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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
カマンベールの香り
カマンベールの香り_b0084241_21105739.jpg

天気も回復したので、一寸足を延ばして箱根の「ポーラ美術館」を訪れた。
丁度「モディリアニ展」を開催している。
カマンベールの香り_b0084241_21111346.jpg

はじめてモディリアニの現物にお目にかかったのは倉敷の「大原美術館」で、医学部の学生だった。
“芳醇な、まるでとろけるチーズのような”と連れの女性に呟くと、 “そう、コクがあるでしょう。カマンベールですかな。”と後ろから声をかけたのは、顔見知りの館長だった。
その頃日本で泰西名画といえば「大原美術館」しかなかった。学生は皆、せっせと大原詣でをしたものである。そのコレクションは粒選りで、今でも世界の何処の美術館にも引けはとらないと思う。モディリアニもその中の一つであった。
何に限らず食い物と結びつけるのは、食いしん坊の僕の悪い癖だが、モディリアニとチーズは相性がいいことは館長も認めてくださったようだ。そしてフランス人は、女性のあの部位の芳香をカマンベールの香りに例えるものだという事まで、そっと教えてくださった。

そして今日またモディリアニを訪れると、その描く女性は全身からカマンベールの芳香を発しているのに改めて感嘆させられた。
チーズのお好きな方はお見逃しなさらぬように、9月まで開催しています。

by n_shioya | 2014-05-28 21:11 | 美について | Comments(0)


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