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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
ルオーの芸術
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60年前、日本でルオー展覧会が初めて開催された時、衝撃が全国を走ったと言っても誇張ではあるまい。あの独特の厚塗りのマチェールから湧き出るキリストへの熱い信仰。クリスチャンでなくとも、その芸術性と精神性に打ちのめされたのである。そのルオーの回顧展が今汐留のパナソニック美術館で開かれている。カトリックとなった今、僕は「ミセレーレ」を含む作品群を前にして、信仰とは何か?絵画とは何か?と重く受け止めている。ちなみにこのヴェロニカ像は配偶者が最も愛する作品である。彼女の霊名はヴェロニク。
# by n_shioya | 2018-11-25 21:56 | 美について | Comments(0)
お墓参り
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今日は殊勝にも「多磨霊園」でお墓参り。親父は生前子供達に言いふらしていた、“俺はあんなところに入っていないぞ。お前ら来んでも良い。”。でも親父。爺さん婆さんや夭折した弟もいますよ、お参りしてもバチは当たらんでしょう、と年に2度はお参りすることにしている。子供の頃多摩墓地詣ではピクニックだった。墓地内を走り回って、腹が空くとお握りを食べる。墓石の林立するテーマ・パークだった。大人になった今のお墓参りのご褒美としては「深大寺そば」がある。今でこそ深大寺の境内の内外は蕎麦屋であふれているが、60年前、僕が医学生の頃はたったの2軒だった。その二つで元祖と本家を争っていた。なんかどっかの美容外科学会みたいですね。それはともかく、今日も天ザルを楽しんできました。
# by n_shioya | 2018-11-24 20:52 | コーヒーブレーク | Comments(0)
勤労感謝の日は恵比寿ガーデンプレースで
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久しぶりに映画をという配偶者の希望で、恵比寿ガーデンシネマに来た。観たのはフランス映画「おかえり、ブルゴーニュへ」。ぶどう酒造りの一家の物語。父親亡き後のワイナリーの維持に励む三人の子供たち。何かほのぼのとする楽しい作品でした。ランチは隣のイタリアン「ジュリエッタのキス」で、ピザとパスタを。
# by n_shioya | 2018-11-23 20:58 | コーヒーブレーク | Comments(0)
上野の森
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“上野の森にはロマンがある”と言いながら、僕の長男は芸大の彫刻科に4年間通った。芸大の彫刻家の学生はおよそ文明とはかけ離れた蕃族の集団だそうだ。「上野動物園付属彫刻科」と自嘲もしていた。今日はその「ロマンの森」を訪れた。目当ては三つの美術展、ムンク、ルーベンスそしてフェルメールである。だが、最初のムンクで圧倒されてしまった。「叫び」だけではない。「マドンナ」、「生命のダンス」など馴染みの作品だけでなく、「すすり泣く裸婦」、「星月夜」など様々な名作。30年ほど前、オスローのムンク美術館は訪れたはずなのに、覚えがない。国際学会の合間の鑑賞の慌ただしさのせいだったろうか?4〜50年ほど前、「叫び」は日本で展示されたことがある。幼稚園児の長女を連れて観に行った。子供は正直である。その絵の前で「ヒィーーー」という悲鳴のような叫びをあげたのである。今にして思うと、その「叫び」はムンクが何処(いづこ)からか不思議に耳にし、描くきっかけとなった「叫び」と同じものだったのかもしれない。ムンクの後にフェルメール、ルーベンスでもあるまい、と「叫び」を背に、今日のところは横浜に戻ることにした。
# by n_shioya | 2018-11-22 21:04 | 美について | Comments(0)
ミューズの子
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読み始めたらあまりに面白くて一気に読み終えてしまったと、義弟が貸してくれたのが、「悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト〜パガニーニ伝〜」。僕も一気に読み終えてしまった。僕は今は亡き親友、朝妻文樹君を思い起こした。芸大のヴィオラ教授でアカデミカ・アンサンブルを率いたバロック音楽で我々を楽しませてくれた。勿論悪魔でもないし、超絶技巧でもない。幼稚園以来の仲間という気安さで、学会や教会など数々の場面でアカデミカにはご登場いただいた。そしていつもコンサート会場の下見の時、音響効果を確かめる為、ビオラを弾きながらステージを飛び回る様は、ひたすら音楽の世界に踊る「ミューズの子」そのものだった。僕は思う。悪魔と言われようと、パーフォンマンスと言われようと、パガニーニもやはり真髄は「ミューズの子」だったのではなかろうか。
# by n_shioya | 2018-11-21 22:20 | 美について | Comments(0)




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