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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
来週のカフェの準備に追われている。
アドヴァンストと銘打った以上、前回よりも問題を深く掘り下げなければならない。 その問題は、「皮膚の若返り」である。 外出もままならず、家に蟄居している間、最近の文献や教科書を渉猟した。 詳しくは水曜日のカフェでご披露することとし、結論を要約すると ①皮膚老化の元凶は8割が光老化である。 ②皮膚によくないのは洗いすぎである。 ③最近では機能性化粧品といって、ある程度皮膚の若返りに役立ちそうなものも現れた。 ④対処法の選択にはメス離れの傾向が著しい。これを非観血法と医者は呼ぶが、それもなるべくダウンタイムが少ないものが好まれる、たとえ効果が薄く、リピートが必要でも。 ⑤最も人気が高いのはレーザーというか、光治療である。ただこれはパソコンと同じで、半年ごとに新機種が現れるので、レーザー企業の為に稼いでいるような気がするとこぼす医師もいる。 ⑥飲むコラーゲン、ヒアルロン酸は消化の過程で分解吸収されるので、あまり意味はないようだ。 ⑦又、おなじコラーゲン、ヒアルロン酸はクリーム入れても保湿剤として働くだけで、真皮に取り込まれるわけではない。 ⑧ボトックスが解禁になったが、日本での普及はまだこれからだ。 そして女性の場合、“美しく老いる”ということはどう具現さるべきか? まだすっきりした本音の回答は得られない。
by n_shioya
| 2010-02-13 21:55
| スキンケア
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Comments(2)
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船長
at 2010-02-14 21:13
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なんとまぁ…興味深くも難しいテーマでしょうか
「美しく老いる」のはやはり「不自然」であってはほしくないですし かと言って「ホッタラカシ」とも違うわけで… 世の中の情報は次から次へと湧いて出るので、気が付いて見れば そこら中にコラーゲンだヒアルロン酸だ…と書いていない方が少なく感じますね 一体何がどこまでハッキリ言えるのか効果につながるのかを 整理して頂けるのはありがたい限り! 体調も回復なさったとお見受けするエントリーでホッと致しました
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by
n_shioya at 2010-02-14 21:24
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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