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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
![]() 現代の西洋医学は“群盲が像を撫でている”ようなものでその傾向はますますひどくなっている。 臓器別に専門化が進み、その専門がさらに細分化され、そのうちにおれは右の腎臓ならわかるが、左の方はお手上げだ、そっちの専門家に頼む。というのも笑いごとではなくなるかもしれない。 しかし人間は臓器の寄せ集めではない。 一つの有機体で、それぞれの臓器は、こちらの都合で切り分けたにすぎない。 これを抗酸化、抗糖化、免疫、ホルモンなど共通項でつなぎ合わせているのが、今の抗加齢医学で、いわば統合医学と言える。 ![]() 今僕の持ってる人体のイメージはクモの巣に例えることができる。 各臓器、各系統がクモの巣のように張り巡らされ、クモの巣のように1か所を引っ張れば全体に響く。クモが網を張って、どこに餌がかかっても敏感に察知して飛びかかる姿をイメージしてほしい。 だから僕が言いたいことは、全体に影響のない部分はないということが一つ。 次に、だからと言ってその部分だけで全体をうんぬんすることはできないということ。 例えば腸を調べている人は、すべてが腸で解決するように錯覚するし、免疫、体温、呼吸法、食事療法など、だれもが自分の得意分野に我田引水し、それで万事解決とする風潮に反発したくなる。
by n_shioya
| 2014-02-16 19:43
| 医療全般
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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