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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
「こりゃ、チョッとヤバいな」奥歯の治療を始めた歯医者さんが呟く。
「?」 「下顎が勝手に動いて、舌もぴくぴくするんですよ。」 こう言う事のようだ。 本人は自覚が無いが、頤や舌が勝手に動く為に、危なくて虫歯の治療が出来ないと言う。これも高齢者に特有の現象で、 「筋肉の失調症、ま、いわば頤と舌の認知症みたいなものですな」 「では、なるべく動かさないよう頑張りますから,」と言ってその日の治療は無事終了した。 年をとれば全ての機能が衰えるとは折りに触れ知らされる事だが、こういう形の機能障害も起こりうると言う事は意識していなくて、ちょっとショックだった。 そこで思い出したのは親父の百歳の時の言である。 百歳で4度目のエイジシュートを、と頑張っていた親父だが、なかなかママならない。 「お前な、ドライバーの飛距離の衰えは正確さでおぎなえる。問題はパットだ。肝心な時に、パッターを持つ手がピクッとと動いて,ピン傍ギリギリの玉を外してしまう。癪だが俺も年だと言う事かなぁ」 でもねぇ、親父。百歳まで年を意識しないできたのは凄いですよ。
by n_shioya
| 2014-10-23 21:24
| 老年病
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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