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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
この数値をよく見て欲しい。 157,114,136。 ある日の僕の最高血圧で、9時1分、9時2分、そして9時3分と同じ条件で続けて計ったものである。 同じ場所で、同じ自動測定器を上腕に巻いて、ジット座ったままで。 其のときの最低血圧は、76,74,74とあまり変化はない。 一体これは何ですかね。 血圧は変動しがちだから、何回か計るようにといわれても、これじゃどうしようもないじゃないですか。 計るたびに徐々に下がるか上がるか、一定方向の変化ならまだわかるが。 しかも最低血圧は一定である。 条件はまったく同じで、間隔は空いてない。 これは某病院の外来に設置されているものを、面白半分に試してみた結果である。 要するに血圧計なんていい加減なものだとしか言いようがない。 専門家の先生、なんと答えられます? 確かに血圧は日内変動や、其の直前の運動とか、精神状態で変わることは知っている。 まあ、僕にいわせれば、検査なんてそんなもんでさ。 あまり数値の虜になって一喜一憂することはない。 あくまで定義の問題で、一つの目安と考え、適度な運動をし、バランスの取れた食事を取って、自分で調子がよければそれでよし。あまり検査値に振り回されないようにと、このあまりにもいい加減な血圧データを前にして、僕は言いたい。 勿論何に限らず正常値の倍以上もあったら話は違いますぞ、念のため。
by n_shioya
| 2016-03-29 21:38
| 医療全般
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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