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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
二〇世紀の歴史
今、「二十世紀の歴史」という新書を読みふけっている。
今更と思って買うのを躊躇したが、讀み始めると目から鱗の連続である。
著者の木畑洋一は20世紀は「帝国主義の世紀」と断ずる。
なるほど。
19世紀末に始まった弱肉強食のグローバリゼーションの世界では、帝国として他国を植民地として飲み込むか、植民地として飲み込まれるかの2者択一で、その中間は許されなかった。
そして我が国は明治維新の延長線上に前者を選び、隣国を植民地化して、欧米と張り合った。
これが韓国が求める「歴史認識」であろう。
二〇世紀の歴史_b0084241_2225164.jpg

だが、これを21世紀の尺度で計る事は必ずしも適当ではない。当時はこれがサバイバルゲームのルールだったからだ。
ただ問題は、我が国が植民地戦争で出遅れていた事と、併合、植民地化の相手が同一人種であった事と言える。
そして此の帝国主義の暴力は今も続いている。
アメリカという帝国主義国家。これはグローバリゼーションという名の下に、「経済的な帝国主義」も展開している。
又、ロシヤの「帝国主義」への回帰。
ヨーロッパの帝国主義の後遺症に苦しむアフリカ大陸の諸国。

考えてみると「帝国主義」は国家間の力関係に限らない。
未だに男性優位の日本の社会は立派に「男の帝国主義」と言えるのではないか。家庭、企業、政治家、なかんずく東京都議会や自民党議員においては。
by n_shioya | 2014-10-24 22:02 | Comments(0)


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