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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
これからエステティックが積極的に取り組み、強調すべきは、「リラクゼーション」の効果であろう。 今までどちらかというとエステティックは、効果は一時的なもので「リラクゼーション」に過ぎないという言い方をされることが多かった。 だが僕個人の考えではこれは間違いで、「リラクゼーション」こそこれからエステティックが医療を補完していくべき分野だと思う。 臓器別の分析的な西洋医学が限界に達し、最近では東洋医学、アーユルヴェーダ等かつての民間療法的なものが見直されてきている。それは結果的にみな、「リラクゼーション」の効果を目的にしているといえよう。 その意味でこれからはエステティックこそがアンチエイジングや代替医療の柱の一つとなって欲しい。 今ひとつ言いたいことは、エステティックを学問として捉えた場合、まやかしは困るが今流行の「エビデンス」に余りとらわれないことである。 人間の体は不思議なものである。今の医学で説明のつかないことはいくらもある。何がその人にとって効き目があったかは、本人にしか分からないことも多い。それを西洋的な分析的な手法で分解すると、せっかくのエステティックの本質が壊されてしまう恐れがある。 その反面、「医学的評価法」でエステティックに取り入れられるものもたくさんある。例えば脳の活動や変化など、今リアルタイムでカラー画像を追っかけることも可能だ。この分野こそ、医師とエステティックが協力し、例えばボディトリートメントの最中の脳の変化を追っかけ、ハンドテクニックのリラクゼーション効果が実証できればこれに越したことはない。
by n_shioya
| 2013-07-05 21:51
| エステティック
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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