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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
ジベルニーの想い出
ジヴェルニーを訪ねたのはちょうど5年前のことだった。
パリで国際創傷治療学会が開催された折、一日会場から抜け出して、アメリカからの観光客に交じって、バスツァーに参加したのである。
僕にとって、いや大方の日本人にとって、モネほど親しみやすい画家はいないのではなかろうか。
其のモネが晩年を過ごし、干し草の連作や、雪景色を描き続けた村を、そして何よりも、モネーがこよなく愛した日本風の庭園をこの目で確かめたかったのだ。
ジベルニーの想い出_b0084241_17505186.jpg

そこには描かれたとおりの、イル・ド・フランスの長閑な田園風景が展開していた。
そして今は美術館となっているモネの館には、愛蔵の浮世絵が壁いっぱいに飾られている。そしておなじみの睡蓮の池とそれを跨ぐ太鼓橋。
先日、澁谷の東急文化村で開催された「モネとジヴェルニーの画家たち」を鑑賞しながら、当時を懐かしみ、ああ、あの時無理して行っておいてよかった、と配偶者と頷きあったのである。

この展覧会で初めて知ったのだが、当時、モネを慕う芸術家たちが、その7割はアメリカ人ということだが、ジヴェルニーに集まり、コロニーをつくり、ジヴェルニー派と呼ばれるようになったということである。
ジヴェルニーの自然は美しい。
だが、モネの描くジヴェルニーはさらに美しい。
其の違いが絵画の魅力といえるが、そもそも絵画とは何だろう?
技法なのか、画家の目なのか?
僕は答えが出せないでいる。
唯言えることは、印象派の絵は心に安らぎを与えてくれると言うことだ。
丁度音楽で言えばバロックのように。
それで十分としよう。

by n_shioya | 2014-08-27 17:51 | 美について | Comments(0)


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