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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
思い出すと小学校の時、悪童の一人が図画の時間に教師に質問した。
“なぜ先生たちは裸ばかり描くのですか?” 弱った様な顔をした教師は白墨を手にし、黒板に首は細くて下半分がふっくらした花瓶を描き始めた。更に首の下辺りに丸を二つ並べ、ふっくらした部分にYを描くと艶やかな女体に変貌した。 教師は言った。 “お前らな、ヌードは美の極致だ。それを構成する美のエレメントが自然界の何処にでも潜んでいる”と。 “美とは?”をテーマに塩谷塾を続けてくると、絶えず頭を悩ますのはアートの世界でのヌードの立ち位置である。 ヌードとネイキッドは違うという。 ネイキッドをモデルに画家が描くとヌードになる。 でもアーティストなぜ、女体から衣装をはぎ取ったのか? 美を感じるからと言う。本当だろうか?スケベ根性の言い訳にエロスにアートのオブラートをかぶせているだけでは・・・ 或る高名な画家がうそぶいていた。“俺はまず、モデルと一緒に邪念を取り払ってから制作にかかる”と。 そもそもアーティスト全てが女性だったら、これほど女体ヌードにこだわっていただろうか? なぜ恥毛はあるときまで御法度だったのか? ジョージア・オキーフを持ち出すまでもなく、最近では性器もアートの対象になるようだが。 ならば性行為は? それはポルノですよ、と言われるかもしれない。でもアングルだって人間生産の営みを作品にしている・・・ など等、僕の妄想は果てしなく続く。
by n_shioya
| 2015-01-24 20:58
| 美について
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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