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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
友在りて遠方より来る。
ボストンから親友のイーロフ・エリクソンが飛んできた。 明後日からの国際学会のゲストスピーカーである。 スエーデン生まれだが、アメリカに移住して長く、今はハーバードの教授として創傷治癒研究の仲間である。 面倒見のいい男で、僕の弟子が何人も世話になった。 研究情報の交換もそこそこに、友人達の「死亡率」が話題になった。「死亡」と言ってもあの世への旅立ちではなく、われわれのあいだでの「離婚」の隠語である。 事程左様にアメリカでは、事に形成外科医は「死亡率」が急増している。あらかじめ聞いておかないと、パーティの席上などでへまな事を言ってしまうからだ。 僕の留学時代の旧友も無傷の奴は少ない。また、悲しい事だが本当の「死亡率」に加わってしまったのも少なくない。 その中で、イーロフのように、元気で無傷の友人は救いである。 明日からの学会で彼がどのような研究成果を発表してくれるか、楽しみである。
by n_shioya
| 2012-08-31 22:35
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Comments(2)
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HOPE
at 2012-09-03 07:42
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「死亡」という言葉にさみしさ感じましたが、変でしょうか?
お医者様というと先端でバリバリという仕事人間を想像してしまうので、家庭にどのくらいの重きを置いていらっしゃるのかピンとこないもので、 へー普通というか人間くさい感じだこと、などという失礼なことを感じてしまった次第。 もし私が奥さんの側なら「死亡なんて揶揄して面白がっちゃって!」と違う見方をするのかしらん…とも
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n_shioya at 2012-09-07 22:47
HOPEさん:
そういわれれば、「死亡」は人間の状態で、「死」はある出来事ともいえましょうか。
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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