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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
![]() 丸善の洋書コーナーでその本を手に取って開くと、パッとナンタケットの灯台が目に入った。 518番 “ナンタケットで夕日を眺めて“ とある。 「現世での時間を有効に」と言う旅行案内本だ。 一生のうちに訪問すべき選び抜かれたスポットが1000箇所,番号を付けて記載されている。 魅力的なのはフォトだけでない。その場所の最大の魅力がタイトルとして全面に押し出されている。 訪れるべき時間、季節。祭りなどの行事。ご当地名物の食べ物。そこでなすべき事。切り口は無数だ。 例えば“宵闇のルーブル” (64番)。訪れるなら水曜か金曜の夜だと言う。昼間の雑踏が嘘のように、静かに名画を鑑賞できるそうだ。 “ビールはブラッセルで”(60番)と言うのが、ベルギービールの紹介だ。 ベルギーはビール大国だ。ビアホールでただ「ビール」と注文すると、怪訝な顔をされると言う。色、味わい、銘柄など何百種類もあるからだ。 “砕氷船に乗って”(158番)と言うのはフィンランドの紹介で、真っ赤な防水着に身を固めた男達が北極海でぷかぷか浮いて昼寝を楽しんでいる。 “狼の遠吠えはイェローストーンで”(499番)と言うのもある。 メリーランドは“かに料理で口の周りはクワンクワンになるところ”(513番)らしい。 挙げだしたらもう、キリがない。 1000のうちこれまで幾つ経験したか?まだ100にも満たないようだ。 ところで、はじめに挙げたナンタケットの記載は、 「・・・ナンタケットですべき事はあまりない。だがそれがナンタケットの魅力だ。アイスクリームコーンを嘗め、貝殻を集め、潮風に吹かれ、ビーチまで自転車を走らせる。・・・」 そう、10年前ナンタケットで、僕たちはまさにそれらをやり、それだけしかやらなかったのだ。
by n_shioya
| 2012-07-12 21:23
| コーヒーブレーク
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Comments(2)
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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