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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
眼科学
眼科学_b0084241_2326337.jpg長期戦に備え、少し眼科の勉強をし直すことにした。
し直すというのはおこがましい。実は学生時代、眼科は落第点を取った鬼門である。

卒業試験も終わったある日、僕は眼科の教授室に呼ばれた。
“なんかご用で?”
“何だもかんだもない、お前は落第だ”
“はあ、そうですか。”
“馬鹿。お前一人だけ落第させられると思うか。”
“じゃ、追試験でも・・・”
“お前一人の為に追試などできるか、この馬鹿もの!”
 とまたおこられた。
“ではいったいどうすれば?”
“頭を下げろ”
ヘエ、と頭をぴょこんと下げて終わり。
ことほど左様に昔の東大の医学部はいい加減だった。

今、改めて自分のこととして読みなおすと、実に面白い。というか、いかに厄介な事態に直面しているのかよくわかる。
ああ、もうちっと勉強しておくのだったと悔やんでも始まらない。後は北里の名医に頼るだけである。

ところで今読んでいるのは、「病態生理学」という看護師向けのアメリカの教科書である。
何故わざわざ看護師の教科書を?
まず、医家向けのものより分かりやすい。結論がはっきりと書かれている。
医学生向けのものは得てしてああでもない、こうでもないと諸説が雑然と羅列されているか、著者が難解な自説を開陳しているだけのいわば自己満足型が多い。
又、アメリカの教科書は世界中で読まれるので、販売部数が日本とはケタ違いである。そのため、数年ごとに改版が可能で内容が新しい。
又、アメリカでは研究と同様に教育も重要視されており、言葉のハンディはあっても、日本語の教科書よりも読みやすいのは定評がある。

というわけで、あまり目に負担がかからずに、本が読めるところまで回復してきました。
by n_shioya | 2010-05-16 22:20 | 老年病 | Comments(2)
Commented at 2010-05-17 19:54 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by n_shioya at 2010-05-17 22:56
お大事に・・・さん:
温かいお言葉ありがとうございます。


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