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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
このところブログのアクセスが多少減っいる。
お盆でやむを得ないのか、暑さで脳みそがメルトダウンして、ブログが生彩を欠くのか、いずれにせよいささ気になる現象だ。 今日の話題はニキビ。 ニキビ治療のプロアクティブの社長さんが次男の友人なので、いろいろお話を伺った。 この10年でこれほどニキビ治療が進歩したとは知らなかった。 そして4割がたのニキビ患者がプロアクティブを使っているという。 “プロアクティブ知ってる?” 大学生の孫に聞いてみた。 “当たり前じゃん。俺だって使ってるよ。” 確かに彼の顔からは青春のシンボルは消失して、肌はスベスベだ。 どうもプロアクティブはニキビ対策の常識になっているようだ。 ニキビの直接の原因は ①皮脂の過剰分泌。 ②毛穴が皮脂や垢で詰り、分泌物がたまる悪循環。 ③そこへニキビ菌による感染。 ということは昔から解っていたが、直接の対処法は存在せず、アメリカなどでは、チョコレートやピーナッツを控え、よく洗顔してという程度の指導がされる程度だった。 ニキビは青春のシンボル。いずれは消えるからあまり気にせんで、と医師は自分たちの無為無策をカバーしていた。 ![]() それが最近では ①皮脂の過剰分泌を抑え ②毛穴を開放し ③ニキビ菌を抑える ところまで治療法は進歩したそうだ。レーザー、ケミカルピールそして治療薬。 そしていまアメリカで生まれたプロアクティブが、10年前日本にも上陸し、人気を呼んでいる。 慌てたのは皮膚科医である。“ニキビは医者へ”と叫び始めた。 だが何も医者と企業が争うことは無い。お互いの立ち位置をわきまえ、両者で共同戦線を張って、患者中心にニキビ対策を構築すれば、とニキビにはド素人の形成外科医は考えるのだが。
by n_shioya
| 2011-08-16 22:34
| スキンケア
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Comments(3)
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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