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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
日本創傷外科学会スタート
第一回日本創傷外科学会は無事スタートした。

創傷外科とは傷の処置をターゲットとする外科の分野で、形成外科の根幹をなす。
にもかかわらず、3,40年前僕が創傷治癒にとっついたときは、誰も相手にしてくれなかった。まだわからないことが多すぎたし、あまり金と縁のない分野だったからだろう。

当時の東大教授の波利井先生などからは、“塩谷先生のお好きなわけのわからぬ学問”、とからかわれたものである。
その波利井先生が創傷外科学会の第一回会長をやるようになったのだから、長生きはするものである。

一つには、分子生物学の進歩で、傷の治りのメカニズムが分かってきて、合理的な治療が可能になったのと、今までのように、傷はくっつきゃいいという外科医の態度では、患者が満足しなくなったからである。

創傷治癒」の柱は三つある。
ひとつはけがややけどをした時の傷の処置。この中には傷を縫ったり、皮膚移植をするだけでなく、モイスト・ヒーリングと呼んでいる新しい被覆材の使用も含まれる。

次はいったん治っても、その後に傷跡が目立つ時の修正法。本当は傷跡を完全に消すことができればよいが、まだそれは無理である。これをスカーレスヒーリングと呼んで、目下の最大課題と考えている。

最後は最近話題になってきた、床ずれの予防と治療法である。これから介護が在宅ケアにシフトしてくると、ますます重要なテーマになるだろう。

いずれもまだ医師の啓蒙が必要な分野で、これも学会の重要課題と言える。

さらには一般の方の啓もうが必要だが、これは僕が今理事長を務めている、NPO法人創傷治癒センターの役割であろう。
これには皆様のご参加をぜひお願いします。
by n_shioya | 2009-01-16 23:46 | スキンケア | Comments(2)
Commented by ruhiginoue at 2009-01-17 00:20
 形成外科は二回の世界大戦による創傷治療の増大による豊富な経験によって発展した(マイケル・クライトンのデビュー作『緊急の場合は』)そうですが、最近でこそ美容ではなく怪我の治療なら保険適用ですが、つい八十年代まではほとんど自費で、多くの患者が、怪我や火傷や奇形のためなのに美容扱いで費用に悩み自殺や心中をした人までいました。悩みにつけ込まれ医師にボラれたという話もよく聞きます。
 
Commented by n_shioya at 2009-01-17 22:56
ruhiginoueさん:
形成外科は大戦によって発展してきたことは確かです。
マイケル・クライトンならおそらく専門家異常に調べ上げて描いたでしょうね。


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