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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
今、アンチエイジングでホットな話題はヒートショックプロテインである。
昨日のセミナーでは、札幌医大の鳥越先生が、其の有難味と利用法を明快に説明してくださった。 端的に言えば、体温が適度に上昇するとヒートショックプロテインなる者が細胞内で産生され、細胞内の変性した有害なたんぱく質を処理してくれて、アンチエイジングになると言う。 更に、免疫細胞も活性化するので、将来は癌治療にも役に立つのではと言われているそうだ。 これは日常生活では、適度な温度でゆっくり入浴することで、其の産生を促すことができると言う。 彼の場合は、41度で20分ほどだそうだが、40度だと30分は必要だと言う。 僕は熱湯が好きで、42度で数分のカラスの行水だが、これは全く逆効果のようだ。 だが慣れたライフスタイルを変更するには多大の決断を要する。 これはエリカ・アンギャルさんのアンチエイジング・ダイエットでも同様で、いくら体に良くないといわれても、霜降り肉と菓子パンをやめる気にはなれない。 ところで当然、ヒートショックプロテインは肌の若返りにも良いわけで、鳥越先生の粋なお勧めは、 ①温浴(これは全身のヒートショックプロテインを上昇) ②蒸しタオル(特に顔の皮膚をターゲットに) ③異性とのスキンシップ(実行しなくても、妄想だけでも充分効果はあるそうだ) 素人考えだと、①を温浴でなく混浴とすれば、③も兼ねて、相乗効果も期待できるのではと思ったが、時間の関係で確認出来なかったのは残念であった。
by n_shioya
| 2011-11-15 21:33
| アンチエイジング
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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