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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
学会を度重ねて主催すると、だんだんと人間スレてくるものだ。
他の人の学会の会長招宴や懇親会におよばれしても、すぐ、この内容ならお一人様ご予算いくらなどと計算してしまう。 例えば最近流行のビュッフェなど,値がかさむのは二品ある。ローストビーフと屋台の寿司だ。 だからと言う訳ではないが、好物なのでこれは食い逸れないよう、何時も気を配っている。 だが、皆考える事は同じで、何時もすぐ長い列が出来るのもこの二品だ。 そこで僕の取る戦略はこうだ。 まず開会の辞に引き続き、来賓の御挨拶が長々と続くあたりで、僕はすっと寿司の屋台の前に移動する。そして乾杯までの間に、仕込んだネタの品定めをする。僕が望みの皿を手にする頃には、後ろには十数人の列が出来ている。 ざまぁみやがれ。 ここで僕は前菜に戻って、サラダともしあればスモークト・サモンを摘む。 サラダはフィアトケミカルが、スモークト・サモンは不飽和脂肪酸がアンチエイジングに役立つからだ。 寿司のあとすぐローストビーフに駆けつけないのは訳がある。 寿司ほどには混まない事が一つ。 それからローストビーフは端からスライスしていくので、僕の好きなレアの部分に達するにはちょっと時間がかかる。あまり早いと端のウェル・ダンをもられてしまうからだ。 ご予算にもよるが、ビュッフェでは様々な皿が並び、目移りすること甚だしい。だが僕は最近は、ぐっと堪えて上記の二品に集中する。 後期高齢者の友人達は最後は蕎麦で締める輩が多いが、僕はそのような胃袋に対する侮辱はしないよう心がけている。 抗加齢医学でも最近は肉蛋白の効用を強調し始めているではないか。 ところで我々夫婦は、レストランでビュッフェを選ぶ事はまずない。 この年になると食べる量が減って、ビュッフェでは元が取れないからである、たとえシニア・プライスであっても。
by n_shioya
| 2012-07-05 21:33
| 食生活
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Comments(4)
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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