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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
![]() 最近、超高価な特効薬が日本の医療を破産させるのでは、という議論が巻き起こっている。 その検証は別に考えるとして、今僕が考えているのはあまりにも薬に頼りすぎてるのでは、という疑念である。 勿論薬の効用は医師として重々承知はしているつもりだが、いかに特効があろうと、薬は医療の一つの手段にすぎないと言いたい。 何かあればまず薬と考えるのは、あまりにも短絡的ではなかろうか。 西洋医学は臓器別に細分化を続け、今は分子のレベルにまで達している。その結果一個の人間は単なる「分子の集合体」に堕してしまった。そして分子標的薬まで誕生した。 ではいかにして医療の場で人間を復権させるか? ひょっとしてアーユルベーダ、中国医学などの伝統医学にそのヒントがあるのではなかろうか? そしてひとつの軸として「食生活の見直し」もあるのではなかろうか? 勿論僕は食事で癌が治るなど安易に言っているわけでない。 ただ、「食生活」が癌の制圧ににいささかなりとも有効なら、実はそれ以上に、いやそれ以前にと言うべきか、一個の人間としての患者の「体質改善」に役立っている証しと言うべきではないか。
by n_shioya
| 2016-07-11 23:08
| 医療全般
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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