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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
鎌倉芸術館ゾリステンコンサート
何かと口実を見つけては鎌倉に行きたがる配偶者だが、今日の鎌倉詣では立派な大義名分があった。
鎌倉芸術館での鎌倉ゾリステンのコンサートである。
実はこれまで鎌倉ゾリステンも、芸術館の存在も知らなかった。
数か月前、紀尾井ホールで行われた徳永二男さんのベートーベン・リサイタルの際頂いたチラシで、徳永さんがコンサートマスターを務めておられる今日の催しを知ったのである。
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鎌倉芸術館は大船駅のそばにあり、都心と違いゆったりとした造りで、ホールに一歩足を踏み入れると、回廊にはゆったりしたソファが並び、中庭を埋めているのは見事な孟宗竹の林である。
何時ものN響の定期演奏会のサントリーホールで味わう人混みと違い、リサイタルを前に心静まる不思議な空間を作り出していた。
“静謐”とはよく口にする言葉が、これこそがその感じではなかろうか。
鎌倉芸術館ゾリステンコンサート_b0084241_2051413.jpg

演奏も心のこもった温かいものであった。
曲目は、
グリーク:組曲「ホルベアの時代より」
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタビ―レ
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第一番
ドヴォルザーク:セレナードホ長調
そしてアンコールは、
クライスラー:愛の悲しみ
だった。

どれも素晴らしかったが、特にグリークの曲は初めてだったが、まことに美しい調べで、二度ほど訪れたベルゲンの郊外にあるグリークの湖判の山荘を思い浮かべながら、懐かしく聴きいったものである。
鎌倉芸術館ゾリステンコンサート_b0084241_2053886.jpg

質の高い生活”、流行り言葉ではQOLとなってしまうが、は“魂の充足度”であって、物質的条件は必須ではないことを改めて感じさせられた。
ただし、“ゆとり”、それも時間と空間の、は望ましいとは言えるが。
by n_shioya | 2011-01-16 20:53 | 美について | Comments(4)
Commented by 船長 at 2011-01-16 22:35 x
ちょうどQOLについて考えていたところです
大きなことではなく、まして物やお金そのものではないんですよね
それでいて全くなくては余裕から離れてしまい、ゆとりを忘れてしまう
バランスの難しいことこの上ないです
Commented by suama at 2011-01-17 18:17
suamaと申します、初めまして。
昨年11月号の家庭画報の”アンチエイジング健診のすすめ”を読み、10年ぶり(もっとかもしれません)の健診へ行こうと計画中です。
私は現在鎌倉芸術館の裏の大学へ毎週子供と通っています。芸術館へ行った事はまだないのですが、ひとりの時間が出来たらぜひ、行ってみたいところであります。
魂の充足度…私もこれからじっくりと質の高い生活とは何か…考えてみようと思います。その心がブログに反映出来れば嬉しいです。
またお邪魔いたします。
これからも、どうぞ宜しくお願いいたします。
Commented by n_shioya at 2011-01-17 22:01
船長さん:
難しいけど、一番大切なことのようですね。
Commented by n_shioya at 2011-01-17 22:02
suamaさん;
コメント有難うございます。
小ホールでは室内楽もやっているようですから、是非一度お訪ねください。


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