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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
天気も回復したので、一寸足を延ばして箱根の「ポーラ美術館」を訪れた。 丁度「モディリアニ展」を開催している。 はじめてモディリアニの現物にお目にかかったのは倉敷の「大原美術館」で、医学部の学生だった。 “芳醇な、まるでとろけるチーズのような”と連れの女性に呟くと、 “そう、コクがあるでしょう。カマンベールですかな。”と後ろから声をかけたのは、顔見知りの館長だった。 その頃日本で泰西名画といえば「大原美術館」しかなかった。学生は皆、せっせと大原詣でをしたものである。そのコレクションは粒選りで、今でも世界の何処の美術館にも引けはとらないと思う。モディリアニもその中の一つであった。 何に限らず食い物と結びつけるのは、食いしん坊の僕の悪い癖だが、モディリアニとチーズは相性がいいことは館長も認めてくださったようだ。そしてフランス人は、女性のあの部位の芳香をカマンベールの香りに例えるものだという事まで、そっと教えてくださった。 そして今日またモディリアニを訪れると、その描く女性は全身からカマンベールの芳香を発しているのに改めて感嘆させられた。 チーズのお好きな方はお見逃しなさらぬように、9月まで開催しています。
by n_shioya
| 2014-05-28 21:11
| 美について
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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