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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
このところ、「新老人の会」だの、「新現役ネットワーク」だの、高齢者のグループが続々誕生している。
そういうお前も銀座のど真ん中で「アンチエイジング・カフェ」などやらかしているではないかと言われそうだが・・・ 今日は粋生(イキイキと読む)クラブと言う定年退職者の集まりで話しをさせていただいた。 この会は横浜市の後押しで、デイケアセンターを利用して、様々なボランティア活動や、同好会適な集まりを催している。 ユニークなのはその中心が料理教室であり、適当な指導者のもと、男子会員が厨房活動を学び、作品は自分たちで賞味するだけでなく、デイケアを訪れる高齢者仲間に振る舞うと言う。 アンチエイジング・ダイエットと言うと、ダイエットとして料理された物を食する事しか頭になかったが、自分で包丁をふるうと言うのは誠にいいアイディアだと思った。 メニューを思いめぐらし、食材を選び、自分の手で調理して、きれいに並べ付け、それを食する。 それぞれのステップで、頭や手を使い、更に美的感覚も動員することとなり、料理する事自体がアンチエイジングに繋がるからである。 アンチエイジングと言っても基本は『適度な運動とバランスのとれた食事』である。 講演やセミナーでいくらアンチエイジングを説いても、何か達成感に乏しいのは、受講者が何処までご自分のライフスタイルに取り込んでくれるか心もとないからである。 今日のようなグループ活動は、アンチエイジングを実践に落し込む、格好なヒント与えて貰ったような気がする。 代わりにこちらからは「幾つになっても男と女」というアンチエイジングネットワーク憲章の第一條の実践もお忘れなく、その方法はともかくとして、とお願いした。 こういった自発的なグループ活動が、色々な形で全国的に広がれば、高齢化社会の活性化、つまりアンチエイジングに最も役立つのではなかろうか。
by n_shioya
| 2012-08-22 22:32
| アンチエイジング
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Comments(2)
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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