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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
医学は進歩しているのか?
これがイギリスの医学ジャーナリスト ル・ヌーの問いかけである。 題して「近代医学の興亡」 ロベルト・コッホの細菌の発見で近代医学は幕を開けた。 そして感染症のドラマティックなコントロール。 外科は無菌操作と麻酔の進歩で腹部臓器の全てにメスは及び,頭蓋骨は外されて脳も露出、胸部は開かれ最後の聖域であった心臓も治療の対象に。 だが,1970年代からこの進歩には陰りが見え始めたと言う。 確かに今世紀に入り ①遺伝子診断と遺伝子治療 ②環境因子の解明と其の対策 ③再生医療 など,オルダス・ハックスレーの言う“見事な新世界”が展開しているようだが、本当に期待に応えられるだろうかというのが,著者の素朴な疑問である。 どれも夢は抱かせてくれるが,現実にこれらのブレークスルーが応用可能な疾患は限られていると言う。 それ以上に著者が警鐘を鳴らしているのが,病気になってからの対策には莫大な金が使われるのに、何故病気になるのか,更に言えば「病気とは何か」という根本的な探求は一向になされてないと言う事だ。
by n_shioya
| 2014-11-24 19:12
| 医療全般
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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