|
NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
此の話は前にもしたかもしれない。そして此の絵もアップしたかもしれない。それも思い出せないのは寄る年波と言う事かもしれない。だが、検索機能を上手く使えないのでとりあえず、書く事にする。
というのは、今日学習院の秋の講座で、「髪の毛の悩みに答える」というテーマでお話しをしたからである。 ![]() 禿の悩みは深い、シーザーの月桂冠も実は禿を隠す為のものだったと言うイントロに続き、お示ししたスライドは 「禿の根本的対処法」であった。 ①剥げてない親を持つ事 ②早めに去勢する事 お分かりのようにどちらも実践不可能な事で、10年前このスライドを作った時は“禿の治療は無い”と言う当時の現実のパロディであった。 だがその後10年間の毛髪の研究は目覚ましく、先ず ①については禿に関わる遺伝子の解明が進んでいる。残念ながらまだすぐに治療に結びつくまでにはなってないが。 ②についてはご承知のように、男性ホルモンの作用をある程度制御する事で、発毛効果を得るところまで来た。「フィナステリド」という薬剤の普及である。 勿論、すぐフサフサになる訳ではないが、若はげに悩む方にとってはとてつもない「福音」といえる。 幸い今日の受講生には、「禿」という禁句を使っても差し障りのあるかたはおられなかったので、存分に「禿談義」を展開する事が出来た。
by n_shioya
| 2014-10-27 21:25
| ヘアケア
|
Comments(0)
|
![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
以前の記事
検索
カテゴリ
全体 アンチエイジング スキンケア 医療崩壊 キズのケア QOL 老年病 介護 手術 全身療法 食生活 サプリメント エクササイズ エステティック ヘアケア 美について コーヒーブレーク 医療全般 原発事故 睡眠 美容外科 再生医療 再生医療 未分類 最新のコメント
フォロー中のブログ
ICELANDia アイ... 九十代万歳! (旧 八... ・・・いいんじゃない? 京都発、ヘッドハンターの日記 美容外科医のモノローグ ArtArtArt 芙蓉のひとりごと 真を求めて 皆様とともに... ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
![]() |
||
![]() |
||
|
ファン申請 |
||