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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
久しぶりに岡本行夫氏とランチをともにした。いや、彼のおごりだった。
場所はアークヒルズの最上階のアークヒルズ・クラブ。 ![]() 会食の目的は彼の運営する「新現役ネットワーク」と僕が主催する「アンチエイジングネットワーク」とのコラボレーションである。 前者は定年退職後の男性の生き甲斐の創成が目標であり、後者は女性の若返りが軸になっている。 これは2極化したアンチエイジングの現状を如実に現していると言える。 「いくつになっても男と女」をスローガンとしている当ネットワークとしては、コラボすればアンチエイジング本来の目的にも適い、また2団体としても相乗効果が期待でくるのでは、というのが僕の思惑である。 この課題のこの先の展開はいずれご報告するとして、今日のいまひとつの話題は東日本大震災の復興であった。 3/11直後、直ちに行政と企業を動かし、被災地の救援に行動を起こした岡本氏である。具体的な行動を何もせずに来た僕は我ながら不甲斐なく感じ、これからでも何かできないか、と彼に相談した次第。 だがやはり話題は原発事故に行き着いてしまう。 原発事故が無ければ、復興はもっと早く進んでいたろうに。 そしてまだ、現場の漁業従事者は放射能の風評に苦しんでいる。 そして避難を余儀なくされた難民の悲惨な生活。 最優先すべきこの「被害者救済」をなおざりに、事故調査委員会の不都合な報告がでる前に強引に大飯原発の再稼働を決め、詐欺まがいの法律を通し、しかも増税を強行しようとする泥鰌首相。 この話題になると僕の怒りは沸騰し、岡本氏もいささか呆れられたかも知れない。 だが彼は冷静である。 “ブラジリアは当時わずか7億?で造れたんですよ。”と言う。つまり、政府が被災者のために、新たな都市を創成する事は予算的には可能なはず、と言う事である。 さすが、最先端の現場を突っ走ってきた男の言である。 僕は改めて彼に傾倒した。
by n_shioya
| 2012-06-25 22:39
| 原発事故
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Comments(4)
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これはすごいです
この状況で違う見方を出せる方尊敬します 閉塞感の中でどんどん視野が狭まっていた自分に気づきました
0
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事故がなければ風評も起きなかったのに、と思うとつらいです。。土地の文化も何もかも奪われてしまう人たちが出てくるなんて、いままで大人は誰も想像できなかったのかな。。被災者の方たちがこれ以上被曝することなく安心して住める場所が早くできて欲しいです。。
HOPEさん:
彼は熱血漢です。
pippaさん:
何で日本国民はこんなにおとなしいのでしょうか?
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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