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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
今日はある研究会で,大谷康夫内閣官房参与から安倍内閣の「健康医療戦略」についてお話を伺った。
![]() 今の日本の医療は袋小路で足掻いている。 僕の理解では医療の軸は三本ある。 ①コスト ②アクセス ③レベル だが医学の進歩に伴う医療費の高騰の為、はこの三つを同時に充足する事はもはや不可能になった。 これからは限られたパイを如何に配分するか、つまりどれを優先課題とし,残りはある程度で妥協するという割り切り方が必要といういわば諦めである。 だが安倍内閣はアベノミックスに「健康医療戦略」を組み込もうと言う発想のようだ。 つまりこれまでの厚労省主導の健康・医療の「基本理念」は ①健康長寿社会の実現のみ であったがそれに次の二つを加える。 ②経済成長への貢献 医療関連産業を活性化し,我が国経済の成長に寄与する。 ③世界への貢献 話題解決先進国として、超高齢化社会を乗り越えるモデルを世界に広げる。 当然の事ながらこの実現には従来の霞ヶ関の縦割りでは不可能である。そこで経産省、外務省など関連省庁を全て巻き込んだ「健康・医療戦略推進本部」を設けると言う。 これまでの僕なら”お手並み拝見“と斜に構えるところだが,もはやそんな悠長な事は許されない。 「抗加齢医学」を基盤に全面的にこの壮大なプロジェクトに参加する所存である。
by n_shioya
| 2014-10-01 22:27
| 医療全般
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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