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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
中原淳一
突如、女性の下着売り場に紛れ込んだような、気恥ずかしさをかんじた。
今少し品の良い言い方をすれば、「女の園」にこっそり潜りこんだような。
周り一面に、少女像が飾られ、それを眺めているのも女性ばかりである。
ちらほらと男性も見かけるが、みな初老の男である。
それは松屋で開かれている中原淳一展の会場だった。
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中原淳一
それは「昭和一桁」には、男性でも懐かしい挿絵画家である。
少女の友、ソレイユなど戦前、戦後の少女雑誌の表紙を飾り、詩も書き、シャンソンを日本に紹介もした。
結婚相手は、当時人気絶頂の宝塚の男役、葦原邦子、ニックネームは「あにき」だった。
なぜ僕がそんなことを?
女の姉妹に挟まれ、二人ともが宝塚狂で、姉は小夜福子の熱烈なファンだった。

だが我が家では、中原純一はタブー視されていた。あんな退廃的な、不健康な、というのが母親の見方だった。
また、必ずしも女性全員に好かれたわけでもなかったように思う。
当時の言葉で、おセンチとかたずける向きもあった。
だが姉は、少女の友をこっそり押し入れにしまい込み、夜中に僕にそっと見せてくれた。

今日は彼の原画や人形を、誰はばかることなく堪能できた。
今見ても違和感がないのは、彼はファッションを、時代を先取りしていたからだろうか。

ちなみに彼の詩の一節を紹介しよう。
「もしこの世の中に、風に揺れる『花』がなかったら、人の心はもっともっと、荒んでいたかもしれない。」

僕もおセンチと言われそうですね。
by n_shioya | 2009-03-29 00:04 | Comments(4)
Commented by 一読者より at 2009-03-29 19:41
塩谷先生

はじめまして。ブログ楽しく拝読させていただきました。
「少女の友」という雑誌の「創刊100周年記念号」が発売されたのを
ご存じですか? 
大変な評判を呼んでいるようです。ご参考までに!
Commented by n_shioya at 2009-03-29 22:22
一読者さん:
コメントありがとうございます。
はい、展覧会場で賑やかに売っていたので、早速買ってまいりました。
Commented by R.K at 2009-03-31 00:13
本日は楽しいランチ&中原淳一の個展にご一緒いただきありがとうございました。 あの絵はまさに和洋折衷な感覚に加え、あまりにも先を行っていたのだと思いました。時代を感じさせないというか、おそらく当時にしては受け入れがたい感覚だったのかもしれません。 ありがとうございました。
Commented by n_shioya at 2009-03-31 14:05
R.Kさん:
和洋折衷とは懐かしい言葉ですね。
確かに当時、あのような展開ができたというのは、本当に好きで勇気もあったと思います。
熱狂的なファン以上に、顰蹙の対象だった覚えがあります。


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