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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
“私には旅の想い出が一番の財産なの、ドレスや宝石などには興味がない。”
と言ったのは、親友Kのパートナーのヴェロニクであった。 Kはヴァージニア大学の教授で、創傷治癒の研究仲間だった。アメリカ人に有り勝ちな、結婚、離婚、同棲、別離を繰り返した男だが、彼女と一緒の時が一番幸せだったと僕は思っている。 彼女に言われるまでもなく、旅は其の想い出を反芻することで、体験は深まって行く。 形成外科、美容外科そして創傷治癒と、携わった分野の広さだけ海外旅行の機会にも恵まれた。 其の経験をまとめて「想い出の街並」して知人に配ったことがある。 “なんだこれ。「想い出の女性達」じゃないか?“という奴もいたが、其れはひがみというものである。 それでも行きたいところはまだまだある。 息のある限り、僕は旅を続けるだろう。いずれ“旅に病んで夢は枯野を駆けめぐる”までは。 ちなみにヴェロニクとは、 “十字架を背負いゴルゴタの丘へと歩くキリストを憐れみ、額の汗を拭くよう自身の身につけていたヴェールを差し出した。” という伝説の聖女である。そして今僕たちは、ルオーの傑作で彼女を偲んでいる。
by n_shioya
| 2014-11-30 20:31
| コーヒーブレーク
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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