがする。

最後はバーリントンハウス馬事公苑から新たな美女が到来し、銀座クリニックを見学。
そのあと、彼女とこれからのアンチエイジング分野での提携を話し合いながら、イタリアン・ディナーで多忙な一日を締めくくることが出来たのは望外の幸せだった。
b0084241_10571283.jpg

[PR]
# by n_shioya | 2006-10-17 23:50 | アンチエイジング | Comments(0)
この親不孝者め
夕方、銀座クリニックの仕事にけりをつけ、第二回「夢を語り合う会」に出かけようとした時、配偶者から電話が入った。
仕事場に電話することを極度に遠慮する彼女には珍しいことである。(彼女は男にとって仕事場は神聖なものと誤解してくれている)

お袋が心不全になってケアホテルから病院に運ばれ、妹が向かっていると言う。
99%親不孝な僕は、それじゃ取りあえずは妹から容態を聞いてからと思い、会合の場所に連絡をくれるよう頼んで電話を切った。

だが数分もしないうちに、僅か1%ほどの親思いの部分が急に膨れ上がり、又、妹に任せっぱなしというのも気がとがめ始め、急遽会合の参加をキャンセルし、湾岸道路を許容範囲内のスピードオーバーで走り続けた。

その間僕の頭はただの空騒ぎであるよう念じながら、最悪の事態まで想定し、其の両極端を揺れ動いていた。

ケアホテルの対応は何時も慎重で、ちょっとの異変でもすぐ入院と言うことが過去に何度かあったが、反面、99歳の老婆なら何が起こっても不思議はない年齢である。

最悪の方に頭が振れているときは、子供時代の母親がしきりと脳裏に浮かぶ。
意気地なし、人に勝ちたいと思わないの、とののしるあの勝気な母がいなければ、良くも悪くも今の僕はなかった筈である。
試験も大嫌いで、それから逃れるためなら中学など行かなくていいとさえ思った。
其の本音をちらと洩らした時のお袋の憤怒と絶望の形相は今でも目に浮かぶ。

お袋はクリスチャンではないが、葬式は教会でして欲しいといってたのも思い出した。
でも、教会は信仰の場で決して儀式のためにあるのではない、プロトコール重視のメンタリティは外務省の役人に任せればよいと言う拒否反応も頭をもたげるが、反面、私はあの賛美歌と白い献花で送られたいのという気持ちも無視できない、どうしたものだろうと先走って悩んでいる内に病院についてしまった。

病棟の入り口にはが待ち構えていた。
大丈夫、大丈夫。もうだいぶ回復したし、しばらくこのまま酸素吸入を続ければ落ち着くでしょうって。”
“なんだそうか。やっぱ勝気なだけあって、しぶといなお袋は。”
僕は答えた。
勿論、往生際が悪いなど罰当たりな言葉は口にはしなかったが。

だがほっとするとすぐに親不孝がみるみる膨れあがって99%を占め、又親孝行1%に押さえ込んでしまったことは確かである。
[PR]
# by n_shioya | 2006-10-16 23:43 | 介護 | Comments(1)
知恵の書
今日のミサでは聖書朗読の番が回ってきた。

与えられた知恵の書を朗読していると、次のような下りで一瞬詰まってしまった。
“私は健康や容姿の美しさ以上に知恵を愛し・・・”とある。

瞬間、アンチエイジング両親のことが頭をよぎったのであった。
それでは“美と健康”を目指すアンチエイジングはむなしいものなのだろうか。
この一節はソロモン王の言葉に基づいているという。

だが、冷静に考えれば健康肉体と頭脳の両方がある。
例え体力が犯されて自立が不能になっても、脳力というか判断力が保たれていれば、自律は可能な筈。つまり人間の尊厳は保たれる。
だが体力が保たれているのに脳力が衰えた時、つまり認知症の悲惨さは両親を引き合いに出すまでもないだろう。

若くして王になったソロモンは、神から「何事でも願うがよい。あなたに与えよう」と言われた時、長寿敵の命を求めず、訴えを正しく聞き分ける知恵を求めたという。

美と健康を目指すと言うアンチエイジングを始めて常日頃感ずることは、究極のゴールは認知能力の保全だと言うことだ。つまりは知恵の温存、平たく言えばボケ防止
ソロモン王が神に求め、与えられた知恵こそ、いま抗加齢医学が追い求めている其のものではなかろうかと僕なりに納得した。
[PR]
# by n_shioya | 2006-10-15 18:45 | アンチエイジング | Comments(1)
日本の医療
今、NHKの特別番組、日本のこれから、「医療に安心できますか」と言う3時間番組を見終わったところ。

多数の患者側、医療関係者に医師会長、厚生次官医事評論家が参加し、激論を戦わした見ごたえのある番組だった。

①医師は不足しているのか
②高齢者医療の財源
③医療に市場原理を持ち込むべきか、それとも社会保障的な考えを守るべきか

などなど、現状の矛盾点、これから起こりうる問題等が網羅的に活発に議論された。

だが、やはり行政は痛いところを付かれると、わざとではないかもしれないが国会答弁のように、的をずらしてはぐらかすきみがあるし、評論家は何でも疑ってかかるが、それならどうすべきかまでは、自分の具体的提案を出さない傾向がある。
やはり患者側と医療現場の方々の議論が一番面白く聞けたように思う。

勿論すぐに答えの出る問題は一つとしてないが、やはり今決断を迫られているのは③であろう。
このの軸がはっきりしないと、他のことの議論は進まないような気がした。

ところで昨日の秋景色だが、紅葉の日光華厳の滝東照宮、そして休んだのが金谷ホテルとくれば、これはもうレトロの集大成といわざるをえないでしょう。
b0084241_071821.jpg

b0084241_13124820.jpg

愛車が車検に出ているので、ヤナセから借り出したベンツのBクラスでいろは坂を駆け回ったが、走りっぷりはなかなかだった。
ハンドルは軽いし、無段変速の威力は抜群である。
これで4駆なら言うことはないのだが。
b0084241_081632.jpg

金谷ホテルの玄関口に車を乗り着けた時、あの男なら同じでもベントレーだったろうにとふと思った。
勿論あの男とは、もっとも格好いい日本男子だったと、昨今評判の白洲次郎のことである。
[PR]
# by n_shioya | 2006-10-14 23:21 | コーヒーブレーク | Comments(2)




woman.excite TOPへ Copyright © Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.
免責事項 - 会社概要 - ヘルプ | BB.excite | Woman.excite | エキサイト ホーム