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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
昭和一桁にとって「柳家金語楼」といえば落語の神様であり、代名詞でもあった。その金語楼がおトラさんを演じて喝采を博したのが、昭和30年代。今回、畏友梅沢登美男氏がおトラさんを演じるとあって、明治座に馳せ参じた。 原作は西川辰美で主人公のおトラさんは口は悪いが根は優しい女中さん。そのハチャメチャぶりが笑いの渦を巻き起こす。 “でもね、先生。女中は差別用語として放送禁止用語だと言われたんですよ。お手伝いと言えと。でもねぇ、決して女中は差別ではなかったし、女中さんじゃないと締まりがなくて”と梅沢氏はぼやかれる。 そう、戦前は誰の家にも「女中さん」はいた。白い割烹着を着て家事全てをこなし、親の圧政に苦しむ子供達の慰め役。普通には「姉や」とも呼ばれていた。 そして家族の中心にはちゃぶ台がデンと座っていた。機嫌を損ねるとそのちゃぶ台をひっくり返すのがその家の主人の甲斐性ともされていた。 そこで醸し出されるのが「人情」というものである。 料理研究家の服部先生が「ちゃぶ台文化」を取り戻せ、と叫ばれるときは失われつつあるこの「人情の世界」だと、改めて感じた。
by n_shioya
| 2016-02-17 21:24
| コーヒーブレーク
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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