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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
鱒の五重奏
“ビー…ン!”
ユニゾンで力強く弦を響かせて、「鱒の五重奏」はスタートした。
奏するのはベルリンフィル八重奏団のメンバー。ピアノはかの清水和音
清水のピアノは、ある時は岩を噛む渓流の如く、またある時は清流に飛ぶ鮎の如く、自在に明快な音色を響かせる。
第一楽章、第二楽章と進み、第四楽章の歌曲「鱒」の変奏曲でクライマックスに達し、第五楽章のアレグロジュストで終わる。
素晴らしい演奏だった。

僕が「鱒の五重奏」に親しんだのは、60年前の昔、78回転のSPレコードでだった。
弦は確かブッシュ四重奏団で、ピアノはシュナーベルだったと思う。
夜半、竹針を削りながら、何度繰り返し聞いたことか。

今宵のそのほかの演目は、モーツァルトのホルン五重奏曲と、シューベルトの八重奏曲だった。
熱狂したファンのアンコールに応えて、団長の“オメデトウゴザイマス”の挨拶とともに団員が弾き始めたのは、ラデツキー行進曲だった。
“ブラボー!”
歓声を上げた聴衆は手拍子で参加し、賑やかにコンサートは終わった。
by n_shioya | 2009-01-13 23:28 | コーヒーブレーク | Comments(2)
Commented by 山路 at 2009-01-14 18:07 x
塩谷先生へ

音楽を聞いて、鳥肌が立つ時が、
ありますね。
Commented by n_shioya at 2009-01-14 23:45
山路さん:
確かに音楽は、他の芸術と違って、直接身体というか、脳の原始的な部分に響いてくるものがありますね。


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