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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
膝の診断
左ひざのトラブルに診断が下った。
半月板の内側の部分の軽い傷みと膝蓋骨(いわゆるお皿)のごく僅かのズレだそうだ。
膝の診断_b0084241_745556.gif

恐れていた軟骨の変化はないようである。
加齢とともにこの軟骨が摩耗すると、いわゆる変形性関節症と呼ばれる状態になり、歩行が困難となるからだ。

とりあえずは、軽いO脚気味を矯正するとよいといわれ、ヒールクッションという薄い柔らかいプラスティックのシートを、中敷きの上に挿入して歩いている。
しばらくこれを続ければよくなるでしょう、というのが先日ご紹介した“膝の名医”の御託宣だった。ただ、一旦傷んだ半月板が元に戻ることはないという。
もし痛みがある場合は、ヒアルロン酸の注射も考えますが、今その必要はないとのことだった。

ところで僕の愛車は暦の年齢は年だが、走行距離はもう二十万キロに近いので、そろそろ各部にトラブルが出始めている。
幸い今のところ、大幅なリペアの必要はなさそうだ。
車と同じで、人体も年月とともにいろいろ障害が出てくるものだ。車と違い人体は、多少の傷や摩耗は自身の治癒能力で修復していくがそれにも限度がある。
すると次はパーツの交換と言うことになる。人工臓器や臓器移植の出番だ。

車の下取り価格はまず年式が基本のようだが、走行距離も査定の条件の一つで、十万キロを超えるとほとんど零になるという。
二十万キロを超えても、だましだまし三十万キロ、いや四十万キロぐらいまで乗るか、このへんで廃車にして、新しいのに取りかえるか、思案のしどころだ。

だが人体には廃車という選択はなさそうだ。
与えられた身心をエンジンが動く限り、大事に使いこなしていかねばならない。
なんのことはない、それがアンチエイジングじゃないか、と妙なところで納得をした次第。

註:半月板の変化はMRIで診断されたが、わかりずらいのでフォトは省略した。
レントゲン画像は、膝蓋骨を下から撮っている。左の図が左膝で、その左側が左膝の内側を示す。
by n_shioya | 2009-12-18 22:54 | 老年病 | Comments(4)
Commented by 船長 at 2009-12-19 23:31 x
いずれは我が身、或いは既にその予兆があっても
予防の策をこうじるどころか見て見ぬふりをしたくなるのはなぜでしょう
現実に目を向けられぬほど弱いのか、
あるいは我が身に置き換えられぬほど愚かなのか…なかなか実感できませぬ
Commented by ruhiginoue at 2009-12-19 23:47 x
 闇雲に手術だと言わなくなったので、整形外科界も進歩したようです。かつては半月板手術で歩けなくなる人を大量生産し、「適切であり自信はあったが結果として残念なことになった」と何度もくりかえす医師がいたものです。
Commented by n_shioya at 2009-12-20 23:44
船長さん:
医者の不養生も、無精もありますが、自身の真実を見る勇気がないというのが本音です。
Commented by n_shioya at 2009-12-20 23:46
ruhiginoue さん;
医者は治療の故によくなったのか、にもかかわらずなのか、絶えず自問する必要があると思います。


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