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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
紅葉のニューイングランド
「錦秋」は日本の特産だと思ったら大間違い。
この季節、ニューイングランドの紅葉は目を奪うものがある。
紅葉のニューイングランド_b0084241_1916194.jpg

緩やかな曲線を描く野山は赤、黄に染まって、ニューヨークからメイン,そしてカナダのノバスコーシアまで果てしなく続く。その間に点在する湖は、紅葉の木々を鏡のように映し出す。
厳密にはマサチューセッツ、コネチカット、ロードアイランド、ニュー・ハンプシャーそしてメインがニュー・イングランドだが、僕が八年を過ごしたアップステート・ニューヨークは、地形や四季のうつろいでは立派にニュー・イングランドである。

ハロウィーンの頃カントリーロードに車を走らせると,沿道の出店はパンプキンで埋まる。
チョッと車を止め、アイスクリームコーンを一口。勿論バニラでもチョコレートでも無くメープル・ウォルナット。
やがて色づいた葉は木枯らしに舞い、そして訪れる寒い、寒い、ある冬の朝。
メープルに釘を刺すと,ビューッと樹液が噴出する。これをバケツに受けて、林の中の小屋で大きな窯で煮詰めると,あの飴色のメープルシロップが出来上がる。

冬が厳しいだけに、春の訪れは若緑で噎せるよう。まさにハイネの謳う「麗しの五月」である。
ああ,ニューヨークに帰りたい!
by n_shioya | 2014-11-02 19:15 | コーヒーブレーク | Comments(0)


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