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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
今日は珍客が訪れた。
医学部のクラスメートの伊東貞三君である。 昭和30年卒のクラス会は年一回あるが、お互いにサボることが多く、顔を合わすのは久しぶりである。 聞けばこのクリニックから遠くない日産の診療所に、毎金曜日出ていたという。 賓客をお連れしていることにしている向かいのザクロで昼飯を食べながら、クラスメートの消息を交換し、学生時代に戻ったような感じになった。 彼とは他の仲間達とひと夏佐渡で遊んだことがある。 僕は外科、彼は内科に進んだが、その後宮内庁の侍医団の一人となり、昭和天皇の最期を看取った一人で、其の体験を昨年彼が出版した著書「回想の昭和」で綴っている。今月の月刊文春で佐野真一氏が取り上げているので、読まれた方も居られると思う。 ちなみに昭和天皇の手術を行ったのも、クラスメートの森岡君だった。 我々昭和一桁は極度の食料難で、粗製濫造の体のはずだが、皆意外にしぶとく頑張っている。これもカロリー・リストリクションの効果かも知れぬとは、前にも書いたことがる。 さすがに大学教授だった奴は皆首になって、名誉教授という称号だけをぶら下げているが、市中病院では、名誉院長だの、名誉顧問などを歴任して、余人をもって代え難しと称して、居座っているのが多い。 かく言う己も其の一人であるが。 今国会で槍玉に挙がっている役人の“渡り”とどう違うか疑問視される方のために弁解すると、まず、我々は霞が関の詐欺集団と違って、税金をくすねているわけではない。 また、べらぼうな退職金を二重三重に巻き上げることもない。 してこれが大事だが、我々は本当に必要とされる職責を果たしている。 本当ですかね?
by n_shioya
| 2009-01-30 23:22
| コーヒーブレーク
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Comments(2)
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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