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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
オープンカーの季節がやってきた。
カリフォルニアと違い,日本で幌を外して楽しめる時期は限られている。 でも紫外線が怖い? “日光を浴びるのにそんな気にせんでもええ。” 先日の会議で、皮膚科の長老がそう発言された。 “確かに日差しの強いオールトラリアでは、白人の皮膚がんが多いが、日本人が日に当たったからと言ってすぐ癌になるわけでもない。ま、そりゃ、ちょっと皺が増えるかもしれんが。” という長老先生のご趣旨には、じつは僕も大賛成である。紫外線の予防策は大事かもしれないが、あまり神経質になって、戸外の活動までブレーキがかかるのは行き過ぎだと嘆いていたところだからだ。 がしかし、皺の一本や二本といわれると、女性陣は納得できないだろう。 また、NPO法人アンチエイジング・ネットワークの理事長としては、常日頃、皮膚老化の一大原因として、紫外線の害をといているところである。 このあたりの建前と本音の乖離は、男の医師が美容的なことに関わる限界かもしれない。 更に僕の場合、これには深い訳がある。 しばらく前まで、僕はコンバーティブルに乗っていた。 オープンエア・ドライブの快感を一度味合うと、もう病みつきになって、何で車に屋根が必要かとさえ思うようになる。 ところが配偶者は、紫外線を恐れるあまり、めったなことでは幌をはずさせてくれない。晴れの時も、曇りでも。 “曇った日のほうがかえって日焼けするということを、医者のくせに知らないの”とたしなめられもした。 雨の日は、さすが僕も幌を開ける気にならない、ということで幌をはずせる機会はあまりない。 もちろん一人のときは開けて走るが、やはりオープンカーには助手席に、いるべき人がいないとさまにならない。 そこで、娘と偽り美女軍団のメンバーに、入れ替わりお付き合いを願っても、度重なれば、“てめえ、娘が何人いるんだ”ということになりかねない。 つまりオープンエア・ドライブを配偶者に敬遠された、恨みつらみがいまだにしこりになっているのだ。 というわけで、皆さん事情の許す方は、是非オープンエア・ドライブの醍醐味を味わってください,ただし,紫外線カットには留意して。
by n_shioya
| 2013-05-16 20:02
| コーヒーブレーク
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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